雑記

イオン株主総会でのイオンラウンジ混雑緩和要望の質疑について。株主優待制度について思う問題点。

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流通大手イオンが2019年5月29日に株主総会を開催。

2019年5月29日には、流通大手のイオンが、株主総会を開催いたしました。イオンは個人株主が多く参加者は2,000人近くなります。

私もイオンの株主ではありますが、株主総会には参加しませんでした。

イオン株個人株主に人気

イオンの株を買ったのはだいぶ昔で、当時は株式投資の初心者でもあり個別株を購入してました。なので、身近にある株を買おうと思ったことがきっかけです。

そこから売らずにずっと保持しています。もともと、イオンが近くにあったのとイオンクレジットカードを利用していたので身近に感じていたのを覚えています。

それから、イオン株も値が上がりましたし、何より個人株主が多くなりました。最近の株主優待ブームもあるのでしょうが、イオン株は個人株主に人気の株と言えます。

イオン株の株主優待の確定日は2月末です。イオン株主優待を利用して節約しましょう。株主優待を利用して節約を行うのは賢明な方法です。 株主優待制度は株主平等の原則に反するので制度としては反対しています。しかし、現状は優...

イオンは少数株主でもラウンジが利用できる。

イオンの株主優待は100株買うだけでオーナーズカードが年2回発行されます。そして、買い物額から保有株数に応じて数%キャッシュバックがあります。また、店舗に併設してあるラウンジを利用することも可能になります。

このラウンジを利用するには、

(1)イオンカードで年間100万円以上の買い物をした人に発行される「イオンゴールドカード」の保有者

(2)イオンカードを系列店舗で年間40万円以上利用した人に発行される「イオンラウンジ会員証」の保有者

(3)イオンの株主に発行される「イオンオーナーズカード」カード保有者。

で1枚のカードで最大4席まで利用できます。

利用した感想

このラウンジには私も一度だけ行きました。ラウンジと言ってもほんの休憩所と言ったところでしょうか。

特に特質するところもなく空港のラウンジとは大きく違います。イオンの自社ブランドのトップバリュのジュースとお菓子が少し出るぐらいです。

だいぶ前に入ってから、それ以来入ってないので、今はどうか分かりませんが報道内容からは当時とそれほど変わってないように思います。

イオンラウンジに30分以上も並ぶことがあることに驚き。

今回の株主総会ではこのラウンジが話題になったようです。

このラウンジは株主も利用できるということで、利用者は相当多くいて休日には30分以上の待ち時間が発生する店舗もあるそうです。

株主総会で質問に立った株主が、こうしたラウンジの混雑状況に関して改善策を要望しました。

これに対して岡田社長は「30年間で株主数がとんでもなく増え、たくさんの方に利用していただいています。本年中に、株主のためのものか、お得意様のためのものか、どちらかにせざるをえない」と言われたようです。

航空会社のラウンジは株主も入れない

まず、驚きなのがあのラウンジに30分以上も並ぶことです。

トップバリュのジュースとお菓子をそこまでして食べたいのかと思います。また、休憩するのに並んだら余計に疲れるのではと考えてしまいます。

航空会社のラウンジは株主といえど入ることはできません。ラウンジはお客様のためにあるものです。

私はもともと株主優待には反対です。優待を出すくらいなら、単純に配当として分配すればいいだけです。株主もサービスを受ける目的で株主になっているわけではないはずなのです。

ラウンジなどは単純に顧客サービスに使えば良いだけの話です。

株主優待という不平等な制度。株主優待制度について考えてみました。株主優待の問題点について思うこと。 私が米国株の方が良いと思い始めた理由の一つが株主優待です。アメリカ株には株主優待などという制度はあ...

経営者も株主を大切にすべき

また、経営者の方も「株主のためのものか、お得意様のためのものか」と言っている時点でどうかしてます。

まったく何の戦略もなく思いつきで株主優待を考えたのでしょう。

株主優待制度はそもそも問題だらけ。なくした方がいい。

そもそも、100株程度(今だと20万弱)の株主にラウンジを解放したら何の価値もありません。ことばは悪いですがお菓子に群がる人が集まるだけです。

イオンの株主優待は個人株主を集めたいと思っているだけの施策にしか見えません。こんなバカげた制度は早くなくなることを願います。

個人株主には優待が魅力

ただ、株主優待は個人株主は人気が高く、株式雑誌やネット証券会社のホームページには毎回、今月の優待特集を載せるぐらいです。

株主優待につられて株主になるのはいかにも金融リテラシーの低さを物語っています。

株主優待制度は不平等な制度

株主優待目的で株を購入するのはやめた方がいいです。優待が人気の株は過剰なまでに優待を出していたりします。なので、少し改悪すれば一気に株価が下がったりします。

もともと優待が魅力の株は正確な株価も判断しづらいです。権利確定日を境に株価の値段が上がったり下がったりするのも異常です。

また、何よりも投資信託で株を購入している人は何の恩恵もありません。優待をファンドが現金化してさらに積み立てているようですが、手続きの無駄です。

株主優待は少数株主に有利

多くの株主優待は上限があります。3,000株以上保有の人はクオカード3,000円とか。これは、6,000株持とうが3,000円分のクオカードなのです。6,000円のクオカードにはなりません。

逆に言えば少数株主有利な制度です。本来であれば株主平等の原則なので少数株主でも大株主でも1株当たりの価値は同じであるべきです。

投資はどのような人にも平等に価値を示すことに意味があります。人種、年齢、学歴など関係なく資本のかたちで平等にリターンを受けることが出来ることに価値があるのです。

この、株主優待は日本独特の制度らしいです。

私は、この日本の経営者の株主軽視から、日本株から米国株にシフトしていっていると言っても過言ではありません。

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