はじめに
50代サラリーマンとして働いていると、職場の飲み会は避けて通れない場面があります。私自身も20代・30代の頃はよく参加していましたが、40代半ばを過ぎたあたりから「参加しない」という選択をするようになりました。
きっかけはコロナ禍です。強制的に飲み会がなくなった時期を過ごしてみると、「飲み会はなくても仕事は回る」「生活も体調も改善する」と実感しました。
そして50代で役職にも就けなかった私にとって、飲み会を通じたコミュニケーションは無駄だと分かりました。普段の業務で誠実に対応すれば十分であり、わざわざ時間とお金を使ってまで飲みに行く必要はなかったのです。
今では「飲み会に行かない」ことで、お金と時間の両方を確保でき、家計や投資にもプラスの影響が出ています。本記事では、飲み会を断つことで得た効果を、働き方や生活との関わりから解説します。
職場の飲み会は本当に必要か?
かつては「飲みニケーション」という言葉もあり、飲み会が人間関係や出世に欠かせないと考えられていました。
しかし、50代の平社員の私から見れば、以下のような現実があります。
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出世レースから外れているため、無理に付き合う必要がない
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飲み会で得られる情報よりも、日常業務での誠実さの方が信頼につながる
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翌日の疲労感や生産性低下のデメリットが大きい
コロナ禍を経て、こうした考えはより鮮明になりました。「なくても困らないもの」にわざわざコストをかける意味はないと、体感できたのです。
飲み会に行かないことで浮いたお金
実際の金額に換算すると効果は大きいです。
会社の飲み会は1回あたり4,000〜6,000円が相場。月2回参加すれば1万円以上の出費になります。
私の場合、以前は年間で20回以上の飲み会に参加していました。
1回5,000円とすると、
5,000円 × 20回 = 10万円/年
飲み会をやめたことで、この10万円がまるまる浮きました。
50代の家計は教育費のピークや医療費の増加で出費がかさみます。そんな中で「飲み会に行かない」という小さな決断が、家計の健全化につながったのです。
浮いたお金をどう使うか?
浮いたお金をただ貯金するだけではもったいないと思い、私は投資に回しています。
新NISAのつみたて枠に充てれば、以下のような効果があります。
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年10万円を年利4%で20年運用 → 約220万円
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単なる出費が、将来の資産へ変わる
「1回の飲み会=投資信託1口分」と考えると、参加しない決断が資産形成に直結していることを実感します。
飲み会に行かないことで得た時間
金銭的な効果以上に大きいのが「時間」です。
飲み会に参加すると、移動・準備・二次会まで含めて4〜5時間は拘束されます。翌日も疲労で効率が下がるので、実質的には丸1日を消耗することになります。
飲み会を断った結果、私は次のような時間の使い方ができるようになりました。
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家族と夕食をゆっくり取る
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投資や家計簿を見直す
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読書やブログ執筆に充てる
特にブログの再開は、飲み会を減らした時間で始めた習慣のひとつです。結果として自己発信の場を得ることにもつながりました。
人間関係はどうなったか?
気になるのは「断ると職場の人間関係が悪くならないか?」という点です。
結論から言うと、私は大きな問題はありませんでした。
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一度「お酒が飲めない」「家計の都合もある」と正直に伝えた
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普段の業務で誠実に対応し、信頼を積み重ねた
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年に1〜2回だけは“顔出し”することで、完全に断絶はしない
このバランスが大切だと思います。無理に全てを断るのではなく、必要最低限だけ参加する。その線引きがあれば、人間関係を保ちながら無駄な出費を抑えることができます。
飲み会を断つことの心理的効果
飲み会をやめたことで、心理的にも楽になりました。
「断れないから参加する」というストレスがなくなり、自分で選んだ行動として納得感があります。
さらに、家計簿をつけると数字で効果が見えるので「やめてよかった」と思える瞬間が増えました。これは投資のモチベーション維持にもつながります。
まとめ:飲み会を断るのは“節約以上の価値”がある
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年間10万円前後の節約効果
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将来資産への投資に回せる
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1回4〜5時間の時間を取り戻せる
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ストレスが減り、家族や趣味に使える
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人間関係も工夫すれば問題なし
コロナ禍で飲み会がなくなった経験は、私にとって「飲み会は不要」という確信を与えてくれました。50代平社員の私にとって、「飲み会に行かない」という選択は、単なる節約ではなく、働き方や生活の質を見直す大きなきっかけでした。
もし今、飲み会に悩んでいる方がいれば、一度“行かない勇気”を試してみるのも価値があると思います。
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