投資

投資において現金比率はどれくらいが適正か。リスク管理は人によって違うので注意が必要。

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資産に対しての現金比率が低いです。

資産に対する現金の比率が5%と相当低い状態です。ただ、リスク管理として十分だと考えています。今の保有している現金は¥1,241,547となっており総資産の5%ぐらいとなります。世の中のリスク管理の考え方からしたら相当少ないと思います。投資は余裕資金で行うのが基本です。投資をすすめる本やファイナンシャルプランナーの人の中には具体的に現金比率を30%と言っていたり2年ぐらいの生活資金を保有する方がいいとか言っている人もいます。

リスク管理では分散投資は重要

しかし、私の場合はそれほど必要ないと考えています。その理由は分散投資をしているからなのです。リスク資産に大きなウエイトを持っていられるのは分散投資に大きなウエイトをおいているからなのです。

例えば個別株に投資をすると株価の変動は大きくなります。来年には株価が半減している可能性もあるのです。また、極端な場合には倒産してしまうリスクもあります。これくらいのリスクを取ってしまうと自分の資産の変動が激しくなるので、現金をたくさん保有しておき生活に支障のないようにしておく必要があります。

生活防衛資金をしっかりと確保していないで、暴落を経験すると借金をしなくては行けません。これはかなりのリスクを取った投資と言えます。

個人の属性で投資商品を変更する必要はない

投資においては分散投資と長期保有、そして配当再投資が基本です。これは年齢、性別、職業に関係なく一番効率的な投資方法なのです。誰にとっても一番ベストな方法と言わないですが、かなりベターな投資方法であることに間違いありません。なので投資については金融機関のプロやファイナンシャルプランナーなどのアドバイスなどはいらないのです。逆に邪魔かも知れません。

リスクの取り方を変更するだけで良い

金融のプロや投資の天才でない限り、投資する商品に違いなどないと言えます。しかし、唯一、人によって違いが出てくるのが、このリスクの取り方です。これは人によって違います。リスク資産に大きく投資して良い人と、リスクの少ない資産に投資しておいた方が良い人といます。それはその人の属性や生活、収入形態など、さまざまな生活状況があるのでしっかりと考えないといけないことなのです。

高齢になれば債権投資もリスクの低減になる

投資商品はどは年齢によっても変更する必要がないというのは私の考え方です。しかし、人によっては年齢によって投資商品比率を変更した方が良いと思う人もいます。それは、定年が近づいている人や高齢で年金生活をしている人は将来、稼げる期間が少なかったり、なくなっていたりします。そのような人はリスク資産の比率を少し下げて債権などにも投資をするのも良いと思います。しかし、積極的に市場からリターンを取り続けたかったら、そのまま株式に投資しておく方がいいです。リスクは大きくなりますがリスク管理が出来ていれば、それほど恐れることはありません。

基本的なリスクの考え方は半年程度、生活が出来る手元現金を保有するのがベスト。

私のリスクの基本的な考え方は半年程度、仕事をしなくても生活が出来る程度と考えています。私の場合は20万円/月ほどあれば生活が出来ます。なので、20万円✕6ヶ月=120万円ほどあれば良いという計算になります。しかし、これは生活が出来るという意味で不測の事態は考慮していません。なので、不測の事態があった場合には3ヶ月以内に何とか出来る範囲とも考えています。例えば家族が病気や怪我で入院したり、急に大きなお金が必要になったときには3ヶ月以内で何とが出来る、当面の資金を手元に置くようにしています。一旦手元にある現金で急場をしのいで、株式などの売却により現金が用意出来る期間が十分あるかも考えています。

投資商品は流動性も重要

投資をする上で流動性はとても重要です。不動産投資は株に比べて流動性がありません。資産の多くを不動産で持っている人は手元の現金比率を上げておいた方がいいです。急に現金が必要になってた場合、不動産は売約するには時間がかかります。また、現金に困って売却を急げば足元を見られて値段を下げられる恐れもあります。

サラリーマンが副業を始めるのに不動産業はおすすめできない。不動産投資物件には気をつける必要がある。

相場より低い値段で売却しなくては行けなくなる恐れが出てくるのです。その点、株式投資の場合は流動性が高く常に適正価格で売却できるというメリットがあります。ただ、上場している個別銘柄の株でも取引量が少ない株もあるので注意して下さい。このような株を多量に保有していると売却する時になかなか売却出来ない場合もあります。投資商品の流動性はとても重要なのです。

最後に

以上のように保有資産や生活形態、年齢などによってリスクは自分で判断する必要があります。生活が出来る資金といっても人によって一ヶ月に必要な生活費は違います。

節約した生活はリスク管理の一部

少ない金額で生活出来るようにしておくことはリスク管理としても重要です。なので、節約はとても大切なのことなのです。

また、急な資金が必要になった時に投資資金を売却するのを躊躇してはいけません。含み損を抱えている時には売却するのが嫌な気持ちになります。しかし、現時点の価格がその価格なので、仕方がないと割り切るしかありません。これを売約するのをやめて借金に頼るようなことは賢明な判断と言えないのでご注意下さい。