投資

株式投資初心者がやってしまいがちなこと。株式投資は長期つみたて投資が大切。

Contents

株式投資を始めるなら早いうちに始めた方が良い。なぜなら、株式投資は生産活動に投資をしているのです。

まだ、株式投資をしたことがないと言う人は、なるべく早く株式投資をした方が良いです。

株式投資というのは生産活動に投資をして、生産活動から発生する果実を得る行為です。なので、ギャンブルと違い理論的にはプラスのリターンが発生します。

株式投資は長期投資が基本

また、株式投資は長期投資をした方がいいのです。なぜなら、先程も書いたように生産活動に投資をするわけですから、投資したお金は経営者が利益を得るために生産活動として使います。

生産活動から利益を得るには時間がかかるのです。そんなにすぐに利益を得ることは出来ません。これは仕事をしていたら分かると思います。基本的には株式投資も同じなのです。

なので、早めに投資を始めて、長期保有した方が有利なのです。長期保有をして配当再投資を実施すれば、複利の効果もあり資産形成は後半になってから格段に早くなっていきます。

[blogcard url=”https://4450-taku.com/investment/misunderstanding”]

株式投資初心者が間違いやすいポイントのご紹介

ただ、株式投資を始めるにあたって、投資初心者がやってしまいがちな間違いがあります。なので、今回は投資初心者が間違いやすいポイントについて記載させていただきます。

下記に気をつけて投資をすれば、大きな失敗をしなくてすむと思いますので参考にしてみて下さい。

①一つの銘柄に集中投資をする

②株主優待目当てで購入する

③信用取引を始める

④株価を毎日気にする

⑤チャートを見て判断する

⑥お得な情報が世の中にあると思っている

一つの銘柄に集中投資をする

始めのうちは投資資金が少ないこともあり、一つの銘柄に集中投資してしまいがちです。しかし、投資の基本は分散投資です。

投資の格言で、

 卵は一つのかごに盛るな

というのがあります。

これはそのままで、卵を一つのかごに盛っていたら落とした時に全部割れてしまいます。しかし、複数のかごに盛っていたら一つを落としても別の卵は助かります。

投資も同じように一つの銘柄に集中投資すると、その会社が倒産したり業績が悪化すると投資していた株の価値が紙切れになったり大幅に下落してしまいます。

この会社は大丈夫というのは決してありません。倒産まではしなくても不祥事や何かのきっかけで大きく株価が下落することは十分にあり得ます。

資金が少なければインデックスファンドなどの投資信託に投資して、分散効果を享受するのが一番いいです。

しかし、個別株で投資したいという人は少なくとも10銘柄ぐらいに分散させて下さい。また、業種も分散させることが大切です。

ちなみに、集中投資でいうと、自分の勤めている会社の株を買うのも一つの集中投資になります。

仮に自分の勤めている会社が倒産した場合には自分の資産と仕事を両方失うことになるのです。

業績が悪化した時もそうです。ボーナスや給料に影響して自分の資産にも影響が及びます。なので、自分の勤めている会社の株を買うなら、会社がやっている持株会などの補助を利用しながら購入して、適時売却していくのが一番いいです。

株主優待目当てで購入する

個人投資家に人気なのが株主優待です。株主優待は本来、株主平等の原則に反する制度だと思いますが制度としてあるので上手く利用することは止めません。

しかし、株主優待目的で株式投資をするのは賢明とは言えません。株式投資の本来の目的は果実を享受することです。なので、必ず会社の業績や業種、財務状況などはしっかり確認することは大切です。

株主優待目的で購入をして、大きな損失を受けたら意味がありません。本当に投資するだけの価値がある企業なのかを見極めてから投資して下さい。

信用取引を始める

信用取引というのは簡単にいうと自分の手持ち資金以上に投資が出来る取引です。手持ち資金にレバレッジをかけて取引が出来るのです。簡単に言えば借金です。

投資を始めると分かりますが、そんなに簡単に利益など上がりません。仮に利回り3%の株式に100万円投資しても、1年後には3万円しか利益を得ることが出来ません。

投資雑誌やメディアなどでは、数年で1億円達成した投資家などが取り上げられたりしています。

しかし、自分も、と思って投資を始めると現実が分かります。そんな簡単に短期間で利益など上げれません。

短期間で1億円の資産を築ける人など、ほんの一握りの天才です。凡人は市場に逆らわずコツコツと地道に配当再投資を繰り返して長期保有するのが賢明なのです。

しかし、人はなかなかこれが出来ません。なので、短期間で大きな利益を上げたくなり信用取引などを始めたりします。信用取引というのはかなりリスクの高い取引です。

株価が暴落した場合、追証といって自分の資産以上の損失を被る危険があります。そうすると、この借金を返さないと行けなくなります。なので、投資初心者の場合は信用取引に手を出さない方が賢明なのです。(初心者でなくてもやらない方がいいですが)

