住宅ローン返済と投資、どちらが正解か?
これまで私は「住宅ローンを抱えながら投資をするのは良くない」という立場を取ってきました。
株式投資などのリスク資産には元本割れのリスクがあり、それならば繰り上げ返済をして確実に利息分の利益を得るほうが“リスクゼロ”で合理的だと考えていたからです。
しかし、最近になってその考え方が少し変わってきました。

なぜ考えが変わったのか?
今は歴史的にも低金利の時代です。特に住宅ローン金利は非常に低く、銀行によっては0.3〜0.4%台の金利も見かけます。私自身、ある日イオン銀行の住宅ローン広告を見て「こんなに安く借りられるのか」と衝撃を受けました。
よく考えれば、サラリーマンが数千万円の借入を低金利で行えるのは住宅ローンぐらいしかありません。もしこれを「投資資金」として見なせるなら、非常に有利な資金調達手段になります。
もちろん、不動産投資用のローンは金利が高く、条件も厳しいため、住宅ローンのような好条件では借りられません。だからこそ、住宅ローンを活用することの意味が大きいと感じるようになったのです。

画像:イオン銀行公式ホームページ

頭金を減らして投資に回す選択肢
住宅購入時に多額の頭金を入れるよりも、なるべく少額の頭金にして、手元資金を厚くしておいたほうが良いと考えています。その現金を使って、株式などのリスク資産に投資すれば、住宅ローン金利(例えば年0.4%)を超えるリターンが得られる可能性もあります。
実際、多くのサラリーマンが住宅ローンを抱えながら投資を実践しているでしょう。以前の私はこうした行動を否定していましたが、今はその意見を撤回します。
私はまだ実践には至っていませんが、将来的にはインデックスファンドのブル型商品を活用した長期投資も検討しています。新NISAがスタートし、ブル型商品も対象になれば、本格的に取り組んでみたいと考えています(金融庁は認めない可能性が高いですが…)。

まとめ:住宅ローンを活用するなら「現金の余裕」が前提
住宅ローンを活用して投資する戦略は、有効だと思うようになりました。しかし、これは「無理をせず、ある程度の現金余力があること」が前提です。
住宅ローンの返済だけで精一杯の状態であれば、やはり繰り上げ返済を優先すべきです。逆に、一括返済できるほどの資金を持ちながら、あえて返済を遅らせて投資に回すという戦略は、合理的であるとも言えます。
また、私は基本的には「賃貸派」ですが、これほど低金利で住宅ローンが組めるなら、購入という選択肢も悪くないと最近は感じています。
今後も、自分のライフスタイルや資産状況に応じて、柔軟に判断していきたいと思います。
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