投資

景気後退局面での投資戦略

景気後退局面に入る

政府は2019年3月20日に3月の月例経済報告を発表し、国内の景気判断を「緩やかに回復している」から「このところ輸出や生産の一部に弱さもみられるが、緩やかに回復している」へ下方修正されました。
下方修正は平成28年3月以来、3年ぶり。中国経済の減速の影響を受け、輸出の伸びが鈍化していることを反映したそうです。

これまでの景気状況

政府は今まで日銀と共に金融緩和を続けてきて株価も大きく上がり景気も回復してきました。そのため、賃金も上昇し人手不足が叫ばれ、新卒にいたっては空前の売り手市場となっています。

しかし、世間的には景気がよくなった実感がなく、ネット上のコメントでも「景気が良くなった実感がない」とのコメントが多くみられます。これは景気基調の伸びに対して可処分所得が伸びていないからだといえます。実質賃金が上がっても、それ以上に税金などが上がっているので実感としてわかないのは当然です。

本来の政府が願う景気回復が実現されていれば日銀の物価上昇率の目標2%が実現されていて、長期金利も上昇していてもおかしくありません。しかし、実際は物価目標も実現できていなければ長期金利もマイナス圏をさまよっています。※2019年 03月 19日  長期金利の終値: -0.040%

今後は景気後退局面に入る可能性が

政府は2019年10月に消費税を10%に上げたいので、どうしても好景気を維持したいと考えていますが、世界情勢も含め景気後退ムードが流れてきているのは事実です。
また、日本では消費税増税後、本格的に景気後退に進む可能性が高いです。言い換えれば株価も低迷または、下落する可能性があります。
そのような状況で個人投資家としてどのように行動するべきか考えておく必要があります。

私の考えは、

・基本的に何もしない

が答えになります。

景気後退局面での投資戦略

株式投資の世界ではタイミング投資はうまく行きません。ランダムに動く株式相場で安くで買って高くで売る投資戦略で成功するのは一部の天才的な投資家か「まぐれ」かです。

一般的な個人投資家は何も考えずに分散を意識して積立投資に徹するのが最善の策です。株価が下落して狼狽売りをすれば次の上昇局面で利益を得ることが出来ません。上昇局面になったら再び買えばいいと思うかもしれませんが、そんなにうまく行きません。ほとんどの投資家はタイミング投資で税金と手数料を多く払って自分の資産を減らします。

最終的には売り買いせずに、そのまま持っていればよかったとなることがほとんどです。
だけど実際にこれを実践するのは難しいです。株価の下落局面になれば悪いニュースが目につき自分の資産がみるみる下がって行くのを黙ってみておかないといけないのです。

思わず売りたくなるのは心情として当然です。人は損をするのを非常に嫌います。なので、なかなか我慢出来ません。

しかし、ここで売ってしまっては上昇局面に入った時に利益を得ることが出来ません。逆に下落局面でも定期的に購入するほうが圧倒的に得です。下落局面でまわりが狼狽売りしているときこそ安くで購入出来るチャンスなのです。

個人投資家の強み

機関投資家なら四半期ごとに成績を投資家に説明する必要があります。個人投資家はそのようなことがなく一時的に損をしていても、特に誰からも責められることはないのです。
ここは個人投資家の強みでもあります。個人投資家は黙って損にたえながらコツコツ積み増し投資をしましょう。タイミングを図るよりよっぽどいいです。

最後に

あくまでも投資は自己判断でお願いします。タイミングを見計らった方が利益を上げれる人はタイミング投資をしたほうがいいです。
私のような凡人はそのようなことは出来ないので、インデックス投資でバイ・アンド・ホールドするのが最善の策だと考えているだけです。

なるべくリスクの少ないタイミング投資をしたい人は下落局面で自己資産の現金比率を上げるのもいいかも知れません。分かっていると思いますが、保有資産を売却して現金比率を上げるのではなく貯蓄を増やすことを言ってます。ご注意下さい。

いずれにしても景気後退局面が少し見えてきました。今まで上昇局面で浮かれていた人は少し気をつけることが必要です。自分が過剰にリスクをとり過ぎていないか改めてご確認ください。