日経平均株価が連日の上昇。上昇の勢いが止まらない状況。
本日、2021年2月16日の日経平均株価の終値は3万0467円75銭で昨日と終値より1.28%上昇しました。
17日、月曜日の日経平均株価も大幅値上がり。終値は前週末比564円08銭高の3万0084円15銭となり、1.91%の上昇をしてます。
連日の1%以上の上昇を見せており2日間で3%以上の上昇をしました。日経平均株価は勢いが止まらない状況です。
日経平均株価の上昇勢いにより、バブルの警戒感も出ている。
ここ最近は、ダウ平均などの米国株のより日経平均株価の方が勢いがある状況です。実体経済との乖離もあり、巷ではバブルとの声も聞かれます。
私見的には、まだ、バブルと言えるほどの価格になっているとは思いません。しかし、警戒しておくことは重要です。
日本もバブルが起きる下地は出来ている
日本においても大型の金融政策を実施しているのでバブルになっていく要素は十分にあると思います。
この後、本格的なバブルになるとすれば、もっと株価が上がっても不思議ではありません。バブルの後半と言うのは一番大きく上げる局面でもあります。
本格的なバブルが起きるシナリオ
これから本格的なバブルが起きるとするならば、世の中の警戒感が解けて来た時だと思います。
バブルは金融緩和(これは必須条件)が起こり、株価が上昇して、企業業績が上向く中で起こります。金融緩和から実体経済に波及する流れです。
そこから人々の熱狂が生まれ、暴落が始まります。
今は金融緩和が起こり、株価が上昇している状況だと思っています。これから各企業の決算発表で上方修正が起きだしたら本格化すると考えています。
コロナは実体経済に大きなダメージを与えていますが、コロナ禍で大きく利益を伸ばした企業もあります。
それらの企業の決算発表は上方修正になってくると思います。そうすると株価がさらに上昇し、実体経済に伴った株価と考えて多くの人が投資に向かいます。
そうすると株に投資していないとバカだと言わんばかりに投資成功者がマスコミに取り上げられて来ます。
このころが一番、警戒感を強める時期かも知れません。
なので、ここで乗り遅れましとして、投資を始めるのはあまりおススメ出来ません。この時が一番警戒しないといけない時期だと思います。
本格的なバブルが起きるのは、まだ少し時間があると考える。
先ほど述べたように、私はまだ、本格的なバブルにはなっていないと思っています。まだ、コロナも収まっていないですし、実体経済も大きく棄損しています。
日本銀行が掲げている物価目標の2%も全然、達成出来ていません。
なので、今から金融引き締めに向かうとは考えにくいです。しばらくは金融緩和状態が続くと考えるのが自然です。
また、この金融緩和はアメリカでも行われているので、アメリカの株高と共に日本の株価も牽引される流れは続きそうです。
なので、今、株式投資をしている人で利益を確定させることを考えている人は時期尚早と思います。
ただ、私の言うことも当てにならないので、最終的には自己判断でお願いします。
本格的なバブルが起こる前に株価が下落するシナリオも考えられる。
ただ、本格的なバブルが起こる前に株価が失速することは十分に考えられます。
本来なら
金融緩和⇒株価上昇⇒物価上昇⇒賃金上昇⇒景気回復⇒金融引締め⇒株価下降
と言う流れが理想かと思います。
しかし、恐らく今までの日本政府の動きを見るとそうはならないと思います。
過去の消費増税の時もそうですが経済より財政再建を優先させる傾向にあります。
なので、
金融緩和⇒株価上昇⇒物価上昇⇒財政再建(増税)⇒景気後退⇒株価下落
となり、一番効果が必要な
賃金上昇⇒景気回復
がないまま終わっていくシナリオが考えられます。
経済の足を引っ張るのは政府
特に財政再建(増税)については警戒が必要です。政府はコロナで大量にお金を使いました。
過去に政府は東日本大震災の復興財源の確保を目的として復興特別税を導入させました。
また、景気回復も中途半端なのに消費税の増税も実施してます。
なので、政府は新しい財源を目的としてコロナ復興特別税を新設しないとは限らないです。政府は経済より財政再建が大好きです。
ただ、その時は一番取りやすそうな
・サラリーマンの所得税
・投資家の株や不動産からの譲渡益
が狙われそうです。
最後に
株高はしばらく続きそうですが警戒することは重要です。このような右肩上がりの相場の時は過度なリスクを取りがちです。
なので、出来れば冷静になって自分のリスク許容度を超えていないかを点検する良い機会にした方が良いです。
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