SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の金銭感覚についての調査。
2020年3月12日にSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」を公表しました。
1年前のデータでなので少し古いデータになります。
来月には最新が発表されるかと思いますが、その前に少しコメントをしたいと思います。
2019年のデータ
2019年のときには簡単に記事を紹介しています。(お金を貯めるコツとして簡単に紹介。)
Q.現在貯蓄できているお金はいくらあるか?
(数値入力回答:_)の結果では、
・0万円(貯蓄ができていない)が23.1%
・1万円~50万円以下が24.6%
となり1000万円以下までの合計が60.5%となり少し話題となりました。
※2019年1月7日~9日の3日間、全国の30歳~49歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施。1,000名の有効サンプルの集計結果を公開。
この時に紹介したデータは、「30代・40代の金銭感覚2019」として公表されていましたので、20代は入っていません。
40代までに1000万円以上、貯蓄が出来ていない人が60.5%以上いるという現状が明らかになりました。
ただ、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の調査がどこまで信ぴょう性があるのかは分かりません。
個人的には、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の調査は比較的、数値が悪く出るような印象を持っています。
2020年のデータ
Q.現在貯蓄できているお金はいくらあるか?
(数値入力回答:_)の結果は、同じような対比ではないですが、年代別で、
・0 円(貯蓄ができていない)が、20 代 18.6%、30 代 20.0%、40
代 23.2%
・50 万円以下が、20 代 46.3%、30 代 25.8%、40 代 28.0%
となっています。
貯蓄額(調整平均額)は、2019年の調査結果との比較で、
・20 代では、前回、今回ともに 53万円
・30 代は、194 万円→今回 183 万円
・40 代、196 万円→今回 202 万円
となり大きく変わっていない結果です。
この調査結果は、上位数%のデータにみられた極端な値(貯蓄額が数億円など)の影響を除外しており、10%調整平均(上位と下位からそれぞれ10%のデータを除外して算出した相加平均)を利用しているようです。
大まかな結果ですが、半数以上の人が貯金が50万円以下となっています。
20代の貯蓄額の低さが問題。
データから見ると20代の貯蓄額の低さに目が奪われます。50万円以下の貯蓄額の人だけで、約65%を占めてしまいます。
20代と言っても、20歳の大学生から29歳の社会人まで含まれるので、何とも言えませんが、それでも貯蓄が出来ていないのが現状かも知れません。
現代の若者は経済的に苦しい
20代前半の大学生の期間は経済的に苦しいのは分かりますが、社会人になっても給料が低いために経済的に苦しいのかも知れません。
また、大学を奨学金で進学した人は、20代の労働は返済に充てられることになってしまいます。
なので、なかなか貯蓄に回すお金がないのではないでしょうか。
20代で金銭的に苦しくても投資することをおススメします。
ただ、投資は早めに始める方が圧倒的に有利です。一番大きいのは複利の力を最大限に生かせるからです。
私は20代の時に投資をしてきませんでした。今みたいな知識がなく、投資と言うはプロの金融マンがやるものだと思っていました。
しかし、今は違います。投資が身近になりました。
ネット証券の口座を開設すれば誰でも世界中の株が買える環境が整うのです。
なので、今の20代の人は早めに投資をすることをおススメします。
少しのお金でも投資する
現状、20代は経済的に苦しいかも知れませんが、少しでも良いので投資に回すお金を捻出することは重要です。
若い内にいろいろな経験にお金を使うことは重要です。しかし、それと同時に投資の複利効果を最大限に享受する年代としてもベストタイミングです。
少しでもいいのでコツコツと投資して資産形成をすることをおススメします。
最後に
若い内は経済的に苦しいので目の前のことで必死かと思います。ただ、10年、20年というのはあっという間に過ぎてしまいます。
なので、早めに将来の為に動き出している人が有利です。気が付いたら中年になってしまいます。
なので、将来に向けた投資は早めにスタートを切った方が良いです。
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