投資

低スペック会社員でも資産形成できる!株式投資が“平等な世界”である理由

はじめに|出世もスキルもない。それでも投資という選択があった

私は、特別なスキルもなく、学歴にも自信がなく、会社では出世から取り残された、いわゆる“平凡以下”のサラリーマンです。50代になった今も、年下の同僚と同じような給与水準で、将来への不安はつきません。

会社では真面目に仕事をしていても、なぜか評価されず、「なぜあの人が昇進するんだ?」と理不尽を感じたことは何度もあります。そんな私が唯一、希望を持てたのが株式投資でした。

サラリーマンの世界は不平等。投資の世界は違う?

会社員として働く世界では、学歴、年齢、社歴、出身大学、上司との相性……あらゆる「要素」で評価や給与が決まります。たとえ実力があっても、「評価される側」にいる以上、自分の力ではコントロールできない理不尽がつきまとうのです。

一方、株式投資の世界には“株主平等の原則”という仕組みがあります。これは、誰がどの会社に投資しようが、「1株は1株として平等に扱われる」という、きわめてフェアなルールです。

株主平等の原則とは?──法律でも保証された“平等な世界”

株主平等の原則は、日本の「会社法」に明記されています。

会社法109条第1項
「株式会社は、株主を、その有する株式の内容および数に応じて、平等に取り扱わなければならない。」

つまり、どんな人物であっても、「株式数」という明確なルールに基づいて、平等に権利が保障されるのです。

身分や地位、学歴、職歴、肩書きは一切関係ありません。これは、日々の評価が不透明なサラリーマン世界と決定的に違う点です。

なぜ低スペック人間こそ株式投資に向いているのか?

スキルがない。転職もうまくいかない。昇進の見込みもない――。そうした環境に置かれていると、将来への不安が募ります。

しかし、株式投資の世界では、労働スキルではなく“資本”が力になります。

資本とは、つまりお金です。お金を株式として企業に投じることで、その企業の一部オーナーとなれます。投資先の企業が利益を出せば、配当金や株価の上昇という形でリターンを得ることができます。

たとえ自分自身が「労働市場で評価されない」としても、投資家として企業を選び、企業からリターンを得ることはできるのです。

株主になるということは、オーナーになること

会社では末端の平社員でも、株式を通じて投資した企業ではオーナーの一人になれます。

極端な話、自分の会社では「指示される側」でも、トヨタやユニクロに投資していれば、その企業の利益の一部を受け取る“株主”です。

しかも、上司に気を使う必要も、出世競争に勝つ必要もありません。ただ資本を提供する立場として、フェアにリターンを得るのです。

これは、まさに食物連鎖の逆転とも言える構造。今まで「評価される側」だった私たちが、「評価する側」へと立場を変えられる、稀有な世界です。

一株の価値は平等。でも、リターンは“資本の量”で変わる

株主平等の原則は、あくまで「1株あたり」に対しての平等です。

しかし、当然ながら持っている株数(資本の量)によって得られるリターンは変わります。

  • 1株保有:配当金100円/年

  • 100株保有:配当金1万円/年

このように、資本の大きさがリターンの大きさに直結します。だからこそ、株式投資の世界では「少しでも多くの株を手にする」ことが、最終的な資産形成につながるのです。

資本をつくるには「自己投資」が欠かせない

とはいえ、最初から多額の資本を持っている人はそう多くありません。私のように凡人サラリーマンの場合、資本は“自分の労働”から捻出するしかないのです。

そのためには、まず自己投資が重要になります。

  • スキルアップして副業を始める

  • 業務効率を上げて残業代を稼ぐ

  • 資格を取得して昇給を狙う

  • 節約によって可処分所得を増やす

このように、地道な努力が「資本のタネ」になります。自己投資→労働収入→株式投資→資本増強というサイクルを回していくことが、低スペック人間にも可能な戦い方なのです。

株式投資はスキル不要。誰にでも始められる

もう一つ、株式投資が素晴らしいのは、「スタートラインが平等」だという点です。

資格も学歴も関係ありません。証券口座さえ作れば、誰でも一株から投資を始められます。

楽天証券・SBI証券・マネックス証券などでは、100円から投資信託を積み立てることも可能です。実際、私も最初は少額から投資を始めました。

今では少しずつ資本が増え、配当金も年間数万円レベルに成長しています。

自分の力が弱いなら、市場の力を借りればいい

「投資なんて、自分には関係ない」と思っていた頃の私に、今ならこう伝えたいです。

自分に自信がないなら、市場の力を借りよう。

資本主義の仕組みを学び、少しでもいい会社に投資して、時間を味方につけて増やしていけばいいのです。

これは、凡人サラリーマンにこそ与えられたチャンスだと思っています。

まとめ|“低スペック”を言い訳にしない。平等な世界でコツコツ勝ちにいこう

株式投資の世界では、1株あたりの権利はすべての人に平等に与えられます。だからこそ、自分の学歴や年収に自信がなくても、コツコツと資本を積み上げていくことで、人生を変える可能性があります。

もちろん、すぐに成果は出ません。ですが、“時間”という味方をつければ、投資は裏切らないと私は信じています。

「低スペックだから投資なんて無理」と思っていた方にこそ、この記事が何かのきっかけになれば嬉しいです。

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