素人が株式投資を始めるなら分散投資が基本です。
これからの時代、働けるときにお金を蓄えて老後資金に備える必要があります。その際に投資を含めないと十分な資産形成は難しいです。
投資はリスクがあるが、適切にリスク管理をすれば問題ない
ただ、株式投資などは元本が保証されている分けでないので、一定程度のリスクを負担する必要があります。
なので、無理な投資をする必要はないですが、適切なリスク管理をして適正な投資をすれば、長期的には資産形成が可能です。
ただ、投資の素人が個別の銘柄を分析したり、適切なポートフォリオを組むのは現実的ではありません。なので、シンプルな考えで投資をするのが無難です。
シンプルな投資方法
素人が投資を始める場合の基本は長期分散投資です。また、投資対象はシンプルにインデックスファンドに投資しておくのが無難なのです。
端的に結論から書くと
・インデックスの投資信託だけ買う
・手数料が低いものを選ぶ
だけです。
極端な言い方をしますと、これだけ購入しておいてあとは配当再投資をしていくだけなのです。
株式投資はプロの運用者に素人が勝つことが出来る。
これは投資の世界では常識になっていますが、
・アクティブファンドの平均成績はインデックスファンドに負けている
というのが通説です。
これは言い換えるとインデックスファンドに投資をしていれば、投資のプロに勝てるということです。
確かにアクティブファンドの中には、インデックスファンドの成績を大きく上回る商品があります。
しかし、インデックスファンドの成績を上回る商品を素人が選定する必要があります。これは現実的に難しいです。
なので、アクティブファンドを購入するより、インデックスファンドを購入して平均的なプロの成績に勝つことを目指した方が賢明なのです。
投資の基本は分散投資。個人がリスク管理が出来る唯一の方法。
投資は分散投資が基本です。資産は一つに集中させることでリスクが大きくなります。個人が唯一出来るリスク管理が分散投資なのです。
卵は一つのカゴに盛るな
投資の格言で「卵は一つのカゴに盛るな」というのがあります。要は分散投資をしなさいということです。
卵を一つのカゴに盛っていたら、カゴが倒れた時に全部ダメになってしまいます。投資も同じように一社に集中投資をしているとその会社が倒産したら全財産を失うことになるのです。
自社株買いは良くない
集中投資が良くないと書いたついでに、上場している会社に勤めている人なら自社株を持っている人がいるかも知れません。
これは一つのカゴに盛っているのと同じことなので注意してください。
会社の業績が傾くと株価は下がるしボーナスも減ります。最悪な場合、倒産したら職を失うし、資産も失うことになります。
会社によっては、数%会社から補助がでるかたちの持株会みないな制度があったりします。一見お得そうに見えますがリスクに対してリターンは良く考えた方がいいです。
補助が出る金額とリスクが見合っているかを、よく考えて持株会などの制度を利用するべきです。
持株会を利用しているのなら補助を受けるかたちで購入をして、定期的に売却するのが賢明です。
インデックスの投資信託で十分
最近はインデックス投資もだいぶ人気になってます。なので、日本人の金融リテラシーも、だいぶ高くなっていると思います。
しかし、まだまだ、高齢の方や投資初心者の中には個別株やアクティブファンドなどに投資する人がいます。
正直、投資の素人が個別株やアクティブファンドを選別するのは至難の業です。また、分散投資が不十分になってしまいます。
なので、素人は特になりも考えないでインデックファンドを購入するだけでいいのです。それで、十分に分散投資をすることが可能です。
インデックスファンドでも何のインデックスファンドが良いのか
インデックスファンドはいろいろな株価指数に連動してしています。
なので、分散の意識を徹底しようと思えば広く分散されたインデックスファンドに投資するのがベストです。
例えば日経平均株価に連動するものより、TOPIXに連動する投資信託のほうがより分散効果を発揮することが出来ます。
また、日本だけでなく全世界の株に分散された投資信託もありますので、そちらだと更に分散することが可能です。
手数料には注意が必要。
ただ、今はさまざまな投資信託があり何を選んだらよいか分からないという人がいると思います。
これは単純に手数料の安いものを選ぶのがベストです。
目安としては
・信託報酬が0.5%以下のもの
・購入手数料無料(ノーロード)
の投資信託を選んで下さい。
一番やってはいけないパターンは銀行の窓口で投資信託を購入することです!
銀行が売っている投資信託の9割以上はクズみたいな商品です。検討する余地もないです。
単純に銀行は手数料の高い商品を売りたいだけなので、検討するだけ無駄です。
金融機関の営業マンの話を聞いてはいけない
更に気をつけて頂きたいのが銀行の営業マンに話だけでも聞こうとしない方が良いです。
銀行の営業マンなんて、お客のことより自分の営業成績を考えているだけなので、近づくと危険です。(サラリーマンとしては立派ですが。)
私が保有している銘柄を参考程度に記載。
結局、何を買ったら良いか分からない人の参考として私の保有銘柄をご紹介します。
投資信託だけで行くと、
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・SMT グローバル株式インデックス・オープン(信託報酬が少し高いのでお勧めしません。)
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・NFTOPIX(1306)
・インデックスFTOPIX(1308)
・NF日経225(1321)
となります。
米国株に投資する理由
最近、多少のリスクを取っても米国株に投資した方が良いと思うようになってきました。
日本の経営者より米国の経営者の方が株主還元の意識が高いように思えます。また、米国株に投資する手数料も昔に比べたら相当下がりました。
ただ、米国の経営者は株主への還元というより、自分たちの利益を優先している側面もあることには注意が必要です。(多くの米国経営者はストックオプションの権利を持っていることが多いです。)
米国株の投資は為替リスクがありますが、それを考慮しても米国株投資の方が将来的に安定したリターンが得られるのではないかと考えています。
ただ、リスクを下げるなら全世界のインデックスファンドがおすすめです。
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