【要注意】リボ払いは最後の手段!まず検討すべき3つの選択肢
新型コロナウイルスの影響で仕事に支障が出て、収入が大きく減ってしまった方も多いと思います。
毎月決まった収入を前提に生活している方にとって、急な収入減は大きな打撃です。特に、クレジットカードの支払いは後払いのため、支払いに困ることもあります。
そんなとき、ふと「リボ払いで乗り切ろうか…」と思うかもしれません。しかし、リボ払いは最後の手段です。
リボ払いに頼る前に検討したい選択肢
以下の順番で対応を検討してみてください。
① 生活福祉資金貸付制度の利用
② 家族や友人・知人に相談
③ 勤労者生活資金融資制度の利用
④ 最終手段としてのリボ払い(信用情報を守るため)
リボ払いとは?
リボ払いは、クレジットカードの利用額に関わらず毎月の支払額を一定にできる仕組みです。
たとえば、「毎月1万円」と設定すれば、たとえ10万円使っても支払額は毎月1万円のままになります。
一見便利そうですが、支払いきれなかった残高には年利約18%の高い手数料(利息)がかかります。
支払いが長期化し、元本がなかなか減らない、いわば“借金を先延ばしにする仕組み”です。
さらに、支払いが遅れれば、遅延損害金(年率20%)も発生します。
まずは「無利息で借りる方法」を探そう
国や自治体は、新型コロナによる収入減に対応するための貸付制度を用意しています。
■ 生活福祉資金貸付制度(特例)
厚生労働省が提供している制度で、以下のように分かれています。
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緊急小口資金:休業した方など向け(収入減だけでも対象になる場合あり)
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総合支援資金:失業などで生活に困っている方向け
いずれも無利息または低利での貸付が可能です。
お住まいの市区町村の社会福祉協議会が相談窓口になりますので、まずは問い合わせてみましょう。
家族や友人を頼るのも選択肢の一つ
制度が利用できなかった場合は、無利息で借りられる身近な人を頼るのも一つの方法です。
正直、頼みにくいと思うかもしれません。しかし、高利なリボ払いよりは現実的な手段です。
家族なら気軽に相談できるケースもあるでしょう。
ただし、「恩を着せられそう」「関係が悪くなりそう」と感じる相手からは借りない方が良いです。借りるなら、本当に信頼できる人に限定しましょう。
勤労者生活資金融資制度の活用
次に検討したいのが、各自治体が**ろうきん(労働金庫)と連携して行っている「勤労者生活資金融資制度」**です。
これは労働者向けの公的な低金利融資制度で、各市区町村によって内容が異なります。
例:横浜市の場合
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資金用途:教育、医療、生活資金、耐久消費財、介護、出産、余暇活動など
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金利:おおよそ年2.0%前後(教育費1.7%、増改築費1.4%など)
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保証料:別途0.7~1.2%が上乗せ
育児や介護のための休業中でも利用できる可能性があります。
詳細はお住まいの地域のろうきん窓口で相談してみてください。
最終手段としてのリボ払い
どの制度にも該当せず、家族や知人にも頼れず、低金利での借入も難しい場合は…リボ払いも選択肢の一つです。
支払いを滞納して信用情報に傷がつくよりは、リボ払いで支払って「個人の与信」を守る方が将来的には良い場合もあります。
最後に
リボ払いは、あくまでも「最後の砦」です。
無利息または低金利で借りられる制度や信頼できる人を頼ることが、将来の自分を守ることにつながります。
クレジットカードの信用は、一度傷がつくと取り戻すのが難しいものです。
大変な時期ではありますが、冷静に、計画的に対処していきましょう。
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