投資

低成長が予測される日本株で大きく儲けるには。消費税が廃止されれば株価上昇のチャンスかも。

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日米貿易摩擦が日本に大きく影響している。

米中貿易摩擦の影響は昨日から続いています。本日の日経平均株価の終値は-321.13円安の21,602.59円となりました。2日間で計656.14円も下げたことになります。

また、NYダウも-473.39ドル安の25,965.09ドルでした。2日間で539.86ドルと下げています。

今のところ日経平均の方が影響が大きく出ました。よく言われる「アメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」に近いかたちとなりました。

実際に最近はアメリカの株価に大きく日本株は影響しています。

日本株は終わっているのか

米国株投資を中心にしている人からは日本株は終わっている的な発言もよく聞きます。確かに、日本株は他国の影響を受けやすいです。

日本株は多くの外国人投資家が買っており外国人投資家の動向にもすごく影響を受けます。

なので、日本が世界経済を牽引していくチカラはもうないと思います。しかし、日本株は本当に終わっているのでしょうか?

日本株は儲からないのか

確かに、日本経済は少子高齢化や人口減少などがいわれ経済成長が低迷すると言われています。

しかし、投資家として理解してほしいのは株式投資は経済成長に投資をするのではありません。

また、日本株が終わっているとかではなく、日本株で儲けることが可能か、ということが重要です。

まあ、終わっているとの表現は儲けれないということなのでしょう。

でも、本当に米国株より儲けることができないのでしょうか。答えは決してそんなことありません。

日本株でも儲けることは可能

日本株でも米国株より儲けることができる可能性はあります。

可能性があるとしたのは将来は誰も分からないからです。ただ、現時点で米国株より日本株が不利かと言えばそうではありません。

先程も書きましたが、株式投資というのは将来の経済成長に投資をするのではないのです。

低成長の国でも高いリターンは期待出来る。株式投資は成長性に賭けると思っているのは間違い。米国株の購入は分散投資の一環。 私は米国株にシフトしています。それは私自身まだ定年まで時間があるので、もう少しリスクを多めにとってもい...

株式投資は将来の期待に投資している。

株式投資は将来に対する期待に投資しているのです。そうすると米国株の方が期待が高いと思う人がいるかも知れません。

しかし、多くの人が期待していたら、その価格は現在の価格にもう織り込まれているのです。

そうすると必然的に高値で取引されることになります。逆に将来、低成長が予想されていたら、これが現在の価格もそれを織り込み価格を形成します。

なので、株価も低く評価されるようになります。

なので、将来の期待値で大きく儲けられるとは限りません。逆に高値の分だけ伸びしろが少なく儲けが少ないかもしれないのです。

しかも、期待が外れたら大きく株価は下落します。なので、儲けるどころか損が大きくなる可能性もあるのです。

逆に低成長が予測されていたのに予想外に経済成長をすれば株価は大きく跳ね上がります。なので、大きな利益を手にするかも知れません。

なので、株で儲けるというのは経済成長に投資をするのではなく将来に対する期待と考えて下さい。

割引現在価値を理解する。株式投資は将来の成長に投資するのではありません。日本株でも十分利益を上げることは可能です。投資はバカでも出来る。 投資をするのに専門的な知識や頭の良さは不要です。中学生の数学で習う「利回り」と「複利」の知識があれば十分です。...

日本経済の環境は決して明るいものではない。

日本経済の取り巻く環境は決して明るいものではありません。ご存知の通り少子高齢化問題は続いています。また、日銀の金融緩和政策も目標には、ほど遠い状況です。(物価上昇率2%の目標に対して2019年3月の全国の数字で対前年比プラス0.8%です。)

さらに、日銀のETF買いも規模か大きくなっており市場が歪められている状況にあります。そして、これを解消する出口戦略の影響が見えていません。

消費増税は間違いなく景気に影響する

そして、何より大きいのは2019年10月に予定されています消費税の増税です。こちらが予定通り導入されたら景気の落ち込みは確実だと予想されます。

2014年の消費税増税の時も消費に大きく影響を与え景気が落ち込みました。今は当時より景気が少し回復はしましたが、最近の経済指標の数値はあまりいい数値になっておりません。

どちらかと言うと景気に少し陰りが見え始めている時期です。

本来、政府としてはさらなる景気刺激策を打つべきですが予定通り消費税を導入する方向で報道されています。

普通に考えると消費税増税は中止した方がいい

普通に考えると年末から消費が冷え込み景気の落ち込みが始まると予想されてます。

政府は消費増税の景気対策としてキャッシュレスに対する5%のポイント還元をやったり軽減税率を導入を考えたりしてますが消費者をなめてはいけません。

恐らく効果は限定的です。いくら景気対策をしても増税には変わりませんので、消費者は将来に備えて消費を控える行動に出るのが普通です。

なので、消費増税の景気対策をするくらいなら廃止するほうが自然です。

消費増税中止したら株価は大きく反発する可能性がある。

さて、株価の話に戻しますが日本経済は普通に考えると景気の落ち込みが予測されます。そうすると株価もそれを織り込み価格は低くなっていると予測するのが自然です。

ただ、将来の期待値ですので、期待に反して景気が落ち込まなかったら大きく株価が上昇することも考えらるのです。

さて、直近で予想に反して株価が上昇するとしたら、予定通り実施されると思われている消費税の増税中止ではないでしょうか。

もし、消費税の増税が中止されれば予想に大きく反します。そうすると株価は大きく反発することが予測されます。

なので、今のうちに日本株を買うのも逆張り的でチャンスかも知れないのです。

消費税が中止されると予想されている人がいましたら、日本株に投資してみたらどうでしょうか。

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