野村総合研究所が定義しているアッパーマス層に到達した心境について。
アッパーマス層とは、野村総合研究所が日本の家計を純金融資産保有額に基づいて分類した階層の一つです。
具体的には純資産3,000万円から5,000万円に属する人たちのことを言います。純資産なので住宅ローンなどの借金は相殺されます。
また、純資産というのは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険などが入ります。
私は2月の総資産額の計算の時にようやく、このアッパーマス層に到達することが出来ました。
アッパーマス層に到達して感じたこと
アッパーマス層に到達しても普段の節約マインドや生活は何も変わりません。
ただ、次の準富裕層である5,000万円以上のステータスに向かうにあたって、資産に対する感じ方が変わった部分がありますので、体験談として記載いたします。
アッパーマス層に到達して資産に対する考え方が変わった部分は、
・入金のインパクトがなくなる
・1日の変動金額が大きくなる
・暴落を想定した時の金額が大きすぎる
・死亡保険が不要になった
ことを実感するようになりました。
アッパーマス層に到達することによる変化。
アッパーマス層と言ってもお金持ちではないので、何か優雅な生活に変わる分けではありません。
ただ、私のような底辺サラリーマンからしたら、それなりに大きな金額となります。
なので、アッパーマス層を目指してきた時と、これから準富裕層を目指している心境の変化について個別に記載します。
入金のインパクトがなくなる
まずは入金のインパクトがなくなりました。がんばって、月に10万円入金出来たとしても総資産に占める割合は1%も増えません。
日々の価格変動に飲み込まれてしまう金額です。毎月の積立NISAも購入されているのか確認しないと分からない状況になっています。
今までは、購入額分だけ増えている実感を得れてましたが、それがなくなってしまった感じです。
しかし、積み立てはコンスタントに続けないと、次の準富裕層への到達が遠くなってしまいます。
なので、実感がなくても積み立ては継続する方向です。
1日の変動金額が大きくなる
エリートサラリーマンや富裕層の人だと分からないかも知れませんが、1日の株価変動で1か月の給料以上の価格が変動します。
例えば1%の価格変動で30万円以上の資産額が増えたり減ったりするのです。
しかも、それが頻繁に起こるようになります。
正直、日々の株価で一喜一憂するのは馬鹿げいると頭では分かっていますが、気にしないでいるのは、なかなか難しいです。
これに慣れるのはしばらく時間がかかると思います。
暴落を想定した時の金額が大きすぎる
私は毎年、年間30%の下落が来ても耐えることを想定しています。
例えば100万円を投資していたら30万円の下落や損をしても諦めるつもりでいます。これは、私のリスク管理の一環です。
ただ、金額が大きくなるとインパクトも大きくなります。例えば、3,000万円だと900万円の損失を覚悟しないといけなくなります。
アッパーマス層からの転落どころか、再び返り咲くのに時間がかかる金額です。
リスクの縮小を考えたくなる金額です。
このような心境になることが自分の投資法を貫けなくさせる理由だと実感しました。
死亡保険が不要になった
一番、大きいのは死亡保険は不要になったという心境です。もともと生命保険には懐疑的です。また、一定程度、資産があるなら死亡保険は不要との考えを持っています。
なので、生命保険は加入しないという姿勢を貫いてきましたが、これで本当に不要になったと確信しています。
会社で死亡保障、500万円の保険には入っていますがそれだけです。
今後、生命保険の検討は一切しないと思います。
最後に
アッパーマス層に到達した心境を記載させて頂きました。底辺サラリーマンにとっては大きな金額です。
なので、日々の資産変動には敏感になってしまいます。しかし、安心感を持てる金額でもあります。
約13年ほどかけてアッパーマス層に到達しました。次の準富裕層にはもう少し早く達成したいと考えています。
なので、今後も長期分散と配当再投資を繰り返していく予定です。できれば、3年以内に達成したいと考えています。
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