投資

資産1億円が遠い…準富裕層50代が新NISAで焦らず伸ばす現実戦略

資産1億円が遠い…50代でこの感覚、すごく分かります。私も総資産は8,000万円台まで来ましたが、ここからの2,000万円が「いちばん重い」。理由はシンプルで、入金力が落ちやすいのに、教育費や親のこと、仕事のストレスなど“支出イベント”が増えるからです。だからこそ、焦って勝負に出るより「崩れない仕組み」を先に作ったほうが、結果的に伸びます。

この記事では、50代サラリーマン(役職なし)の私が実践している「長期・分散・低コスト+新NISA中心」の現実戦略を整理します。賃貸暮らし前提です。レバレッジや信用取引は使いません。

なぜ1億円が遠く感じるのか

まず前提として、野村総研の区分では純金融資産5,000万円〜1億円未満が「準富裕層」です。準富裕層にいると「あと少し」が見える分、焦りやすい。
一方で、2025年の野村総研推計では富裕層・超富裕層が合計約165万世帯とも発表されていて、「1億円」は絵空事ではありません。

それでも遠く感じる原因はだいたい3つです。
・相場が良い年ほど「自分ももっと増やせたのでは」と錯覚する
・50代は教育費・家電更新・車・医療など、まとまった出費が出やすい
・リスクを上げる誘惑(集中投資、短期売買、レバレッジ)が強くなる

ここで一発逆転を狙うと、たいてい資産が“削れる”。私は「増やす前に、減らさない」を最優先にしています。

50代の現実戦略①:まず“守りの土台”を固める

生活防衛資金は「3か月+α」でメンタルが安定する

私は生活費の3か月分以上を現金で持つようにしています。50代は急な出費が起きても、取り崩し売りをしたくない。現金は利回りが低い代わりに、暴落時の判断ミスを減らす“保険”です。

固定費は「年1回の点検」で効く

1億円を目指すなら、投資の前に固定費の最適化が効きます。特に保険・通信・サブスクは、気づくと増える。私は年1回、見直し日をカレンダーに入れてルーティン化しました。浮いた分をそのまま積立に回すと、意思力ゼロで入金力が増えます。

賃貸は“身軽さ”が武器になる

賃貸は住み替えの自由度が高い。家計がきつい時に住居コストを調整できるのは、50代のリスク管理として意外と大きいです。固定費を軽くできれば、投資を続ける体力が残ります。

50代の現実戦略②:新NISAは「枠を使い切る」より「続く設計」

新NISAは、年間の投資枠が最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)、生涯非課税限度額は1,800万円です。
さらに売却すると非課税枠が復活する仕組みもあります(復活時期などは制度の説明を確認)。

ただし、50代が「満額が正義」と思うと家計が崩れます。大事なのは“最適額”を決めて継続すること。私のおすすめは3ステップです。

1)つみたて投資枠:毎月の自動積立を先に作る(少額でもOK)
2)成長投資枠:ボーナス月だけ追加、または急落時の追加枠にする
3)枠の再利用:売却で枠が戻る前提で、出口(取り崩し)も一緒に設計する

「枠=義務」ではありません。50代は家計とメンタルが続く設計が勝ちます。

50代の現実戦略③:運用は“地味”でいい。むしろ地味が強い

1億円に届く人は、派手な銘柄を当てるより、ルールを守って続けている印象です。私がやらないことは明確です。

・信用取引、レバレッジETF、証券担保ローン(焦りと相性が悪い)
・テーマ株の集中(当たると気持ちいいが、外すと回復に時間がかかる)
・毎日の株価チェック(判断がブレる)

逆に、やることはシンプル。
・低コストのインデックスをコアにする(全世界、S&P500など)
・分散を“商品”でやる(個別株で無理に分散しない)
・下落時も淡々と積立、余裕があれば追加

相場は読めません。読めない前提で「読まなくても勝てる仕組み」に寄せる。これが50代の現実解だと思っています。

1億円までの距離を“数字”で見える化する

焦りを消す一番の薬は、シミュレーションです。ざっくりでも「自分の現実」を数字にすると、やることが見えます。

例えば、今8,000万円台で、毎月3万円を積立、年率3%で10年回した場合。もちろん利回りは保証されませんが、複利の効果はイメージできます。
さらに月5万円に上げられれば差は大きい。逆に、教育費が重い時期は月1万円でもいい。大事なのは「ゼロにしない」ことです。

それと、日本全体で見ると家計の金融資産は過去最高を更新し、2025年9月末で2,286兆円という推計もあります。
ただし、資産は均等ではありません。だからこそ、自分の家計に合った“続く設計”が必要です。

それでも伸ばす:50代が現実的にできる「3つの増やし方」

最後に、私が現実的だと思う伸ばし方を3つに分けます。

①入金力を“1万円ずつ”上げる

50代は昇給よりも、支出の最適化や副収入で入金力を作るほうが現実的。月1万円の上積みでも年12万円。投資期間が10年あれば元本だけで120万円増えます。そこに複利が乗る。
「月1万円」をなめない。私も最初はここからでした。

②資産配分を決めて、リバランスだけする

「増えたら売る、減ったら買う」を機械的にやると、結果的に高値掴みを避けやすい。私は年1回だけ資産配分を点検し、必要なら微調整します。頻繁に触るほどブレます。

③“取り崩し”を早めに考えて不安を減らす

1億円を目指す最大の敵は不安です。不安が大きいと、変な売買をしがち。私は「取り崩しのルール」を先に学びました。
出口が見えると、焦りが消えて、続けられるようになります。

50代がやりがちな“やらかし”チェックリスト

最後に、自戒も込めて。私が実際にヒヤッとしたのはこのあたりです。

・好調相場で積立額を無理に上げ、家計が苦しくなった
・SNSの「爆益」に釣られて、テーマ株を触りたくなった
・下落局面で“安全資産に逃げたい”衝動が出た
・「もう年齢的に遅い」と決めつけて積立を止めそうになった

こういう時こそ、ルールに戻る。50代は「勝つ」より「負けない」が大事です。

現金比率は「安心のためのコスト」と割り切る

資産形成の発信を見ると、現金を極端に嫌う人もいます。でも50代は、現金を持つことで“やめない”を買えます。私の場合、現金があるから暴落でも積立を止めずに済む。逆に現金が薄いと、急な出費=取り崩し売りになって、投資のリズムが崩れます。

ここは人それぞれですが、「現金が多い=悪」ではありません。投資効率より、継続性を重視した方が最終的に強いと感じています。

新NISAは「成長投資枠の上限」も意識しておく

もう一つ、意外と見落としやすいのが、非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠で使える上限(内数)がある点です。制度資料でも、成長投資枠は1,200万円(内数)と整理されています。
私は、コアの積立をつみたて投資枠で積み上げつつ、成長投資枠は“必要な時だけ”にしています。枠に振り回されないためです。

まとめ:1億円より大事なのは「崩れないこと」

50代が1億円に近づくコツは、勝負ではなく設計です。
・固定費を整え、現金でクッションを作る
・新NISAは満額よりも、続く金額で自動化する
・運用は地味に、ルールを守って継続する
・出口(取り崩し)を先に考えて、焦りを減らす

私もまだ道半ばですが、焦って取り返そうとした時期ほど成績が悪かった。結局、資産形成は「続けた人」が勝ちます。1億円はゴールというより、老後の安心を“見える化”する通過点。今日も淡々といきましょう。

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