投資

準富裕層でも油断すると崩れる|50代の家計リスク7つ【チェックリスト付き】

準富裕層(純金融資産5,000万円〜1億円)と聞くと、「もう大丈夫そう」と思われがちです。でも50代は、家計も相場も“事故りやすい”年代だと私は感じています。資産が多いほど、油断も大きいです。
私自身、賃貸暮らしの50代平社員で、妻はパート、子どもは2人(高3・中2)。総資産は8,000万円台まで積み上がりましたが、「油断したら崩れるな」と何度もヒヤッとしています。理由は単純で、資産が増えても“毎月のキャッシュフロー”が弱れば生活は回らないから。資産があるほど、「足りない分は取り崩せばいい」と考えやすい。ところが取り崩しがクセになると、相場が悪い年に売らざるを得なくなり、回復局面まで失いやすいのが落とし穴です。

この記事では、準富裕層でも転びやすい家計リスクを7つに絞って、現実的な対策までまとめます。FIREの夢を語るより、「老後を安心して迎えるための逃げ切り設計」がテーマです。

準富裕層でも崩れるのは「支出のクセ」と「制度・相場」

資産形成って、増やす局面より“守る局面”のほうが難しいです。特に50代は、教育費・親のこと・健康・職場環境など、家計に波が来やすい。さらに物価はじわじわ上がり、家計の前提が変わります。

もう一つ厄介なのが、制度変更です。税制や社会保険は「決まってから気づく」と対応が遅れます。つまり準富裕層は、「資産があるのに不安が消えない」層でもある。だから私は、「増やす」よりも先に「崩れない仕組み」を作るのが正解だと思っています。

50代の家計リスク7つ

ここからが本題です。全部、私の家計で“現実に起きた/起きかけた”ものだけに絞ります。

リスク1:教育費ピークで“毎月赤字”が常態化する

高3と中2がいると、塾・模試・受験関連、部活の遠征、教材費などが重なります。「今月だけ」が連発し、気づけば固定費みたいに毎月出ていく。私は以前、家計簿で「教育費は特別費」と割り切っていたのですが、特別費の回数が増えると“特別じゃなくなる”んですよね。赤字に鈍感になるのが怖いところです。
対策は、教育費を“年額”で見積もり、月割りして別口座に積むこと。支払いが発生したらそこから出す。家計簿の赤字を“見える化”して、赤字を赤字のまま放置しない。受験は短距離走なので、家計は先回りが効きます。

リスク2:物価上昇で、生活費のベースが静かに上がる

食費、電気・ガス、日用品。値上げは派手じゃないのに、合計すると効いてきます。しかも子どもが大きいほど食費が増える。「昔はこの金額で回ったのに」という感覚が、家計を苦しくします。
対策は、「値上げされたから節約」ではなく、家計の標準額を毎年更新すること。私は年1回、食費・光熱費・通信費の“基準額”を見直して、予算を現実に合わせています。現実より低い予算を置くと、ずっと罪悪感の家計になります。節約は我慢より“設計”です。

リスク3:固定費が“ちょい足し”で太る(保険・通信・サブスク)

準富裕層になると、固定費の見直し優先度が下がります。「数千円だし…」が積み上がると、1万円、2万円と家計を圧迫します。保険も同じで、不安があるほど入りすぎる。私も昔は医療保険を厚くしすぎて、結局「安心料」を払い続けていました。
対策は、固定費を年1回“棚卸し”する日を決めること。私は、①保険②通信③サブスク④会費の順で見直します。保険は「必要最小限」、通信は“夫婦で同じ会社”に揃えるだけでも整理が進む。削った分をそのまま投資に回すより、まずは赤字の穴埋めに回すのが堅いです。

