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投資は何歳からでも遅くない!50代・60代から始める長期投資のすすめ

投資は若いうちに始めるのが圧倒的に有利な理由

投資はできるだけ早く始めるのが有利です。その理由は、「複利の効果」が長期間にわたって働くことで、資産が大きく成長するからです。たとえば、年利5%の運用であれば、「72の法則」によって14.4年で資産は約2倍になります。

👉参考:72の法則の解説|資産が2倍になるまでの年数は?

若い頃は資金が少なく、毎月の投資額も限られますが、それでも時間という武器があることが最大の強みです。仮に月1万円の積立でも、20代から始めれば老後には大きな資産になります。

特に若者には、以下の投資スタイルが有効です。

若者におすすめの投資法

  • インデックスファンドに長期投資

  • ドルコスト平均法でコツコツ積立

  • 分散投資でリスクを抑える

高リスクな個別株投資は避け、まずは堅実なインデックスファンドから始めるのが賢明です。若いうちは「損を取り戻す時間」があるので、多少の価格変動にも耐えやすいというメリットもあります。

50代・60代からの投資も決して遅くない

「もう年だから投資は遅い」と感じる人も多いかもしれませんが、それは誤解です。2025年現在、日本人の平均寿命は男性約81歳、女性約87歳。人生100年時代に突入している今、50代・60代でも20~40年の投資期間があります。

たとえば50歳で投資を始めた場合でも、仮に90歳まで生きれば40年の運用期間になります。これは十分に「長期投資」と言えるのです。

実際に、40歳から投資を始めて巨額の資産を築いた実例もあります。

▶ 実在の投資家「アンネ・シャイバー女史」

彼女は40歳で資産を失い、そこから再スタート。最終的に100歳を超えるまで投資を続け、数億円の資産を築きました。

👉参考:投資家が目指すべき姿|アンネ・シャイバーの物語

また、著名な投資家ウォーレン・バフェット氏も現在94歳(2025年現在)で現役。長寿であればあるほど、投資の恩恵を長く享受できます。

年齢ではなく「リスク許容度」で考えるのが本質

投資において大切なのは、年齢ではなくリスク許容度です。つまり、あなた自身がどれだけの損失に耐えられるかを基準に投資の配分を決めるべきなのです。

たしかに、年齢を重ねると「働いて取り戻す時間」が少なくなるため、リスクの取り方には注意が必要です。しかし、同時に人生の大きな支出イベント(教育費・住宅ローンなど)も終わってくるため、必要資金が減るという側面もあります。

 高齢者でもリスクを取れる理由

  • 定年のない職業に就いている

  • 生活費に余裕がある

  • 健康で投資に前向き

  • 年金や退職金で安定収入がある

一方で、「年齢が上がったから債券中心にする」といったアプローチは一概には正しくありません。債券に偏るとインフレに対する耐性が弱くなり、資産の目減りリスクが高まる可能性もあります。

「高齢者向け商品」に要注意

金融機関が「シニア向け」「子育て世代向け」といった名目で販売する商品には注意が必要です。手数料の高い保険商品やファンドラップなど、利益は金融機関だけが得をするケースも少なくありません。

株式の価値は誰が持っても同じ。「年齢による差別」がないのが株式投資の特徴です(※会社法109条1項より、株主の平等原則)。

まとめ:投資はいつからでも始められる。王道は「長期×分散×低コスト」

2025年現在も、私が一貫しておすすめする投資スタイルは以下の通りです。

年齢を問わずおすすめの投資法

  • インデックスファンドに長期投資

  • 毎月コツコツ積み立てる(ドルコスト平均法)

  • リスク許容度に応じて現金や債券を組み合わせる

年齢に関係なく、「リスクとどう向き合うか」が投資成功の鍵です。投資初心者の方も、「今から始めて遅いのでは…」と不安な中高年の方も、王道の投資法を取り入れれば着実に資産形成が可能です。

最後に繰り返しますが、「年齢で投資商品を選ぶ」のではなく、自分の人生設計に合ったリスク管理を行いましょう。余計な手数料を払わず、シンプルで効率的な投資を目指していきたいですね。

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