投資

資産運用を金融機関の窓口に相談してはいけない話。高齢のご両親がいたら金融資産の確認をおススメする。

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金融機関に相談して失敗した内容の記事。

こちらのブログでは予てから金融機関の営業マンに資産運用の相談をしてはいけないと書いて来ました。

今回は金融機関の窓口に資産運用の相談をして、失敗した例の記事を見つけたのでご紹介します。

50代になると仕事も安定し、子供も手が離れるため、預貯金に回す余裕も増える。自然と銀行へ足を運ぶ回数も多くなるが、そこに意外な罠がある。地元の地方銀行で体験したトラブルを浅倉由紀子さん(仮名・50才)が話す。

「将来を考えて、資産運用について窓口へ相談に行ったんです。私は詳しくないので、担当のかたに教えてもらいながら検討できたらと思っていました。しかし、それが大失敗。手数料の高い投資信託を売りつけられ、営業の電話もしつこい。一気に信用がなくなりました」

金融機関の窓口を訪れた客が、意に沿わない金融商品を売りつけられたというトラブルは珍しくない。ファイナンシャルプランナーの横川由理さんは、「金融機関へ行くのは必要最低限にすべき」と指摘する。

出典:女性セブン2021年2月18・25日号

上記のケースは自ら金融窓口に訪問しています。

金融機関からしたら、鴨が葱を背負って来てくれた最高の顧客です。

銀行で金融商品を買ってはダメです。銀行営業マンを金融の専門家と勘違いしてはいけない。日本人の投資比率が上がらない。 日本では投資に対して良いイメージがありません。楽して儲けようとしているとか言われたりします。 い...

だが、これは笑い事ではありません。このような被害は意外と多いのです。

お金の相談を他人にはあまりしないので隠れていますが、金融機関に騙されたと思っている人は多くいます。

特に高齢者は銀行を過度に信頼しているので注意が必要。

若い人には分からないかも知れませんが、高齢の人は銀行員を過度に信頼しているところがあります。

銀行と言うお堅いイメージと金融のエリート的なイメージを未だに持っている人がいるのです。

また、かつての地方銀行は金融インフラ的な側面もあり、集金や定期預金相談など銀行の営業マンとの繋がりも強い時代があったのです。

その延長で銀行営業マンは信頼できる親切な人。と思っている人は意外に多くいるのです。

しかし、銀行は長年の低金利もあり経営環境は厳しい状況にあります。昔のような親切な銀行マンでは経営を維持するのが難しいのです。

お金の相談は誰にするべきか。FP(ファイナンシャル・プランナー)が一番。お金の相談を身内にするのは危険。 お金について誰かに相談するというのは良いことです。あまりお金の知識がない人がそれなりのお金を手にした...

投資をしている人には常識

自分で調べて投資をしている人は銀行の窓口に資産運用の相談をするのはバカげていると思うと思います。

しかし、意外とこの常識が浸透していないのが現状です。

なので、金融庁も、つみたてNISAの銘柄は限定したモノしか認めなかったのです。

また、回転売買の禁止に動いたりと金融庁もご立腹なのです。それくらい金融機関のやっていることは酷いのです。

回転売買とは

ちなみに回転売買とは、

 ・資産運用において、頻繁に売買を繰り返すこと

をいいます。

回転売買自体は投資家が納得してやっているなら問題ありません。

しかし、金融機関は売買手数料が欲しいがために頻繁に売買を繰り返すことをして、顧客の金融資産を減らしているのです。

金融機関の営業マンが勧めなくても買ってはいけない投資商品。

金融営業マンが勧める投資商品の何がダメなのかと言うと基本的に手数料が高いです。

購入に数%の手数料を払い、信託報酬で数%払う商品が多いです。

これが適正な手数料価格だったら問題ないですが、ひどいモノになると2~3%以上するモノもあります。

基本的にはこのような商品は買ってはいけません。

また、金融営業マンが勧めなくても買ってはいけない商品として、

・手数料の高い投資信託

・毎月分売型ファンド

・外貨保険

があります。

理想的な手数料

「手数料の高い投資信託」については手数料が1%を超えるモノは、問題外と考えて良いです。

理想的には0.5%以下の商品を選ぶ方が良いですが、商品によっては自分が納得出来る範囲で、1%以下の中から選ぶのが良いのではないでしょうか。

ご家族でご高齢の人がいるなら、金融機関に勧められるままに購入していないか確認。

恐らくこれを読まれている人は金融機関の窓口や営業マンに資産運用を相談することはないと思います。

ただ、ご家族にご高齢の人がいるなら、一度、資産の現状を確認されることをおススメします。

お金の話は、ご家族でもするのが難しいかと思います。しかし、ご高齢の方が金融機関の勧められるままに金融商品を購入している可能性が一番高いです。

なので、ご家族で資産について、お話が出来るならご確認してみて下さい。

最後に

日本人は金融教育が不足しているとか、金融リテラシーが低いなどと言われることが多々あります。

しかし、私は金融機関の金融モラルの低さが、もっと問題だと思っています。

少なくとも顧客の利益になるようなアドバイスが出来る、金融機関が出てくることを望んでいます。

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