[blogcard url=”https://4450-taku.com/investment/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%a7%e9%95%b7%e6%9c%9f%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%b3%e3%83%89%e3%81%ae%e5%b9%b3%e5%9d%87%e4%bf%9d%e6%9c%89%e5%b9%b4%e6%95%b0%e3%81%af%e7%b4%843-5%e5%b9%b4″]

株価を毎日気にする

投資初心者の場合、購入した株価が気になり毎日のように株価をチャックしたりします。これは基本的に時間の無駄です。

何度も書きましたが株式投資は生産活動に投資しているのです。なので、短期的な株の上がり下がりに一喜一憂しても仕方がありません。

株価を気にするよりも自分の本業をしっかりと行うことの方が、よっぽど生産性が高く、自分に利益をもたらします。投資に対して過度に期待しない方がいいのです。

チャートを見て判断する

チャート分析と言った本があったり、解説などをしている人たちがいます。また、それを信じてチャート分析を必死で実践している人もいます。

理論的に言って過去の株価の値動きと将来の株価の値動きはまったく関係ありません。

しかし、チャート分析というのは根強い人気があります。200日移動平均線やらダブルショルダーなど、もっともらしいネーミングがついて将来の株価を予測します。

はっきり言って意味がないです。

このようなチャート分析をするくらいなら企業業績を分析したり、財務諸表などをしっかりと読み解く能力を磨いたほうが有益です。

チャート分析は運動をせずに簡単に痩せれるダイエット方法に飛びつくようなものです。努力をしたくない人が簡単な方法で儲けることを模索しているに過ぎません。

企業分析の方が頭を使い大変な作業なのですが、会社の状態が把握できるのでよっぽど有益です。

お得な情報が世の中にあると思っている

人の知らない情報を先に知って株式投資をすればインサイダー取り引きになります。

また、プロのファンドマネージャーは人の知らない情報を知っているので、利益を上げれると真剣に思っている人がいます。

しかし、市場は公正な取り引きを前提で取り引きが行われています。なので、プロも基本的には公開情報で勝負しているのです。

確かに内部情報を知って取り引きを行っている人が、まったくいないとは言い切れません。ただ、そのような情報が自分のとこには来ないと思っておいた方がいいです。

仮にそのような情報が手に入り取り引きを行ったらインサイダー取り引きになります。

そのようなリスクを犯してまで利益を上げるのは危険です。費用対効果として合わないと思っておいたほうがいいです。

なので、個人投資家は公開情報を元に判断するのが賢明なのです。

しかし、投資の初心者の人は有益な情報を持っている人がいると思い、情報商材などを購入したりする人がいます。こんな無駄遣はしてはいけません。

もし、仮に有益な情報があったとしても、人は有益な情報を人に売るようなことはしません。なぜなら、その情報を使って自分が儲ければいいだけの話なのですから。

なのにそれを人に売るというのは売るだけの価値しかない情報なのです。なので、情報商材に手を出すのは止めておいた方がいいです。

儲け話のような情報商材を購入するくらいなら、自分の知識や見識を高める本や有益な情報を発信している人のメルマガなどを購入して自己投資した方が賢明です。

最後に

長くなりましたが、投資界の常識となっていますが、

・アクティブファンドの投資成績はインデックスファンドに負ける

というのが通例になっています。

率直に言うとプロの投資家でも市場平均に勝てないのです。これだけでもプロが人より有益な情報を持っていないと言えます。

株式投資で市場平均に勝つことは難しいことなのです。なので、これから株式投資を始める人は投資に変な期待をしないで、自己投資することの方が重要だと思っておいて下さい。

投資は長期にわたって配当再投資を繰り返して資産形成していくものなのです。つまらない方法ですが、それが一番最善なのです。投資はギャンブルではありません。

 

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へにほんブログ村に参加してます。クリックして頂くと有り難いです。