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50代の教育費ピークでも貯まる家計の作り方|特別費と先取りのコツ

うちも今まさに教育費のピークです。子どもは高校3年と中学2年。塾代、模試、定期代、部活、スマホ…「毎月の固定費っぽく増える出費」が地味に効きます。しかも受験が近づくほど、出費は“読めない形”で増えていく。

それでも私は、家計が崩れないように「教育費は削らない/でも貯める仕組みは崩さない」をルールにしました。ポイントは、教育費を“特別費”として扱い、先に枠を決めてしまうこと。ここでは、50代・平社員の私がやっている「教育費ピークでも貯まる家計の作り方」をまとめます。

まずは「教育費」を3つに分けて見える化する

教育費という言葉でひとくくりにすると、対策がぼやけます。私は次の3つに分けました。

  • 毎月の教育費:塾・習い事・定期・スマホ・給食(該当あれば)など

  • 年に数回の教育費:模試、教材費、部活の遠征、検定、PC・タブレットなど

  • 受験期の教育費:入学金、受験料、受験の交通費、スーツ、引っ越し(進学先次第)など

この3分類にしてから、「毎月いくらまで」「年間いくらまで」「受験でいつ、いくら要るか」が見えます。おすすめは“教育費カレンダー”を作ること。4月〜翌3月で、予想イベントを並べるだけでOKです。

10分でできる「教育費カレンダー」の作り方

私はスマホのメモでも、スプレッドシートでもいいと思っています。やることはシンプルで、次の順番で書き出すだけです。

  1. 4月〜翌3月を縦に並べる

  2. 学校から来た年間予定(授業料・教材・旅行・部費)を転記

  3. 塾・模試・検定の「だいたいの月」を入れる

  4. 1回モノの買い替え(PC、制服、靴、通学カバン)を入れる

  5. 最後に「いくらくらい?」をざっくり書く(厳密じゃなくてOK)

ここで大事なのは、完璧に当てることではなく「財布を分ける根拠」を作ること。見える化できれば、特別費口座への積立額が決めやすくなります。

教育費の“固定費化”に注意する

教育費は、いつの間にか固定費になります。特に塾・予備校・オンライン教材は、始めるのは簡単でも、やめる判断が難しい。だから私は「半年ごとに効果を見直す日」をカレンダーに入れています。
「やめるかどうか」ではなく「今の支払いに見合っているか?」の確認です。ここを放置すると、家計がジワジワ死にます。

教育費ピークでも貯まる家計は「特別費口座」で決まる

教育費が苦しい家計は、たいてい“特別費が月の財布を直撃”しています。模試や教材費が来るたびに、生活費が削られ、投資・貯蓄が後回しになる。これを止めるため、私は特別費を口座で分離しました。

私がやっている3つの財布

  1. 生活費口座(家賃・光熱費・食費など)

  2. 特別費口座(教育費+車検や家電など年単位の支出)

  3. 貯蓄・投資口座(生活防衛資金と新NISA)

特別費口座には「毎月定額」を先に移します。ポイントは“年1回の大出費”を月割りして積み立てること。例えば、年間24万円かかりそうなら月2万円を固定で積む。すると、模試や教材費が来ても家計が揺れません。

なお私は、生活費の3か月分以上を現金として確保することを強く意識しています。教育費ピークの時期は、ここを削ると精神的にも一気に不安定になります。

「固定費の再点検」で教育費の増加分を吸収する

教育費は基本、子どもの成長とセットで増えます。ここを無理に削るより、親側の固定費を削るほうが再現性が高いです。私が見直して効果が大きかったのはこのあたり。

  • スマホ(親のプランを最適化、サブ回線の整理)

  • 保険(過剰な医療・生命保険の整理。貯蓄型は特に要注意)

  • サブスク(使ってないものを即解約)

  • 車(台数や維持費の棚卸し。乗り換えより“乗り続ける”が効く)

固定費は一度下げると、毎月自動で家計が軽くなります。教育費が上がる時期ほど、ここに手を入れる価値があります。

先取りは「減らしてでも続ける」ほうが勝ちやすい

教育費がピークになると、積立投資を止めたくなります。私も何度も思いました。ただ、止めると再開が難しい。だから私は「金額を落としてでも続ける」を選びました。

実際、家計がきつくなった2024年から、つみたての金額を減らしてオルカンとS&P500を少額で継続しています。ゼロにしないことが、家計とメンタルの両方に効きました。新NISAは“長期・分散・低コスト”で、家計が苦しい時期ほどシンプル運用が向きます。

(関連:ブログ内の「ドルコスト平均法」「暴落が怖い人へ“売らない仕組み”」も合わせてどうぞ)

