お金

老後の安心は今の行動から──50代サラリーマンが考えるお金と選択肢の話

老後のために資産を増やすシンプルな理由

多くの人が「できるだけ貯金を増やしたい」と考えていると思います。私もその一人です。私は、少しでも資産を増やして、将来の安心につなげたいと考えています。

人それぞれ、貯蓄や資産形成の目的は違うでしょう。住宅購入や教育資金、旅行や趣味のためという人もいるかもしれません。私の場合、その目的はとてもシンプルで、「老後資金を少しでも多く確保しておきたい」という一点にあります。

理想を言えば、セミリタイアのような働き方ができれば最高です。しかし、現実的には、私のようなごく普通のサラリーマンがセミリタイアを実現するのは簡単ではありません。だからこそ、定年退職を迎えるまでに、ある程度安心できる資産を築いておく必要があると感じているのです。

お金があれば「選べる」人生になる

お金の存在は、人生のあらゆる場面に影響を与えます。特に、仕事との関係は切っても切れません。

好きなことを仕事にできた人にとっては、もしかすると多くの貯金や資産は必要ないのかもしれません。収入が多くなくても、やりがいのある仕事を続けられることは幸せなことです。もしその仕事に定年がなければ、健康に気をつけながら、生涯続けるという選択もできるでしょう。

しかし、私のように、仕事自体は嫌いではないものの、日々の通勤や理不尽な人間関係に疲れている人間にとって、それを「一生続ける」と考えるのは、なかなかしんどい話です。若い頃は乗り越えられていたことでも、年齢とともに心身ともに負担は大きくなってきます。

「やらなければならない仕事」と、「やってもいい仕事」では、天と地ほどの差があります。経済的に自由であれば、たとえ定年後に働くとしても、それは“選んだ仕事”であり、嫌なら断るという選択肢が残されます。

この「選べるかどうか」という点が、私が資産形成を重視している大きな理由です。

時間の価値が高まるからこそ、経済的な備えを

人の時間は有限です。若いときは無限に感じられた時間も、年齢を重ねるにつれて「残り時間」が意識されるようになります。そして、体力や気力が衰えるにつれ、できることも限られてきます。

若い頃には平気で毎日残業していたような生活も、今では難しくなりました。さらに10年、20年経てば、もっとできなくなるでしょう。そのときに、お金があれば「無理に働かなくてもいい」という選択肢が手に入ります。

現役時代にしっかりと資産を形成しておけば、老後に「仕事を続けるかどうか」を自分で決められるのです。つまり、お金は「人生の主導権」を握る手段だと私は考えています。

買い物に行っても、食事に行っても、金額とのにらめっこではなく、「本当に欲しいもの」「本当にしたいこと」が選べる──。そんな生活ができるかどうかは、結局のところ、お金に左右されるのです。

人生において重要な「選択」は、すべてお金と密接に関係しているのではないでしょうか。

まとめ:お金は「自由を選べる力」になる

「お金がすべてじゃない」という言葉をよく聞きます。私もそれには同意します。お金で買えないもの、たとえば健康、人とのつながり、思い出などの価値は計り知れません。

しかし、そのような大切な時間や関係性を、より充実した形で手に入れるためには、お金があるほうが有利なのも事実です。

お金は人生のすべてではないけれど、「よりよい人生の選択肢を増やしてくれる道具」です。だから私は、老後に備えて、今できることを地道に積み重ね、資産形成を続けています。

自分の「やりたいこと」を選べる人生。そのための準備として、これからも投資や節約、働き方を見直していくつもりです。

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