投資

投資において本当に危険なのは市場ではなく金融機関の営業マンだったりします。

Contents

市場より危険なのは金融機関の営業マン。銀行窓口から金融商品を購入してはいけません。

私は投資において本当に危険なのは人だと言っています。資産を減らす大きな原因に金融機関などの営業マンには十分気をつけないといけません。もっとはっきり言うなら銀行の窓口で購入する投資信託に良い商品などないと思っておいたほうがいいです。銀行窓口で購入しても良い投資商品は10年国債ぐらいです。ただ、銀行は10年国債を売っても手数料が少ないのでもっと手数料の多い金融商品をすすめてくると思いますが頑なに断るのが正解です。

高齢者は特に注意が必要です。銀行という看板に騙されやすい。

しかし、高齢の人は銀行という看板で営業をされたら信頼してしまいます。なので、多くの人が銀行マンから手数料の高い金融商品を購入されているケースが多いのです。もし、高齢のご両親をお持ちの人がいましたら両親の資産状況は一度確認されていたほうがいいです。変な金融商品を購入させられていたら、すぐに解約して別の投資商品に変更した方が最善の場合が多いです。手数料の安いインデックスファンドに投資する方がよっぽど安全です。

かんぽ生命の手口は本当に醜いです。大手企業でも酷い営業を行うので有名企業だからと言って信じてはいけません。

この高齢者から手数料を稼ごうと保険商品を売りまくって、2019年に問題になったのが「かんぽ生命問題」です。かんぽ生命の場合、保険を販売する郵便局員に厳しいノルマを課していたので積極営業をしていたようです。

この問題は郵便局員がノルマ達成のため顧客のためにならない保険契約を締結していたことにあります。

その手口は、

①顧客に保険料を二重に払わせる

これは古い保険をすぐに解約すると契約の乗り換えとなります。しかし、それだと販売員の手当は半分になってしまうようです。なので、新しい契約を結んだ後も、古い契約が6か月を超えて契約が続いていれば保険数が増え手当が満額支給されます。そのため、顧客に二重契約をさせていたようです。

②無保険期間を作られる

このパターンは古い保険を解約した後、3か月以内に新たな保険に入ると乗り換えとなり手当が半分になってしまいます。なので、4か月以上、間を開けて新規契約として手当が満額でるように無保険期間をわざと作ったようです。

③完全に無保険になった

こちらは②で示したように、古い保険を解約した後、4か月以上、間を開けて新規契約を締結をしようとしたら健康問題で新規保険契約が締結出来なかったというケースです。こちらは最悪で古い保険に入っていたら保証が続いていたのに解約したばっかりに無保険にされてしまっているのです。

上記、3パターンが主な手口だったようです。本来は犯罪に近いと思いますが特に逮捕者がでたというニュースは聞きません。本当にひどい営業方針です。

金融商品を売りに来る人は、あなたの資産を増やすことなど考えているはずがないのです。

基本的に保険などの金融商品を売りに来る人を信じてはいけません。あなたの資産や将来を本当に心配してくれる他人などいない。ということは意識しておいたほうがいいです。多くの営業マンはあなたの資産を増やすより、あなたから儲けることを考えているのです。

他人がもたらすリスクは多くの資産を失う可能性があります。

かんぽ生命の問題は顕在化してニュースなどで取り上げられましたが、世の中にはひどい投資話は多くあります。株式投資のリスクなどは分散投資をしたりしてリスクをコントロールできます。また、自分の判断で株式を購入するので自分の理解力が利益を生みます。しかし、営業マンなどは言葉巧みに複雑な金融商品を売ってくるので理解できない金融商品を買わされる場合があります。そうすると自分が何のリスクをどれくらいとっているのか分かっていないケースが多々あります。その場合、自分の資産のほとんどを失う可能性があるのです。

日本の営業マンをナメてはいけません。

投資に関しては金融機関の営業マンから購入する必要はないのです。銀行の窓口などで投資商品の紹介を受けても無視することです。少しぐらい話を聞いてあげようなどと思わない方がいいです。時間のムダということではないです。日本のサラリーマンをナメてはいけないのです。日本のサラリーマンは極めて優秀な人が多いです。営業マンも言葉巧みに勧誘してくるので思わず信じてしまう可能性があるのです。金融商品だけでなくても始めは買うつもりはなかったけど、いつのまにか買ってしまったという人は何人もいるはずです。

株式投資はネット証券で購入するのが一番安全です。

株式投資については営業マンと接することがないネット証券から購入するのが無難です。ネット証券から手数料の安いインデックスファンドを購入して配当再投資を繰り返し長期保有しておくだけでよいのです。その他は余計なことを考えないことです。株価の上下に一喜一憂する時間があれば、仕事や他のことに時間を使ったほうが有益です。

知人や友人にも注意が必要

また、金融機関の営業マンだけでなく友人知人などの株式アドバイスやパフォーマンス自慢には付き合う必要などありません。そのようなことを聞くと気が迷い自分も高いパフォーマンスを上げれるのではと勘違いをして高いリスクを取ってしまう可能性があります。あなたの資産を脅かすのは自分自身でなく他人が運ぶ情報だったりします。気をつけて下さい。