損切り出来ないと損失は拡大する。
以前に原油先物投資をして大きな損失を出したと記事に書きました。本来であればそこで損切りをしていれば、損失も限定的だったのですが反発を期待して保持し続けてしまいました。
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買値の半分まで下落
ついに買値の半値まで行ってしまいました。以前記事にしたのですが、先物投資はやらない方が賢明なのです。その時に反省してすぐに損切りをしていれば58,520円のマイナスで済んだのです。
しかし、ここで損切りをして反発したら損をしてしまうと思いホールドしてしまいました。そうしたら、皆様もご存知の通りさらに下げ続けたのです。
損失額は104,720円のマイナス
銘柄と購入数と単価は、
・WTI原油ETF(1671)
・220株
・購入単価が951円
です。
現在の価格が475円まで下がっているので、104,720円のマイナスです。前回の58,520円のマイナスから、さらに46,200円のマイナスへと損失を膨らましてしまいました。
買値から考えると50%以上の含み損を出していることになります。楽天証券で取り引きをしているのですが、原油先物に対して重要なお知らせまできてたのですが無視してました。
証券会社も注意喚起していたのですね。
今後の原油先物はどうなるのか
今からでも損切りをする方が賢明だと思います。しかし、私は持ち続けるつもりです。さすがにこれ以上に下げることはないと思います。
すでに原油はマイナス価格まで進んでおり異常な事態です。ただ、長期的に考えてこの価格は異常です。価格に歪が出ていると考えて間違いないです。
市場が回復するすれば原油価格は自然ともとの水準まで戻して行くはずです。今は、世界中で新型コロナウイルスの感染が広がり人やモノの移動が制限されています。
それにより原油需要の急激な落ち込みと共に、3月上旬にサウジアラビアとロシアの減産協議の決裂が重なり原油価格の下落が止まらなくなったに過ぎません。
アメリカのシェールガス関連企業の倒産が増える
しかし、これではアメリカの石油産業が壊滅的な被害を受けます。アメリカは採掘コストの高いシェールガスの生産なので、このままの価格で行くとシェールガス関連企業はどんどん倒産していきます。
そうするとシェールガスの採掘が行われなくなり再び原油高になっていく可能性が高いのです。そこに行くまでどれくらい時間がかかるか分かりませんが、長期的には原油価格が異常に低いのは明らかです。
買い増しは行わない
ただ、今から買いますかというと買い増しはしません。これ以上のリスクを広げるのは危険です。また、人に勧めることもしません。あまりにもリスクが高いからです。
長期的には原油価格は上げると思いますが、いつになるか分かりません。新型コロナウイルスの終息の目処が立っていないので、1年〜2年は原油価格が低いままになるかも知れません。
人々の経済活動が元に戻るまでは恐らく原油価格は低迷する公算が高いです。しかし、想定より早く終息すれば急反発する可能性があるので、私は保有だけしておくことにしました。
原油先物を買うなら石油関連銘柄の株がいいかも
原油価格の低迷と世界の経済活動が止まっているので石油関連銘柄も大きく値を下げています。もし、原油先物の価格が低いので原油先物に投資を考えているなら石油関連銘柄の企業に投資することも検討してはどうでしょうか。
先物取引は基本的にはゼロサム・ゲームです。何かの生産活動に投資している分けではありません。原油の価格に対して賭けているようなものです。
株式投資はゼロサム・ゲームではない
ただ、石油関連企業の株を買うということは生産活動に投資していることになるので、先物取引のようなゼロサム・ゲームにはなりません。
また、原油価格が上がると恐らく連動して石油関連企業の株も上昇していくはずです。やはり先物取引はリスクが高いので株式関係にシフトするのが安全だと考えます。
しかし、先程記載しましたが、アメリカのシェールガス関連企業はかなりの打撃を受けているはずです。倒産のリスクもあるので慎重に投資することを忘れないで下さい。
ちなみに、今は石油関連に近づかないという判断も賢明な判断だと思います。
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