雑記

資本主義経済は信用で成り立っている。借金は踏み倒すより返した方が圧倒的に得する。

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債権者は立場が弱く、債務者の方が圧倒的に有利。

闇金ウシジマくんやミナミの帝王など借金取りが主人公の漫画や映画などを見たことがあると思います。

そこに登場する借金取りはイカツク、取り立てのためなら手段を選ばない無慈悲な役柄として登場します。

なので、多くの人は借金取りイコール怖い人、見たいなイメージがあると思います。

しかし、実際はあのようなことを実社会でやると違法行為です。今の取り立て屋はなかなか厳しい制約のもと取り立てを行なっているのです。

違法な取り立て

具体的に違法となる例は、

•午後9時~午前8時間の取り立てや催促

•正当な理由もなしに自宅以外の場所(勤め先など)への取り立て

•家族や親族を含め、債務者以外の人間に返済の要求

•債務者のプライベートに関する内容を第3者に口外すること

•他の金融機関からの借り入れを返済資金に充てさせる行為

•弁護士から内容通知を受け取ったのに関わらず、債務者へ返済の要求をすること

•退去の意思表示をしているのに関わらず、退去しないこと

上記のようなことをしたら違法です。

2年以下の懲役または300万円以下の罰金になることもあります。ましてや暴力などを振るったりしたら完全にアウトです。

なので、お金は借りた方が圧倒的に強い立場になります。

お金のない人からお金を取り立てるのは、ただでさえ大変なことです。しかし、その上法律にも守られている債務者から取り立てるのは大変です。

いくら借金があるからと言っても強制労働などさせられません。人身売買などもってのほかです。

消費者金融などの金貸し業はきっちりと利益を上げれるようになっている。

しかし、世の中を見ると消費者ローン会社の広告をよく見ると思います。そして、どんどん貸し付けを行い、利益を上げて営業を継続させています。

今はグレーゾーン金利もなくなりましたが、過去には29.2%の金利で貸し付けるのが普通でした。

消費者金融黄金時代とも言える時代だったと思います。世の中に無人契約機などがいたるところにあり、テレビCMや街でティシュペーパーを配ったりしていて、街中は消費者金融の宣伝で溢れていました。

消費者金融もきっちりと信用情報を確認している

消費者金融業は儲かるイメージですが、彼ら(彼女ら)もむやみに貸し付けているわけではありません。

必ず借りての信用情報を審査して、貸し付け限度額を決めています。また、借り手の属性を見ながら貸し倒れ比率を計算して、金利設定などを行い、リスクとリターンをを考えているのです。

当然といえば当然です。なので、無担保で融資を受けられる代わりに高額な利息を払うことになっているのです。

消費者金融は回収不能を想定済み

消費者金融はもともと回収不能を見込んでの金利設定がされてるので、ある一定額の損は覚悟の上です。

真面目に返済してくれる人が一定程度いることで成り立っているのです。

そうすると借金を踏み倒した方が得ではないかと思う人がいると思います。

借りての立場が強く、「ないものは返せん。」と開き直れば借金取りは手も足も出せません。

その上、自己破産が裁判所で認められれば、取り立てができなくなります。

では、借金を返すメリットがどこにあるのでしょうか。

資本主義経済は借金することが前提。借金を返すことは信用の面で重要。

日本の貨幣経済と資本主義経済は借金をすることは当たり前になっています。お金を借りてより大きな資本を投じて大きな事業を成し遂げて行くことにより経済は発展します。

資本主義はインフレ率以上の成長をし続けないといけない設計になっているのです。なので、借金をすることは悪い事ではありません。

しかし、その借金は何をもとに借りることが出来るのでしょうか。それは信用です。

信用力が前提でお金を貸してくれる

信用がないとお金を貸してくれません。先程の例で言えば個人は一人ひとり与信枠を持っています。

年収や勤務先、住宅ローンの有無や借入返済履歴などで一人ひとり与信枠は違っています。

しかも、その与信情報は金融機関で情報が共有されています。クレジットカードなどを申し込むとクレジットカード会社は個人の与信データにアクセスして、他社での借り入れの有無などを見ることが出来ます。

それでカードを発行できるかどうかを判断しているのです。

過去の返済履歴も金融機関には全部筒抜け

過去にカードローンやキャッシングなどで、お金を借りて一回でも返済が滞ったことがあれば、金融機関が共有しているデータベースに履歴として残ります。

若い時に遊び過ぎてキャッシングを行い返済が滞り、どうにもならず親に返済してもらった。

みたいな経験をしている場合、もう返済していて、すっかり本人は忘れてしまっていても与信データとしてはきっちり記録されてます。

そして、結婚して住宅ローンでも借りようとすると借りれないみたいなことが起こるのです。

なので、一時の得を取って借金を踏み倒した場合、大きな損失として帰ってくるのです。経済合理性を考えると借金は返済した方が得なのです。

資本主義経済においてお金による信用は何よりも大切です。そのことが分かっている人は高利であっても真面目に返済することを選ぶはずです。

最後に

まわりで借金を懇願してくる知人がいたら一回、少額でも貸してみたら良いかも知れません。

友人だと金利も取りにくいと思うので無利息で貸してみてください。そして、返ってこなかったら、一気に信用がなくなると思います。

それから、そのような人にはもう二度とお金は貸さないでしょう。それより、友人としても避けた方が良いですね。

借金と信用は密接に結びついているのです。

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