リスク4:賃貸の更新・家賃上昇・引っ越し費用が地味に痛い

賃貸は“更新”というイベントがあります。更新料や火災保険の更新、家賃改定の打診など、地味に出費が続く。さらに住み替えになれば敷金礼金・引っ越し・家具家電の買い替えで一気に飛びます。私も更新時に「数年後の住み替え」を考えた途端、現金の薄さに焦りました。
対策は、住居費も「月の家賃」だけで見ないこと。更新費用や住み替え費用を想定して、別枠の“住まい予備費”を確保しておく。賃貸は自由度が高い反面、現金がないと動けません。自由は“キャッシュ”で買うものだと痛感しています。

リスク5:特別費(車・家電・帰省・冠婚葬祭)が“同時多発”する

車検、タイヤ、スマホ買い替え、エアコン故障、親の用事、冠婚葬祭…。なぜか重なるんですよね。ここをクレカ分割やリボに逃げると、家計が一気に崩れます。準富裕層でも、分割がクセになると固定費が増え、ボディーブローで効いてきます。
対策は、特別費を「年間カレンダー」にして先回りすること。私は、車検・税金・家電更新(ざっくり耐用年数)をメモし、月割りで積み立て。帰省や親関連も“年額で確保”すると気持ちが楽です。派手な投資リターンより、地味な積立のほうが家計は救います。※ちなみに私は車を保有していません。

リスク6:制度変更で、手取り・負担がじわっと変わる

税や社会保険は「今のルールが永遠に続く」と思うと危険です。最近は、医療保険の負担に金融所得を勘案する議論もあり、方向性は見えつつも、情報の把握方法や事務負担など課題も含めて検討が続いています。
対策は、“決まってから慌てない”こと。私は、官公庁や公式資料の要点だけを年に数回チェックし、家計の前提(手取り想定、保険料、税負担)を保守的に置くようにしています。制度はコントロールできないので、コントロールできる「支出」と「資産配分」で吸収する発想です。

リスク7:相場急落で“守りの行動”が取れず、狼狽売りする

準富裕層になると含み益が大きくなり、下落局面のダメージも大きい。ここで怖いのが、生活費が足りなくて売らざるを得ない状況です。相場のせいに見えて、実は家計の設計ミス。暴落は避けられませんが、「売らない自由」は作れます。
対策は2つ。①生活費と投資資金を分け、暴落時に売らなくていい現金クッションを持つ。②資産配分を決めて、年1回のリバランスで淡々と整える。私は「長期・分散・低コスト」を軸に、新NISAはインデックス中心。レバレッジや信用取引、リボ払い、証券担保ローン系は“家計と相性が悪い”のでやりません(増える可能性より、壊れる可能性が大きい)。守りは退屈ですが、50代は退屈のほうが勝ちやすいです。

今日からできる「崩れない家計」チェックリスト

最後に、私が実際に回しているチェックを置きます。全部やる必要はなく、刺さったところからでOKです。

  • 毎月の赤字が出たら「原因」を1つだけ特定して潰す(全部は無理)

  • 教育費・住まい・特別費を“年額”で見積もり、月割りで積み立てる

  • 固定費の棚卸し日を年1回決める(保険→通信→サブスク)

  • 生活防衛資金は現金で確保し、投資の取り崩しと混ぜない

  • 投資は新NISA中心で、資産配分とリバランスのルールを先に決める

  • 「制度変更」は一次資料(官公庁・公式発表)を基本に、要点だけ拾う

  • 夫婦で“家計の地図”を共有する(家計の暗黙知をなくす)

  • 大きな出費が続く年は「入金力より、守り」を優先してよい

まとめ:準富裕層は“勝ち逃げ”ではなく“崩れない運用”

準富裕層はゴールではなく、むしろ「守りの難易度が上がる地点」だと私は思っています。50代は支出イベントが多く、制度や相場も動く。だからこそ、家計の弱点(教育費・固定費・住まい・特別費・制度・相場)を先に潰して、投資は淡々と続ける。増やすより、減らさない。これが一番“逃げ切り”に近い道だと感じています。

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