はじめに:なぜ“米国株+日本株”なのか?
「米国株と日本株、どっちに投資すればいいんだろう…?」
投資を始めたばかりの方なら、一度は悩むテーマではないでしょうか。
実はこの疑問、**“両方に分散して投資する”**という選択肢で解決できます。
米国株は成長性、日本株は安定性や円建ての強みがあり、両者を組み合わせることで「リスク分散」と「チャンスの最大化」を同時に狙える戦略が取れるのです。
本記事では、2025年時点で注目の「米国株+日本株に分散投資できる」おすすめの投資信託・ETFを5つご紹介します。
米国株と日本株、それぞれの特徴とは?
米国株の特徴
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世界最大の経済規模と企業の成長力(Apple, Microsoftなど)
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為替影響(円安で資産増、円高で減少)
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配当よりも成長重視の企業が多い
日本株の特徴
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為替リスクが少ない(円建て資産)
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比較的安定した老舗企業が多い
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高配当・株主優待に強み
両方を持つことで得られるメリット
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地域的分散によるリスク低減
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為替変動のバランス(円安・円高の偏り回避)
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景気循環の違いによる補完効果
分散投資におすすめの投資信託・ETF 5選
ここでは、日米両方の株式に投資できる「実績ある」ファンドを厳選して紹介します。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
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運用会社: 三菱UFJアセットマネジメント
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信託報酬: 年0.05775%(税込)程度
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特徴: 米国・日本を含む先進国+新興国すべてに投資
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日本株の比率: 約6〜7%
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米国株の比率: 約60%
つみたてNISAにも対応、初心者の鉄板ファンド。
② 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
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運用会社: 楽天投信投資顧問
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信託報酬: 年0.162%程度
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特徴: 米Vanguard社の「VT(全世界ETF)」に投資
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日本株の比率: 約7%
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米国株の比率: 約60%
本家VTと同じポートフォリオ。分散性は高いが信託報酬はやや高め。
③ iシェアーズ・コア MSCI ワールドETF(TOK)
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運用会社: ブラックロック
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信託報酬: 年0.20%程度
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特徴: 米国・日本を含む先進国23カ国に投資
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ETFのため、証券口座で個別に買付が必要
日本も含む先進国全体にアクセス可能。ETFで一括分散。
④ MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)
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形式: ETF(上場投資信託)
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信託報酬: 年0.0858%程度
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特徴: オルカンのETF版。東証上場で日本円で購入可能。
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分配金あり(年1回)
ETF派におすすめ。分配金が出るのも魅力。
⑤ グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
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運用会社: 日興アセットマネジメント
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信託報酬: 年0.484%程度
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特徴: 株式(日本・米国含む)+REIT+債券をレバレッジで投資
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やや中上級者向け
ハイリスク・ハイリターンだが、分散性は非常に高い。
まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
米国株 | 成長力・世界の中心 |
日本株 | 為替安定・高配当 |
分散戦略 | 両方に投資してリスクを抑える |
おすすめ | オール・カントリー、楽天VT、先進国ETF など |
投資の基本は「長く続けること」。
米国株・日本株どちらも魅力がありますが、一つに偏らず、バランスよく分散することが安定した資産形成の近道です。
ぜひ、自分に合った投資信託やETFを選び、未来の資産を育てていきましょう。