投資

失敗した個別銘柄のご紹介。分散投資の大切さを理解できます。(すべて長期保有した結果です。)

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投資初心者の時に購入した個別株銘柄。

投資の基本は分散投資と長期保有ということをこのブログで何度も書いてきました。

しかし、十数年前に投資を始めた頃はそのような知識もなく投資というと個別株のイメージがありませんでした。

投資信託という商品の選択肢が頭にはなかったのです。なので初心者の時は個別株中心に投資をしてました。

その時に投資した個別株については未だに保有しているものがあります。

個別株は将来的には、少しづつ売却していくつもりなのですが、未だに持っていて失敗したなと思っている銘柄をご紹介します。

長期低迷して売り時も分からず持ち続けてしまった銘柄。

個別株で失敗したと感じている銘柄は3銘柄です。

コード 銘柄 保有数 平均取得価額 時価評価額 評価損益
9101 日本郵船 300株 1,750円 489,900円 −6.68% −35,100円
5401 日本製鉄 100株 1,490円 111,300円 −25.30% −37,700円
5406 神戸製鋼所 1,100株 498.48円 476,300円 −13.13% −72,034円

 

その内の2銘柄は鉄鋼株です。

今でこそ分散投資を推奨してますが、その当時は鉄の需要はなくならないだろうと安易に考えて購入したのを記憶しております。

もう一つは海運業です。こちらは何かの投資雑誌におすすめ銘柄として紹介されていたのを購入しました。何ともいい加減な雑誌と思いますが、そんないい加減な内容を信用して購入したのもバカでした。

日本郵船(9101)

日本郵船は海運業の銘柄です。購入当時は景気が上向くと荷物輸送が増加するので上昇するとされていました。

それを信じて購入しましたが、ご承知の通り海運業はアベノミクスでの景気回復の中でも長期低迷している業種です。

海運業は世界的な競争が厳しく輸送単価も上がっていないのが現状です。なので、日本郵船だけでなく海運業全体が厳しい環境のようです。

3銘柄の中で評価損益率が一番低く見えますが、保有期間は一番長く時間的な利回りとしては相当なマイナス銘柄になります。

日本製鉄(5401)

日本製鉄も長く保有している銘柄です。こちらは鉄鋼業ですが鉄鋼業も業種的に厳しい状況にあると言えます。

特に日本製鉄は2020年2月7日に生産能力の大幅削減を発表しました。

そして、日鉄日新製鋼の呉製鉄所を2023年9月末までに閉鎖。そして、和歌山製鉄所の第1高炉を2022年9月めどに休止。

となっています。

日本製鐵の生産能力、大幅削減の発表を受けて個別銘柄投資の難しさを考える。含み損を抱えています。個別投資株は個人投資家には難しいのでおすすめできません。分散投資を重視するならインデックスファンドの投資が賢明。 私は日頃から株式投資...

評価損益率も大きく−25.30%となっており、長期保有しても意味がなかったと評価しなくてはいけないレベルです。

神戸製鋼所(5406)

次に神戸製鋼所です。日本製鉄と同じ鉄鋼業です。上記にも書きましたが鉄鋼業は相当厳しい経営環境にあります。

なので、長期保有するにはメリットのなかった業種です。

評価損益率は−13.13%とそこそこ大きいですが、買値が500円を切っている時に購入していました。

なので、逆にこの程度ですんでいるとも言えます。もう少し高値で購入していたら日本製鉄と同じくらいの評価損益率を出していたのではないでしょうか。

投資の基本は分散投資であることが分かる。

上記を見ていただいても分かりますが、個別株投資は難しいです。確かに当たると大きいかもしてませんが、なかなか上手く行きません。

やはり、投資は分散投資が大切なのです。

しかし、少ない資金で個別株投資をしようとすると広く分散出来るだけの銘柄を購入することが出来ません。

私も投資初心者の時はそうでした。

なので個別株を購入しても分散出来るだけの銘柄数を購入出来ていなかったのです。

業種も含めて分散投資が大切

私の失敗は業種も集中させていたことです。

個別株投資であっても業種を分散できれば分散投資の効果を大きく発揮できます。

一企業の業績が悪い時は業種全体が悪いことが多々あります。

一企業の不祥事が原因でない限り長期低迷している場合は、業界内の構造的な不況が原因だったりすることが多いです。

なので、個別株投資は銘柄の分散だけでなく業種の分散も大切なのです。

最後に

個別株投資は基本的には難しいです。5年先の企業の状況は誰も分かりません。時代の流れが早いので1年先も分からないと言っても良いかも知れません。

なので、投資が本業でなく、資産形成の一部だと考えている人は、個別株投資をあまりおすすめすることは出来ません。

個別株銘柄選定に時間を使うなら、本業の仕事に力を入れたほうがよっぽど投資効率が良いと思います。

投資業界の常識

投資の世界では常識になっていますが、アクティブファンドの運用成績はインデックスファンドに負けているのです。

言い換えればプロでも市場平均に勝てないのです。

ましてや本業でない個人投資家が個別銘柄投資でインデックスファンドを上回るのは至難の業です。

素直に自分の銘柄選定能力の低さを受け入れて、インデックスファンドを購入し、長期保有するのが賢明です。

長期的に配当再投資すればいつの間にか資産形成が出来ているのが理想です。上記の私の失敗が参考になれば幸いです。

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