節約

持家派と賃貸派どっちが得か。よく言われるテーマについての考え。

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日本の住宅事情。

今、私は賃貸に住んでいます。通勤時間は結構かかるので都市部からも結構離れています。

しかし、日本のサラリーマンはすごいもので、私より遠くから都内に通勤している人も多くいます。

日本の住宅事情は厳しくて普通のサラリーマンが都内23区内に住むのはなかなか大変です。

都内の家賃を払えるぐらい稼げるサラリーマンはエリートサラリーマンぐらいか会社経営、自営業者などの富裕層ぐらいでしょう。私のような底辺サラリーマンには難しいです。

持ち家比率の低下。

よく賃貸が得か持ち家が得かの論争は永遠のテーマと言われます。

実際は得も損もない

この論争、実はナンセンスです。結局、自分が得と思った方を決断するだけなのです。ですので、どちらも得でも損でもないのです。

ただ、経済的にいったら現状は賃貸の方が得かと思います。

あくまでも現状の状況からしたらの話です。また、個人の事情も人それぞれ違うので一概には言えません。

高齢者ほど、持ち家比率が高い

今の日本の持ち家比率は年々下がっています。待ち家比率の高いのは60代以上で80%以上が持ち家だそうです。それが年齢が若くなるにつれて持家比率が下がっています。

若者の所得が上がっていないなどの事情もあるかと思いますが、所有意識は昔より下がっているように思います。

賃貸がお得な理由。

経済的に考えたら賃貸が得だと考える理由としては、

 ・人口減少で空き家が増える(不動産価格が低下していく)

 ・固定費は少なくした方が良い

 ・家族構成が年齢ごとに変化する

などが言えます。

人口減少は不動産価格が下がると考えるのが合理的

今後、日本の人口は年々下がっていくのは事実ですので、大量の移民を受け入れることがない限り不動産価格はが下がると考えるのが自然です。

なので、今から資産価値が低下しない不動産を購入するのは、なかなか難しいです。

確かに人口が減少しても都市部の利便性の高い物件は、それなりの価値を維持すると思います。

人口が減少すると、どんどんとスモールシティー構想が広がると思うので、逆に都市部の不動産価値は上がる可能性もあります。

しかし、そのような物件はすでに高値で取引されてますし、不動産の専門家でない一般の人が、資産価値の低下しない物件を見つけるのは至難の業です。

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不動産所有は固定費です。

また、私は常々、節約するには固定費を少なくした方が良いと言っております。家を購入すると毎月の支出が固定費となります。

しかし、家賃は変動費です。生活や収入の変化に対して見直しが出来ます。なので、なるべく固定費を持つのは慎重に検討した方がいいです。

そして、家族構成も年齢と共に変化します。子供が居るときは3LDKぐらいの部屋が理想的かと思います。しかし、子供が独立して家を離れると夫婦2人になります。

その際に3LDKだと広すぎます。

広いと優雅かもしれませんが、掃除や維持管理を考えたら余分なスペースを持つことの負担はよく考えるた方がいいです。なので、賃貸の方が圧倒的に得だと思っています。

老人になると賃貸が借りれなくなる?

持ち家派の中には、老人になった時に賃貸で家を貸してくれなくなると危惧される方もおられます。

高齢化社会では高齢者ビジネスが始まる

しかし、私はそれほど心配しておりません。というのは人口減少で空き家率が上がれば需要と供給のバランスを考えると借り手が有利になります。

高齢化社会で老人に家を貸さなかったら不動産賃貸業としては経営が、かなり厳しくなります。

賃貸業も変わってきている

確か、私が社会に出た20年以上前は賃貸を借りるのに保証人が必須でした。しかも、連帯保証人です。保証人をたてなくてよい物件など皆無でした。

昔は大家と店子の関係は本当にいびつでした。大家が部屋を貸してやっている。という意識の人が多かったと思います。

昔の大家は偉そうだったので、昔の人は持ち家を持ちたがったのではないでしょうか。

今は純粋にビジネスとして賃貸業を営む個人オーナーの方も増えました。なので賃貸業もだいぶ意識が変わってきたと感じています。

また、保証人も保障会社などもあり保証人がいない人でもだいぶ借りやすくなりました。

時代と共に需要にあったビジネスは拡大していきます。

なので、将来、老人でも、ある程度、滞納リスクを保障すれば、借りるのに困ることはなくなってくると思います。※あくまでも予想ですが。

持家を買ってもいい場合。

しかし、持ち家が完全にダメかと言えばそうではありません。やはり個人の事情によって変わります。

今は、超低金利ですので、個人が住宅ローンを組むにはチャンスでもあります。また、住宅ローン控除が10年間つかえます。※消費税導入後は13年に変わります。

10年間、1%の控除が受けられるので0.5%でローンが組めたら、毎年0.5%の優遇を受けながら住宅を購入することが出来ます。※これは廃止される方向の検討が入りました。

また、両親などから頭金などの支援が受けられるなら購入した方が得だと思います。

さらに、相場より安くで住宅が買えるチャンスがあるなら購入するべきです。

中古住宅なら検討に値するのでは?

ただ、両親からの援助などのない普通の一般人からしたら賃貸に軍配が上がるかと思います。大きな理由は新築住宅があまりにも高いからです。

日本は新築信仰が高いので新築を購入して登記した瞬間に大きく価値が下がります。

それを考えたら新築で住宅を買うのは経済的な損失が大きいです。購入してすぐに損をする可能性が少ないのは、主に中古住宅になるかと個人的に思います。

なので、中古住宅でよい物件があれば、購入する価値があるのではないでしょうか。

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