節約・家計管理

ポイ活やめたい人へ。135,000ポイント貯めた私が“卒業”した理由

はじめに|かつては「総ポイント13万」超えだった

2020年当時、私は様々なポイントを合算して13万ポイント以上を保有していました。楽天ポイント、Tポイント、dポイント、LINEポイント、WAONポイントなど、まさに“ポイント分散投資”状態。少しでもお得に暮らしたい一心で、毎日のようにポイントサイトやキャンペーンをチェックしていたのです。

なぜここまで貯まったのか?当時のライフスタイルとポイ活事情

  • 楽天市場の買い回りキャンペーンに毎月参加
  • Visa LINE Payカード(当時3%還元)を発行
  • Kyashを紐付けてポイント2重取り
  • イオンカードとWAONの連携で還元率UP
  • ソラチカルートでマイルも貯めていた

これらの手法を駆使して、月に数千ポイント、年間では万単位で貯めていました。特にVisa LINE Payカードの3%還元は強烈で、約3週間で717ポイントも貯まり、一気にLINEポイントクラブのゴールドランクに到達できました。

当時の私は「手間を惜しまず動いた分だけリターンがある」と信じており、キャンペーンを比較し、ポイントサイトを渡り歩くのが日常でした。SNSのポイ活グループに所属し、最新情報を収集することすら“趣味の一部”となっていたのです。

ポイントの“棚卸し”をしてみた(当時の内訳)

2020年12月の時点での保有ポイントは以下の通りでした:

  • 楽天スーパーポイント:約94,000pt
  • Tポイント:約11,000pt
  • LINEポイント:約8,000pt
  • Kyashポイント:約6,000pt
  • WAONポイント:約2,000pt
  • dポイント:ほぼなし
  • JAL・ANAマイル:合わせて3,000マイルほど

合計135,000ポイント超と、ポイント資産としてはなかなかの規模。しかし、問題は「分散しすぎて使いづらい」こと。ポイントごとに有効期限や用途が異なり、管理するための時間とストレスが増大。結果的に、「使いこなすこと」が目的化し、本末転倒な状態でした。

さらに、“ポイント失効防止のための買い物”をするなど、本末転倒な行動も目立ち始めました。数百ポイントのために、買う予定のなかった商品に手を出す――それは節約ではなく浪費だったのかもしれません。

2025年の今、なぜポイントにこだわらなくなったのか?

1. 高還元サービスの相次ぐ改悪

Visa LINE Payカードの3%還元は2021年4月末で終了。Kyashもポイント制度が改悪され、魅力は激減。楽天経済圏もSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件が厳しくなり、「誰でもお得」な時代は終焉を迎えました。

2. 労力に対してリターンが見合わなくなった

ポイントを最大化するには「エントリー」「事前条件確認」「複数サービス連携」などの事務作業が不可欠です。これらを管理するのに家計簿やリマインダーを駆使していましたが、いつの間にか“ポイントに振り回される生活”になっていたことに気づきました。

3. ライフステージの変化

50代となった今、私の生活の優先順位は大きく変わりました。子どもの教育費、親の介護費、そして自身の老後資金。限られた時間を「数百円分のポイントを得ること」に使うのは割に合わないと感じるようになったのです。

さらに、ポイ活の中心だったスマホアプリやWebサービスが年々複雑化し、「分かりづらい」「面倒くさい」と感じることが増えました。時間も体力も有限です。

今は“意識せず貯まるポイント”だけで十分

現在のスタンスは「ポイントのために動かない」。

  • 楽天証券の投信積立で自然に貯まる楽天ポイント
  • イオンでの生活必需品購入で貯まるWAONポイント
  • 通勤や出張で自然と貯まるANAマイル

こうした“生活に組み込まれて自然に貯まる”ポイントのみを活用しています。ポイントの失効管理から解放され、精神的にも時間的にも楽になりました。

お金に関する行動が「シンプル」になり、かえって家計も健全化しています。貯まったポイントは必要な買い物に即座に使う方針に変え、余計なストックを避けるようになりました。

ポイントは手段であって目的ではない

以前の私は「いかにしてポイントを最大化するか」を日々の判断基準にしていました。しかし、今は下記の3点を大切にしています:

  • キャッシュレス決済の利便性
  • 家計管理のシンプルさ
  • 時間の節約と精神的なゆとり

結論として、使いやすい数種類のサービスに絞った方が、日常生活全体のクオリティが上がるということに気づいたのです。

まとめ|今は“貯めるよりも活かす”視点で

  • 過去には135,000ポイント超の保有実績があり、ポイ活に熱中していた
  • 高還元カードやキャンペーンの改悪、管理の手間、ライフステージ変化がポイ活熱を冷ます要因に
  • 今は「自然に貯まるポイント」だけを活用し、管理負担を最小化
  • ポイントは“目的”ではなく“手段”。生活を支えるツールとして無理なく付き合うのがベスト

ポイ活自体は否定しません。ただ、それが本当に自分の生活にとってプラスかどうか、時には棚卸しして見直すことも必要です。

あなたに問いかけたい|ポイ活卒業のチェックリスト

  • ポイントを貯めるための買い物をしていませんか?
  • 有効期限管理に追われていませんか?
  • ポイント制度の改悪にストレスを感じていませんか?
  • 家計管理が複雑化していませんか?

ひとつでも「はい」があれば、生活をシンプルに整えるタイミングかもしれません。

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