投資を始める前に必要な「貯蓄力」
よく「投資は余裕資金で始めましょう」と言われますが、これは間違いなく正しい考え方です。
一定の貯蓄ができていない人が、先に投資を始めるのは非常にリスクが高いです。資金が乏しい状態で投資に手を出すと、「一発逆転」を狙ったギャンブル的な投資に陥る危険があります。
本来、投資は「資産を効率的に増やす」ための手段であり、「資金がないから増やしたい」という動機で始めるべきではありません。
一時的にうまくいくことがあっても、長期的には堅実な姿勢が求められます。まずは、投資に耐えられるだけの「貯蓄力=胆力」を身につけることが重要です。

1,000万円の貯蓄は誰でも目指せる現実的な目標
「1,000万円貯めるなんて無理」と感じる人もいるかもしれません。しかし、これは本気で取り組めば誰にでも手が届く目標です。実際に、私自身も高収入ではありませんが、節約を徹底することで1,000万円の貯蓄を達成できました。
共働き家庭や高収入の方なら、より早く達成することも可能でしょう。一方で、低収入の方にとっては努力が必要になりますが、それでも達成は不可能ではありません。
貯蓄とは「習慣」です。日々の行動を少しずつ変えていくことで、数年後に大きな成果につながります。
具体的な節約習慣の例
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毎日、財布の中身を確認して無駄遣いを見直す
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コンビニ利用を控え、事前にスーパーで買い物を済ませる
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飲み物は水筒や給茶器を活用する
これらの小さな工夫の積み重ねが、将来の大きな資産形成につながります。
投資と貯蓄を並行して進める方法
「1,000万円を貯めるまで投資を我慢するのはつまらない」と感じる方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、「貯蓄と並行して投資を進める」方法です。
具体的な取り組み
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つみたてNISA:33,333円/月
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iDeCo:12,000円/月(人により上限は調整)
合計で45,333円を毎月積立投資に回すことで、資産形成を進めつつ税制優遇も受けられます。
この金額を捻出するのが厳しい方もいるかもしれませんが、「投資をしながら貯める」という考え方ならモチベーションを保ちやすくなります。
また、生活防衛資金として最低でも100万円の現金貯蓄は確保しておきましょう。急な出費や失業に備える安心材料になります。
まとめ:1,000万円を貯められる胆力が、投資を成功に導く
投資に必要なのは、単なる資金ではなく「1,000万円を貯められる胆力・習慣」です。この力がある人は、投資で一時的な含み損が出ても、慌てずに積立を続けられます。
長期投資においては、「相場の浮き沈みに左右されずに続けられる力」が最大の武器になります。
今、貯蓄がない人も焦らず、まずは習慣づくりからスタートしましょう。投資に必要な余裕資金は、日々の小さな努力の積み重ねで必ず手に入ります。
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