使える制度は「早めに確認」がコスパ最強

制度は知らないと1円も入ってきません。しかも申請が必要なものが多い。私が必ずチェックしているのは次の3つです。

  • 高校の授業料支援:文部科学省の「高等学校等就学支援金」。世帯の所得要件があり、授業料に充てる支援金が出ます。

  • 授業料以外の支援:低所得世帯向けに「高校生等奨学給付金」という制度もあります(教科書費や教材費などが対象)。

  • 大学進学の支援:文部科学省の「高等教育の修学支援新制度」(給付型奨学金+授業料等減免)。給付型の窓口は日本学生支援機構(JASSO)。返済不要の給付型を含みます。

また、児童手当は近年制度改正があり、高校生年代まで対象拡大・所得制限撤廃などが進んでいます。お住まいの自治体ページで「改正後の条件」と「手続き」を確認しておくと安心です。

受験期の資金繰りは「3つの山」を先に潰すと楽になる

受験が近づくと、教育費は“月額”では語れません。私は次の3つを「山」と呼んで、先に現金で用意するようにしています。

  1. 受験料+交通費:複数校受けると一気に膨らむ。ホテルが必要な地域もある

  2. 入学金:合格=すぐ支払い、が多い(締切が短い)

  3. 新生活の初期費用:PC、教材、スーツ、場合によっては引っ越し費用

この3つは、カード払いで先送りすると家計が見えなくなります。だから私は「受験用ミニ口座」を作って、特別費口座とは別に積み立てます。目安は“最低ラインだけ”でOK。足りない分は、合格後に調整すればいい。先に「最低ライン」を確保しておくと、受験期のストレスがかなり減ります。

ボーナスは「教育費に使う分」と「未来に残す分」を最初に分ける

ボーナスがある家庭ほど、教育費をボーナス頼みにしがちです。私も昔はそうでした。でも、それだとボーナスが減った年に一気に詰みます。

そこで私は、ボーナスが入ったら最初に3つに分けます。

  • 特別費(教育費・税金・家電などの補填)

  • 生活防衛資金の上積み(現金3か月分を守る)

  • 投資(新NISAなど、長期の積立・買い増し)

順番を逆にすると、結局「余ったら貯める」になって残りません。先に枠を確保して、余った分だけ使う。教育費ピークの時期ほど、この順番が効きます。

家族で共有すると、家計は“揉めずに”締まる

教育費は、親だけが抱えるとしんどいです。うちは細かい金額は出しませんが、次の3点だけは子どもにも共有しています。

  • 受験期は出費が増えるので、欲しいものは優先順位をつける

  • 塾や教材は「合う/合わない」を見て、合わないなら変更する

  • 奨学金は“借金”でもあるので、借りるなら条件を理解する

これだけでも、衝動買い・追加講座の増殖が減りました。家計の話は気まずいですが、将来のための教育でもあります。

50代がやりがちな「家計が壊れる3つの罠」

最後に、私が危なかった(または周りで見た)落とし穴を3つ。

  • リボ払い・分割で先送り:一瞬ラクでも、翌月以降の自由度が消える

  • 教育費のために投資を全停止:再開しづらく、老後の土台が薄くなる

  • “とりあえず学資・貯蓄型保険”で固定化:手数料が高く、家計が硬直しやすい

教育費ピークは、家計を「壊す」のも「整える」のも同じタイミングです。やらないことを決めると、家計は驚くほど安定します。

家計が崩れる家庭の共通点は「教育費が生活費に混ざる」こと

教育費は、家庭にとって最優先クラスの支出です。だからこそ、生活費の財布に混ぜると、毎月の家計判断がブレます。

  • 今月は模試があったから、食費を削る

  • 受験料が来たから、投資を止める

  • 予定外の教材で、カード払いが膨らむ

こうなると、家計が“その場しのぎ”になります。特別費口座を作り、年単位で教育費を管理するだけで、ブレはかなり減ります。

50代のゴールは「教育費を払っても老後が薄くならない」こと

教育費は、子どもの未来のための投資です。一方で、親の老後資金を削りすぎると、今度は子どもに負担が回ります。私は「教育費は出す。でも老後の土台は守る」を軸にしています。

  • 生活防衛資金(最低3か月分)は死守

  • 先取り投資は金額を落としてでも継続

  • 教育費は特別費として年単位で管理

  • 固定費を削って教育費増を吸収

教育費ピークは“永遠に続く”わけではありません。家計を壊さずに乗り切れば、その先に貯まるフェーズが必ず来ます。焦らず、仕組みで勝ちにいきましょう。

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