雑記

投資詐欺に引っかからないために気をつけること。(出資金詐欺を見破るために。)ポンジ・スキームには気を付けた方が良い。

投資詐欺には気をつけておく必要がある。

ポンジ・スキームという投資詐欺の手口があるのでご紹介します。

個人投資家の人たちはいろいろな投資案件に興味があると思います。また、さまざまな人達がいろいろな投資案件に勧誘して来たりするので、中には怪しい投資話しをされた経験がある人もいると思います。

詐欺というのは後から騙されたと気づきますが、騙されているときは本人も信じていることが多いので、なかなか見破ることが難しいです。

知ってる人もいるかと思いますが、投資詐欺の多くはポンジ・スキームという手口が多く使われています。

ポンジ・スキーム(出資金詐欺)

ポンジ・スキームというのは、

投資目的で資金を集め利益を分配すると言いながら、実態は投資せずにさらに出資してきた人の資金で配当に充てる手口

です。日本では出資金詐欺などと言ったりします。

チャールズ・ポンジという人物

このネーミングの由来はチャールズ・ポンジという人から来ています。

1910年代から1920年代にかけてアメリカで活動した投資詐欺師です。

彼は海外で購入する国際返信切手券による切手の交換レートと外貨交換レートの差で利ざやを稼ぐことに着目して、90日間で40%の利回りを約束して出資者をつのり、ニューイングランドを中心に数千人から数百万ドルもの大金を集めました。

しかし、彼は出資されたお金を国際返信切手券を買わないで配当にまわしていたのです。

本当に単純な投資詐欺です。

出資者は実態のないビジネスに資金を出していたことになるのです。これが100年ほど前の話です。

ただ、彼はこれだけの資金を集め大事件になったので、詐欺師として名前を残してしまいました。しかし、実際にはこれより前にも同様な手口はあったと思います。

日本でも投資詐欺は頻繁に発生しています。

日本でもいろいろと、この手の詐欺事件はニュースに出てきます。有名なところでは和牛商法であったりオレンジ共済組合事件などの事件で多くの被害者を出しています。

なので投資詐欺と言うのは、なかなかなくなりません。なので、投資詐欺にだまされないように気をつける必要があるのです。

投資詐欺を事前に見破るのは難しい。

しかし、投資詐欺の実態を把握するのはなかなか難しいです。実際に出資したお金が目的通りに運用されているのかを外から把握しにくいからです。

しかも、期日になったらしっかりと配当が支払われたら信用してしまいます。まさか、自分が出したお金が、そのまま配当に当てられているとは思わないからです。

人間は欲深い生き物

そして、人間は欲があります。

なので、実際に配当が支払われたら、最初は少し疑心暗鬼の投資だったとしても信用してしまいます。また、さらに追加出資したくなるものです。

これをやってしまうと被害を拡大するのです。

最初の出資者になってヤメていれば儲かる

このような詐欺でも最初の頃に出資をして配当を受け取った後、払い戻しを申請すれば払い戻しをしてくれたりします。

なので、最初の頃に出資した人は得する人もいます。

だが、多くの人は配当を受け取ったら追加出資してしまうようです。人間の欲は、甘くみてはいけません。

投資詐欺に引っかからないために。

では、どうすれば投資詐欺に引っかからないように出来るのでしょうか。なかなか難しいですが投資詐欺に多いのが、

・高配当(5%以上の配当利回りは一旦、疑うべき)

・確実に儲かる(やらないと損とがいい出したら怪しい)

・政治家や有名人の名前を出してくる

・まだ、公になっていない情報とか言ってくる

上記のような勧誘を行ってきたら、まずは怪しいと思った方がいいです。

毅然と断ることも重要

また、投資勧誘パンフレットは、やたらと立派に作られていたりします。

そして、実際は言葉巧みによってきて、しつこく勧誘して来るのです。

なので、根負けする場合もあったりするようなので、毅然とした態度で断るのも重要です。

儲け話を持って来てくれることはない。

まず、普通に考えて儲かる話を相手から持ちかけて来ることはありえません。

もし、本当に儲かるのなら勧誘行為などをしなくても、多くの人が出資します。

自分のところに儲け話を持ってくることはない。と常識的に考えることが出来れば被害を未然に防ぐことができます。

必ず自分で調べて見る

また、投資案件の内容がよく分からなければ、必ずネットなどで調べて見ることも重要です。

ネットに情報が出ていなければ、それはそれで怪しいですし、すでに怪しいと世間が思っていたら誰かが発信してくれています。

仮にそれが怪しくなく本当に素晴らしい投資案件だったら、恐らく大手の銀行なりファンドが出資している可能性が高いです。

その辺もしっかりと確認しておいたほうがいいです。

大手が出資していても安心できない

ただ、大手が出資しているからと言って安心してはいけません。

マドフ元ナスダック会長による巨額詐欺事件というのがあります。

これはマドフ自身が運営する投資会社を通じた、ねずみ講詐欺を行った事件で、被害総額は500億ドル以上と言われています。

そして、この詐欺事件に日本の企業である野村ホールディングスも被害にあっています。また、アメリカの著名なヘッジファンドも投資しており被害を受けています。

なので、大手が出資しているからと言って、安心することは出来ないです。

そして、何より大手と言えども投資詐欺に引っかかってしまうということを理解しておいて下さい。

最後に

投資詐欺は誰でも引っかかってしまう可能性があるものです。

自分は騙されないと思っていたら騙されます。どちらかと言うと騙されるかも知れないと思って警戒するほうが丁度いいです。

よく投資詐欺などで騙された人を欲深いからなどと、バカにする人がいますが、人間は誰しも欲深いものです。なかなか聖人君主はいません。

なので自分自身の欲深さを認識して気をつけておくことが大切です。

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