分散投資と長期保有が投資の王道
投資で大切なのは、「分散投資」と「長期保有」です。これは2025年の今も変わらぬ基本であり、多くの成功者たちが実践してきた王道の投資スタイルです。
分散投資のメリット
分散投資とは、資産を複数の商品や地域に分けて投資することです。一つの資産が下落しても、他の資産がカバーしてくれる可能性があり、リスクを軽減できます。
たとえば、日本株と米国株、債券や不動産投資信託(REIT)など、複数の資産クラスに分けることで、値動きのバランスが取れ、ポートフォリオ全体の安定性が増します。
長期保有で時間を味方に
長期保有は、時間の力を利用して複利効果を最大限に引き出す戦略です。頻繁に売買を繰り返すと、手数料や税金で利益が目減りしますが、長期保有ならその分のコストがかかりません。
また、長期間市場に居続けることで、短期的な値動きに左右されず、株式市場の成長を着実に享受できます。
凡人に最強なのは「地味な投資」
短期売買は天才向き
短期トレードで利益を上げ続けるのは、よほどの知識・経験・才能が必要です。一部の天才的な投資家を除けば、一般人が勝ち続けるのは非常に難しいのが現実です。
一方、インデックス投資のような「地味な投資」は、コツコツと続ければ誰にでも実践可能です。
バフェットも実践する長期・集中型
著名な投資家ウォーレン・バフェット氏も、長期保有を基本とする投資家として知られています。彼は一度買った銘柄を長く持ち続け、企業の成長とともにリターンを得てきました。
ただし、バフェット氏は「超」のつく天才であり、彼のように数銘柄に集中投資をして成功するのは、一般人には再現困難です。だからこそ、私たちは分散+長期保有という堅実な手法が最適です。
忙しい人にはインデックス投資が最適
働きながら投資をする私たちにとって、企業分析やチャートの読み解きに時間を割くのは現実的ではありません。そこでおすすめなのが、S&P500などのインデックスファンドに投資する方法です。
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自分で銘柄選定をしなくてOK
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運用コストが低い
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長期的に安定した成長が期待できる
インデックス投資は「何を買うか」ではなく「継続すること」が成果に直結します。だからこそ、誰でも取り組みやすく、実績も安定しています。
複利の力を知る「72の法則」
72の法則とは?
「複利効果」の偉大さを知るための有名な計算式が「72の法則」です。
72 ÷ 年利 = 資産が2倍になるまでの年数
例えば、年利7.2%で運用すれば:
72 ÷ 7.2 = 10年
→ 資産が約10年で2倍に増える計算です。
昔は普通預金でも年利2%以上ありましたが、現在はインフレと超低金利が重なり、自助努力での資産形成がますます重要になっています。
「115の法則」と借金の落とし穴
115の法則:資産が3倍になるまでの期間
もう一つ知っておきたいのが、「115の法則」。
115 ÷ 年利 = 資産が3倍になるまでの年数
たとえば、年利11.5%の運用であれば:
115 ÷ 11.5 = 約10年
→ 10年で100万円が300万円になる計算です。
もちろん、年利10%以上の運用は簡単ではありませんが、この法則は借金の危険性を理解するためにも役立ちます。
リボ払いは「負の複利」
リボ払いは年率15〜18%の手数料がかかることも多く、「複利でお金が減っていく」仕組みになっています。
仮に年率15%なら:
115 ÷ 15 = 約7.6年
→ 借金が3倍に膨らむ恐ろしい仕組みです。
ちょっとしたポイントや「毎月定額」の安心感に惑わされて、リボ払いを利用するのは絶対に避けましょう。
住宅ローンと金利にも注意を
投資と並行して、住宅ローンの金利上昇にも注意が必要です。
特に変動金利で借りている場合、金利が上昇すると返済額が増加し、家計が苦しくなる可能性があります。変動から固定金利へ切り替えるタイミングを狙うのは難しいため、最初から固定金利を選択する方が安心という考え方もあります。
金利は「資産を増やす力」であると同時に、「家計を圧迫するリスク」も孕んでいるのです。
まとめ|投資は「地味こそ最強」
短期的な成功を狙うよりも、長期・分散・複利の原則に従った投資こそが、最終的に大きな成果をもたらすと私は考えています。
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インデックスファンドでコツコツ積立
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無理な売買は避けて長期保有
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複利の力を最大限活かす
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金利の知識で損をしない
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リボ払いなど「負の複利」からは全力で逃げる
私たち普通の会社員にとって、特別な才能や時間がなくても実践できる「王道の投資法」が、実は一番強いのです。地道に、着実に、資産形成を続けていきましょう。
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