投資において重要なこと
何度か書かせて頂いてますが、投資において重要なのは、
・分散投資と長期保有
です。
投資において分散投資は基本です。分散投資をすることによってリスクを減らすことができます。
投資の才能がある人は集中投資の方がいい
値上がりする株に集中投資した方が大きく儲かるのは事実です。たとえば、20年前にAppleやAmazonの株を集中的に投資して方が分散投資するよりよっぽど儲かります。
しかし、振り返って、あの株を買っておけば良かったと思うのは簡単です。しかし、事前に成長する株を見つけて、その株に集中投資することは凡人には不可能です。
もし、実践するとしてもリスクが大きすぎます。
分散投資の有効性
投資は常にリスクとリターンで考えないといけません。自分がとってるリスクに対して期待リターンが適切かを考えることが重要です。
そのように考えると広く分散投資をすれことで期待利回りに対して大きくリスクを低減することが出来ます。なので、なるべく広く分散投資をすることが大切なのです。
分散投資は先行き不透明な株式投資の中で唯一自発的にリスクを低減できる行為なのです。
長期投資の有効性
次に長期保有です。頻繁に売り買いを繰り返せば税金と手数料分だけ損になります。また、複利の効果も上手く活かすことができません。
アクティブファンドの平均リターンはインデックスファンドに劣っている
投資の世界では常識ですが、
・アクティブファンドの平均成績はインデックスファンドに劣っている
というのが事実なのです。
アクティブファンドが劣っている要因
アクティブファンドがインデックスファンドにパフォーマンス的に劣る主な要因には頻繁な売り買いによる手数料にもあります。
そう考えると頻繁な売り買いが、いかにパフォーマンスに影響があたえるかがおわかりいただけると思います。
あの有名な投資家、ウォーレン・バフェット氏も長期保有を実践して巨万の富を築きました。彼も頻繁な売買により税金と手数料分だけ損をすると言われています。
なので、彼は株を購入する時は長期保有を前提に購入するのです。
複利効果を最大限に利用しないといけない
あのアインシュタインも複利のことを「人類最大の発明」と言われたように複利効果は絶大なのです。
これほど、金融市場が爆発的に発展したのも複利の力は大きいです。なので、個人投資家の人も、この複利の効果を最大限利用しないといけません。
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長期投資の誤解
しかし、長期投資に対して誤解した認識をされている人がおられます。それは長期投資によってリスクが低減すると思われているのです。しかし、これは誤解です。
長期投資でリスクは低減しない
長期投資のメリットは大きいです。しかし、リスクは低減しません。むしろリスクは拡大するのです。
株式などのリスク資産に投資をして長期的に保有するわけですから、リスクが低減するはずがないのです。
なので、長期投資の有効性に対して、リスクが低減すると言われている人がいれば、それは間違いです。
なぜ、長期投資でリスクが拡大するか
なぜ、長期投資でリスクが低減すると誤解してしまうのか。それはリスクに対する期待値が長期になるにつれて拡大するからです。
これも普通に考えたら分かると思います。リスク資産に投資しているので、それにが長期になればリスクが拡大します。しかし、その代わりに期待リターンも拡大するのです。
長期投資は短期投資に比べて有利でも不利でもない
なので長期投資は短期投資に比べて有利でも不利でもないのです。短期投資でダメものは長期投資でもダメです。※何年からが長期で何年までが短期とするか難しいですが。
どちらかと言うと売買コストや複利効果のメリットが大きいです。
最後に
長期投資のメリットは多くの専門家が語られていますが株式投資の歴史はそれほど長くありません。
株式投資の歴史は短い
世界初の株式は1553年に「ロシア会社」によって発行されたと言われてます。しかし、証券取引所は、1817年、ニューヨークに開設されました。たかだか、200年ほど前のことです。
しかも、そこから一般の人々が頻繁に取引が行われるようになり、証券取引所が活気づいたのは、1860年以降と言われています。
その後、何度かの大恐慌やバブルなどを繰り返しているのです。なので、長期投資と言ってもどの期間のデータを持って来て長期投資と言うのかによっても考え方が変わります。
株取引は新しい時代を迎えている
しかも、今はネット取引が中心になってきて一般の人々が手軽に取引出来るようになっています。金融業界にとっても新しい時代として捉えることも可能なのです。
今後、この新しい時代がどのように金融マーケットに影響を与えるのか誰も分かりません。
100年後、長期投資は危険だと主張する専門家が多数になっている可能性もあります。ですので長期投資が得か短期投資の方が得かご自身でご判断する必要があるのです。
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