投資

株価の大きな下落は頻繁に起こるので慣れるしかない。リスク許容度を図る機会にすること

トランプ大統領発信の大きな下落

2019年5月5日にトランプ大統領が2000億ドル相当の中国製品に対して、関税率を10%から25%に引き上げるとツイッターに投稿。その後、「10日(金)から関税を引き上げる」とも表明しています。これにより、米国株式先物とドルが急落して、円高は一気に0.5%高の110.5円にまで急伸しました。大型連休のゴールデンウィーク終盤にトランプ大統領発で急落が起こったかたちとなりました。大型連休中にヘッジファンドが何か仕掛けて市場に影響を及ぼすことはよくあります。しかし、それをトランプ大統領が起こしてしまいました。

世界的に株価が下がった

米中貿易摩擦はずっと問題にはなっておりました。しかし、意外と軟着陸すると思われたのですが強行姿勢と急変しました。そのため、6日の上海総合指数の下落率は5.6%となりました。日本ではゴールデンウィーク明けの7日(火)、日経平均の終値が21,923.72円となり、連休前より-335.01円と大きく値を下げました。世界で同時株安が発生したかたちとなってしまいました。

暴落でない大きな下げをどう捉えたか

さて、株価は大きく下げはしましたが、大暴落というほどでもありません。今回のような株価の下げを個人投資家の人はどのように感じたでしょうか。大きく下げて慌てた人がいたら自分のリスク許容度を超えていると思った方がいいです。

株価の大きな下げは頻繁に起こる

マスコミなどは暴落とか大きく報道しますが、この程度の株価の変動は頻繁に起きます。なんども言ってますが投資の基本は長期投資です。長期というのが何年かという議論はありますが、仮に30年と考えても30年の間に、この程度の暴落は数百回と起こるでしょう。もっと言えば大暴落は数回起こります。なので、今回のような下落が起きてマスコミが騒いでも気にしない状態でいないといけないです。逆に今後、どんどん下げて行ったら更に買い増しを考えるぐらいの余裕が必要です。

下落要因が何で、それが限定的かを考える

特に今回の場合はトランプ大統領の発言から起きたことが分かっているので、下落は限定的だと考えられます。

米中貿易摩擦は中国側が不利

米中貿易摩擦は圧倒的に中国側が不利です。長期化すると中国側の方が経済的ダメージは大きいです。中国は世界の工場として経済発展をしましたが、世界に通用する独自の技術力は中国にはありません。逆に知的財産権を平気で侵害して世界から批判されているぐらいです。なので、中国に工場を建てている外資系企業は他の新興国に工場を移すことも可能です。

アメリカが強気な理由

アメリカがこれほど中国に強気に出れるのは理由があります。それは米中の貿易規模をみればわかります。アメリカにおける中国からの輸入額は5,055億ドルです。しかし、中国はアメリカから1,299億ドルしか輸入していません。アメリカは中国からの輸入額が約1/4弱程度しかないのです。中国が対抗処置をとって関税の引き上げをしてもアメリカには対して影響がないのです。

アメリカの対中貿易赤字

また、アメリカは、2018年の中国に対して貿易赤字が4192億ドルと過去最大を記録しています。トランプ大統領は貿易赤字を少しでも減らしたいと思っているので関税をかける原動力にもなっています。

アメリカは現在好景気なので株価は戻る

現在のアメリカの経済関連の指標は、ここ数年絶好調で好景気と言えます。なので、ダウ平均株価も強気相場が続いています。米国株が一時的に下落してもすぐに元に戻るでしょう。株式相場に絶対はないので絶対とは断言できませんが、恐らく影響は限定的に考えていいと思います。今までも米中貿易摩擦懸念で株価が大きく下げる場面がありましたが、その度に株価は戻り高値を更新しています。なので、今回の大きな下げは絶好の買いのチャンスなのかも知れません。※実際はどうなるか分かりません。

大きな下げでリスク許容度がわかる

ただ、このような大きな下げを受けた時に自分がどのように感じたかで、今後の投資戦略を考える必要があります。特に何も動揺しないで冷静に株価の変動要因を自分なりに分析できていれば問題ないでしょう。しかし逆に動揺して早めに売却した方がいいのかと考えたりしていたら問題です。それを超えて売却してしまっていたら最悪です。これは、自分のリスク許容度を超えた投資をしていたことになります。

強気相場はリスクを拡大しやすい

今まで株価はどちらかと言うと強気相場が続いていました。なので、過度なリスクをとっている人も多くいます。人間は欲深いので少しでも多く儲けたいと思ってしまいがちです。その時に自分のリスクを超えた投資をしてしまいます。

信用取引までしていたら最悪

まだ、自己資金の範囲で投資をしてる分にはいいですが、信用取引などをしていると冷静な判断を失います。信用取引は絶対にしない方がいいです。借金をしてまでの投資は投資ではなくギャンブルになっていきます。

ただ、事業をやっている人は借金をして投資することは事業を拡大していくのに必要です。しかし、株式投資などの投資は借金でするものではありません。だけど、結果を早く求める投資家は信用取引が好きです。信用取引も自信がありリスク管理を徹底出来るなら武器になると思いますが、たいがい自分に対する凶器になります。