投資

個人投資家が目指すべき投資家。(2)ロナルド・リード氏

ロナルド・リード氏(1921~2014年)

バーモンド州南西部の町ブラトルボロに暮らし、2014年6月に92才でお亡くなりになりました。 ロナルド・リード氏はバーモント州の町ブラトルボロで生まれ、地元のバーモント高校を卒業し、 その後、第二次世界大戦で軍隊に入隊します。

終戦後はバーモント州で兄とともに自動車修理工として働きますが、修理工場が売却されてしまい転職を余儀なくされます。

その後は百貨店で用務員として働いたのち、ガソリンスタンドの清掃人として働きました。 いわゆるブルーワーカーとして働いてこられました。ですので、収入が決して人より多かったとは思えません。

ですが、お亡くなりになった時の資産が800万ドル(約9億円)になっておりました。 まわりの人たちは彼があまりにも質素に生活をしていたので、そこまでの資産を築いていたことを知らなかったようです。

生活スタイル

彼はかなりの倹約家だったようで駐車場も有料駐車場は使わず、遠くでも無料の駐車場を探して駐車したり、服もボロボロになるまで着続けたようです。また、その風貌はまるでホームレスと変わらなかったようです。

私生活も地味に生活をして、あまりお金も使わなかったようですがウォールストリートジャーナル(投資新聞)だけは熱心に購読されていたと言われています。

投資スタイル

彼の投資スタイルは端的にいって長期投資です。一度、買った株は手放さず配当再投資で資産を増やしました。

彼が投資を始めたのが37歳からなので55年間で800万ドルも築き上げたことになります。 まさに長期の複利効果が大きいのが分かると思います。

また、彼の購入銘柄はいわゆるデフェンシブ株と言われる銘柄で、

ウェルズファーゴ(WFC)

プロクター&ギャンブル(PG)

コルゲート・パルモリーブ(CL)

アメリカン・エクスプレス(AXP)

JMスマッカー(SJM)

ジョンソン&ジョンソン( JNJ)

VF(VFC)

マコーミック(MKC)

レイセオン(RTN)

ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)

などの生活に密着した銘柄を好み保有銘柄数は95銘柄保有しておりました。 分散投資も徹底されており完璧なポートフォリオを築かれていたのだと思います。この才能には驚きです。

支出を減らして投資し複利効果を最大限に発揮すれば庶民でも、ここまでの財を築けるのです。

築き上げた資産の使い道

彼は遺産で、

 ・ブラトルボロ・メモリアル病院に480万ドル(約5億4000万円)

 ・ブルックス図書館に120万ドル(約1億3500万円)

を寄付。残りは子供と友人に分配したようです。 資産の使い方も素晴らしく、本当に人格者ですね。

最後に

普通の庶民でも倹約に努め米国株を購入し配当再投資、長期保有で大きな資産を築けることの参考になったのではないでしょうか。まさにアメリカンドリームだと思います。

ただ、個人的にはもう少し自分や家族にお金を使っても良かったのではないでしょうか。こればかりは性格なので仕方ないかと思いますが、お金は使うためにあるのも事実です。

資産を築く才能は長けておりましたが、お金の使い方はあまり上手ではなかったように感じます。ただ、最後に大きな寄付をされて、まわりや社会に貢献されているので良いお金の使い方ですが、自分にも少しのご褒美があっても良かったのではないかなと思います。幸せは本人しかわかりませんが。