経済

労働収入だけではお金持ちになれない。資本家になる道を選んで、少しでもお金持ちになる方向に進むべき。

Contents

労働者階級と資本家階級では圧倒的に資本階級が有利な社会構造。

労働者階級と資本家階級との間で貧富の差が広がっていきます。

労働収入だけで、はなかなかお金も持ちにはなれません。会社を起業したりして成功を収めることが出来れば、お金持ちになることも可能です。

しかし、普通のサラリーマンや雇われの身分だと搾取される量が圧倒的に大きいので資産を増やし続けることが出来ません。

単純な話ですが不動産という資産がある家に生まれた人で、実家に住み続けることが出来れば家賃という住居費がかかりません。

それだけでも一般の労働者に比べて圧倒的に有利です。

資産は何かしら自分に利益を生み出してくれるものを言います。著作権収入などの権利収入なども資産と言ってもいいです。

日本では資本家になる敷居は低いので資本家になるべき

しかし、一般のサラリーマンや普通の人は、もともとの資産を持っている人が少ないのです。

また、権利収入を確保できるだけの才能を持っている人もごくわずかです。

それでは、普通の人がお金持ちになることは不可能なのでしょうか。答えはNoです。

幸いなことに日本は資本主義社会です。一般の人でも資本さえあればお金持ちになることは可能です。

また、ネットワークインフラも充実しているので、今では誰でも資本家になることが可能です。

一般の人でもネット証券口座さえ作れば、海外の株式も含め購入することが出来ます。

しかも、楽天証券なんかは楽天スーパーポイントで投資が出来るのです。

ものすごく投資を実行する敷居が下がっているのです。誰でも簡単に世界中の株を手にすることが出来る環境にあります。

日本人は投資に対するリスクを過大評価し過ぎ。過去に囚われてはいけません。

だけど、多くの日本人はリスクを恐れて株を買おうとはしません。

元本割れや損をするのが怖い為、投資に手を出すのに躊躇しているのです。

それは、恐らく日本人は株式投資に良いイメージがありません。

過去の不動産バブル崩壊で多くの不良債権が社会問題となり、バブル期に羽振りの良かった社長さんが破産していきました。

また、株式投資もNTT株に象徴されるように、一般の人たちも株で大きく損をしたのです。

なので、株は怖い不動産投資は危険というイメージが刷り込まれています。

なので、投資をするより堅実に貯金をしておく方が安全かつ確実だと思うようになってしまったのです。

トマ・ピケティ氏が発表した「21世紀の資本」

2014年末に「21世紀の資本」という本が世界中で販売されました。日本でも大ヒットとなりメディアでも大きく取り上げらたのです。

この本は700ページ以上もあり、一冊6,000円もして、なかなか難しい本にもかかわらず大ヒットしました。

著者はフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏で、彼は世界各国の所得や富に関する過去200年の膨大なデータを集め研究をしました。

その結果、資本収益率は常に経済成長率よりも高いという事実を突き止め、

数式

 ・「r>g」

で表したのです。

労働者収入では資本収益にかなわない。早く資本収益を得る側に回る必要がある。

資本収益率は r、経済成長率は g を指します。

簡単に言いますと、投資に対するリータンは常に労働のリターン上回っているということです。

労働者がいくら懸命に働こうとも、投資家が得るリターンは労働者の3倍もの収入を生み出していることを数値として証明したのです。

このことについては世の中の人は常識的に分かっていたと思います。

しかし、過去200年のデータと共に実際の数値を突き付けられたので、大きな衝撃になったのです。

トマ・ピケティ氏は株式投資を推奨して、この本を発表した分けではありません。彼は資本家と労働者の間でこれからもどんどんと貧富の格差が広がることに警笛を鳴らしたのです。

貧富の格差が一旦広がると、なかなか縮めることが出来ません。

国か累進課税を強化したり、一種の強制力を持って富の再分配をしない限り、貧富の差は広がるばかりです。

しかし、富の再分配を強化して累進課税を強化したり、貧しい人に富を分けあたえる弊害もあります。

頑張っても報われない。となり社会的な発展が阻害されます。これでは世の中が社会主義的になってしまうのです。

なので、簡単に貧富の格差をなくすのは難しいのです。

国は基本的に国民の生命財産を守るために存在します。それをある種の強制力をもって、金持ちから富を奪うことは、それなりの正当性がないと出来ません。

貧富の格差解消が国民でどれくらい受け入れられるかが問題となります。

これからどのように行動するのが得策か

さて、貧富の格差が広がる恐れのある現代において、我々はどのように行動したら良いのでしょうか。

それは資本家になることです。

トマ・ピケティ氏は資本家になれとは言ってません。しかし、資本家がこれからも富を独占して行くことになる。と言っています。

なので、その事実を考えるなら、少しでも資本家になるように努力することが肝心です。

幸いなことに私たちは、日本に生まれることが出来ました。なので、資本家になることが容易にできます。

今、労働収入だけしかない人は、労働で稼いだお金を少しでも株式投資に回すべきです。労働収入より資本収益の方が効率がいいのです。

今後は資本家になる道を選んだ人と、リスクを恐れて資本家にならずに労働収入だけの道を選んだ人とでは差が広がっていきます。

日本に生活をしていたらどちらの道も選ぶことは可能です。選択するのは自分次第になります。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へにほんブログ村に参加してます。クリックして頂くと有り難いです。