普通の月給がありがたく感じた瞬間
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの業種が打撃を受け、収入が激減した人が数多くいました。飲食業や観光業、一部の製造業などでは、休業や解雇が相次ぎ、家計のやりくりに苦しんだ家庭も少なくありません。
そんな中で、私は運よくフルタイムの仕事を継続でき、給料も満額で支給されました。普段は「もう少し給料が増えればいいのに」と思うこともありますが、このような有事の際には、安定した給料がどれほどありがたいかを痛感します。
手取り21万円のリアル家計と節約術
私の家族構成と月収は以下の通りです:
- 妻と子ども2人(高校生1人、中学生1人)の4人家族
- 手取り月収:215,349円
一見すると、平均よりやや少ない手取りですが、この中でやりくりをしながら、投資も行っています。
毎月の支出内訳
- 家賃:100,000円(賃貸)
- 食費:30,000円
- 光熱費:20,000円
- 通信費:15,000円(スマホ2台+ネット)
- 医療費:10,000円
- その他(教育費・交際費など):15,000円
- 定期預金:10,000円
- iDeCo:12,000円
合計:約212,000円
多少の前後はあるものの、節約を心がければ収入内で収まる生活は可能です。
節約×先取り貯金×少額投資の戦略
先取り貯金と資産形成の基本方針
収入が多くないからこそ「先取り貯金」を大切にしています。給料が入ったらまず、定期預金とiDeCoを自動的に引き落とし。それ以外の生活費は、その中で収めるように工夫しています。
臨時収入は100%投資へ
ボーナスや配当金などの臨時収入が入ったときは、生活費に回さず投資に充てています。
コツコツと株式を購入し、長期保有と配当再投資を繰り返していくうちに、金融資産が確実に積み上がっていきました。
平均以下の収入でも資産形成はできる
30代半ばで貯金ゼロだった私ですが、12年ほどで世帯平均以上の金融資産を築くことができました。
決して高収入ではありません。それでも地味な節約と投資を繰り返すことで、堅実な資産形成が可能だったのです。
高収入でも貯金ができない人は多い
収入が増えても生活水準を上げてしまえば貯蓄はできません。高級車、ブランド品、外食の頻度が増えるなど、見栄を張るライフスタイルにはお金がいくらあっても足りません。
見栄を張らず、自分の身の丈にあった生活が鍵
「収入が多い=貯金ができる」ではありません。大切なのは“お金の使い方”。生活のコストを最小限に抑え、余剰分を未来のために回す。これが真の資産形成の基本です。
投資の基本は長期・分散・再投資
貯金だけでは資産は増えない
毎月の余剰を貯金だけに回しても、金利が低い現代では資産形成には限界があります。そのため、投資の力を活用することが不可欠です。
株式投資の果実=リスクプレミアム
投資にリスクはありますが、インデックスファンドなどの堅実な商品を選び、長期的な視点で運用すれば、市場の成長という果実を享受できます。
リスクはある、でも恐れすぎなくていい
実際に私も原油先物に手を出し失敗した経験があります。
失敗を経験しても、投資方針を見直し、リスクの少ない運用方法に移行することで、資産は再び積み上がりました。
まとめ:地味な家計管理×投資こそが最強の戦略
- 安定した給料があるだけで感謝すべき時代。
- 手取り21万円でも工夫次第で家計は回る。
- 節約+先取り貯金+投資の組み合わせが資産形成の鍵。
- 高収入でなくても資産は築ける。
- 投資は怖がらず、少額から始めて市場の果実を得る。
- 老後の備えにはiDeCoや新NISAなどの活用が不可欠。
資産形成は一朝一夕には成し得ません。しかし、地道に、そして確実に進めていくことで、将来の安心につながります。
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