投資

現在志向バイアスを理解して投資判断する。プロが勧める金融商品には注意が必要。

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インデックス投資が賢明。

私は常々、個人投資家にはインデックス投資を進めています。インデックス投資は素晴らしい投資法です。

バカでも購入して配当再投資をするだけで市場平均のパフォーマンスを上げることが出来のです。

ここで市場平均ぐらいしか利益が上がらないのか。と思われた方は要注意です。株式市場で市場平均以上のパフォーマンスを上げることは至難の業です。

プロでも難しいことなのです。

運用業界の常識。

運用業界の常識ですが、アクティブ投信のほとんどは市場平均に負けているのです

運用のプロでも市場平均に負けるのです。確かに市場平均より良い成績を上げているアクティブファンドはあります。

しかし、この先ずっと市場平均を上回るパフォーマンスを維持できるかは疑問です。また、一般素人が市場平均を上回るアクティブファンド選定することは不可能に近いです。

金融機関の営業マンはアクティブファンドを勧めて来ます

しかし、金融機関の営業マンは手数料が高いアクティブファンドを勧めてきます。

IT銘柄で構成した投資商品や新興国を中心にした投資商品など、いかにも今後、大きく成長するかのように説明してアクティブファンドを売ろうとします。

確かに当たると大きく利益を上げることが出来るのかもしれません。しかし、リスクもそれ相当に大きかったりします。

このような商品のリスクとリターンを客観的に判断して購入することは素人には不可能です。

それをプロが勧めるから安心だと思って安易に購入するのは危険です。

プロの営業マンはあなたのことを思って投資商品を勧めているのではありません。ノルマや自分の営業成績のほうが重要なのです。

なので、個人投資家はインデックスファンドを購入して配当再投資を徹底していれば、自然と市場平均の運用が出来るわけです。

市場平均のパフォーマンスは投資の世界では優秀な成績なのです。

投資は長期分散投資が基本。プロにも勝てる投資方法はインデックスファンドに長期投資するだけで十分可能。素人が株式投資を始めるなら分散投資が基本です。 これからの時代、働けるときにお金を蓄えて老後資金に備える必要があります。その際に投資を...

株式投資はギャンブルでない。

しかし、日本では株式投資は危険というイメージがあります。また、株式投資で失敗して多額の資産を失ったり、借金を抱えてしまった人がいるのも事実です。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。それは、人はすぐに結果を出したがるからです。

目の前の利益を優先してギャンブル的な投資に走ってしまうのです。

インデックス投資は長期保有が大前提です。長期的な視点で資産を育てなくてはいけません。そのような視点が重要なのです。

現在志向バイアス。

行動経済学では人の行動は合理的ではなく心理的な作用に大きく影響を与えることが分かってきています。

その中で、現在志向バイアスというのがあります。有名なのでご存知の人もおられると思います。

マシュマロの実験

現在志向バイアスについてはマシュマロの実験が有名です。

子供にマシュマロが1個だけ置いてある部屋に入れ、「帰ってくるまで食べなければマシュマロを2個あげる」と告げて部屋を出ます。

しかし、ほとんどの子供は、帰ってくるのを待てずにマシュマロを食べてしまうという結果になってしまったのです。

これは合理的に考えた場合、

帰るのを待った方が経済的に利益があるのに目の前の利益を優先させてしまう傾向にあるということです。

まあ、この実験は子供が相手なので子供に合理的な判断をしろというのは無理があると思います。

現在志向バイアスは大人も同じ

しかし、人間が目の前の利益を優先させてしまうのは経験則的にも理解できるのではないでしょうか。学生時代にもっと勉強しておけば良かったと思うのも同じだと思います。

学生時代の方が時間的に余裕があるし勉強効率もいいので経済的に考えたら学生時代に必死に勉強した方がいいに決まっています。

ですが、ついつい友人と遊んでしまうのを優先してしまった人も多いのではないでしょうか。

これも、「現在志向バイアス」の一種です。※今、学生の人はバイトや遊びも大切ですが、優先順位は勉強を一番と考えた方がいいです。

すぐに儲かる投資などありません。

過去の苦い経験を後悔しても仕方ありません。人間には現在志向バイアスがあること認識しながら投資に挑む方が経済合理的です。

目先の利益につられて過度なリスクを取ることなく着実に資産を増やす方が合理的なのです。

すぐに儲かる投資などないことを根本的に理解しておいた方がいいです。

なので、投資の知識が少ない人は、あやしい投資案件に引っかからないようにして下さい。市場平均しか利益を上げれないのか。と思った人は特に要注意です。

最後に

あやしい投資案件に気をつけるだけでは不十分なのです。銀行や最近では郵便局でも金融商品を紹介してきます。

年配の人は大手銀行員や郵便局の局員ということで、信頼をして金融商品を購入したりしています。

投資で気をつけないと行けないのは商品もさることながら人に気をつける必要があります。

銀行員も郵便局員もお客のことより自分たちの利益を優先しています。

なので、手数料の高い投資商品をすすめてきたりします。なので、そのような商品は買わないようにして下さい。

気をつけるポイントとして金融商品は銀行や郵便局からは絶対に買わないと最初から決めておいて大丈夫です。今のところ、まともな商品がありません。(手数料が高すぎます)

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