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2025年版|株主優待は“オマケ”。JAL・ANA・OLCを最新比較

結論:株主優待は“オマケ”。コアはインデックス積立です。2020年に「逆張りで優待を狙う」発想は一定の合理性がありましたが、2025年の制度変更を踏まえると、優待だけで銘柄を選ぶのは危険です。この記事ではJAL・ANA・オリエンタルランド(OLC)の最新優待を確認し、50代の家計目線での使い方をまとめます(2025年8月時点)。

結論|2025年の今、優待だけで買うべきか?

結論はノー。優待は生活を少し便利にする“オマケ”。価格変動・優待改悪・廃止のリスクを考えると、主軸は「新NISAでの低コストインデックス積立」。優待は自分の生活圏と相性が良い銘柄に限定します。実際、私も2020年当時は「逆張り×優待」を検討しましたが、その後の制度変更・相場の戻りを経て、投資の中心は投信に一本化しました。詳しくは内部記事「新NISA活用法」「米国株での配当再投資」も参考にどうぞ。

2020→2025の検証|“逆張り×優待”の成否

コロナ初期は航空・観光株が急落。優待利回りは一時的に魅力的に見えました。しかし、優待の本質は“使って得する券”。利用できる頻度や地域、家族の予定に左右されます。加えて、制度は見直され続けます。だからこそ「優待利回り>配当+値上がり」を狙う思考は危険。私も当時は心が揺れましたが、結局は積立を継続して正解でした。家計が厳しい月でも、まずは積立を死守し、優待は“余力がある時だけ”が安全です(関連:「手取り20万円台でも貯められる!」)。

最新制度を3分で把握(2025年版)

JAL(日本航空)|50%割引“フレックス”と発行枚数の基準

JALは国内線のフレックス運賃(普通席タイプB等)が株主割引券1枚で50%割引。1人片道1区間に1枚必要、乗継は区間ごとに1枚。予約は360日前の0時から当日まで。有効期間は1.5年に拡大済み(例:3/31基準は6/1~翌11/30)。発行枚数は100株で5月1枚/9月なし、200株で各1枚などの早見表が公開されています。長期保有(7基準日連続)には追加発行もあり。公式が最終参照元です。日本航空JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約

ANA(全日本空輸)|“株主優待割引運賃”と有効期間1.5年(2025年発行分から)

ANAは国内全路線で「株主優待割引運賃」を提供。ANAが指定する基準運賃額から50%割引で、小児も対象。355日前9:30から予約可能。2025年5月発行分から株主優待番号の有効期間が“1年→1年半”に延長されました(搭乗手続の仕様変更も段階適用)。発行枚数は100株で各基準日1枚、400株で各4枚などの表が公開されています。最新の「発行時期と有効期間」「利用方法」を必ず確認しましょう。ANA+3ANA+3ANA+3

OLC(オリエンタルランド)|株式5分割後の基準と65周年の特別優待

OLCは2023年に1→5の株式分割を実施。通常の株主用1デーパスポートは500株以上から年1~2枚(3月・9月の基準に応じて配布枚数が変動)。さらに100株以上を3年以上継続保有で、通常配布に毎年+1枚の長期優待が追加されます(2026年12月配布開始イメージ)。2025年9月末は創立65周年の特別優待として、100株以上保有に+1枚が予定されています。最新の配布表・有効期限は公式の資料とIRページで確認を。個人投資家の皆様へ

優待投資の“落とし穴”と回避法

  • 改悪・廃止リスク:景気や制度変更で条件は変わります。必ず最新のIRを確認。日本航空ANA

  • 換金性と実用性の錯覚:航空券の実質割引率は繁忙期・便混雑で変動。使えなければ価値ゼロ。

  • 集中リスク:優待狙いで業種が偏ると不況直撃。家計防衛の観点では致命的。

現実的な方針(50代の私の結論)

  1. コアは新NISAで世界株インデックス積立。相場や制度に左右されにくい。

  2. 優待は“生活圏に合うものだけ最小量”。JAL/ANAは旅行・帰省の頻度次第、OLCは家族の予定次第。

  3. 家計の余力が出たらスポットで。私は2025年も投信積立を最優先。優待銘柄は「使い道が明確」なときだけ検討。住居や固定費の見直しは別記事「定年後も賃貸でいい?」にまとめています。

使い方のコツ|“優待を価値化”するチェックリスト

  • 年2回の基準日を逆算:権利最終日は通常「基準日の3営業日前」。無理買いを避け、生活費と相談。日本航空ANA

  • 予約可能日を把握:JALは360日前0時、ANAは355日前9:30から。繁忙期は早めに動く。JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約ANA

  • 家族計画を先に決める:使う予定がない優待は“利回り0%”。旅行や帰省の年だけ最小限に保有。

  • 長期加算の条件を理解:JALは“7基準日連続”で追加、OLCは“3年以上(7回)”で+1枚。焦らずコツコツ。日本航空個人投資家の皆様へ

  • 出口も決める:相場が崩れたらいったん売却し、積立に戻す。優待に引っ張られない。

ミニケース(私の例)

2025年、夏の帰省でANAの優待を活用。ピーク料金帯でも“基準運賃の50%”で買えるため、計画的に押さえられました。一方で使わない年は無理に保有せず、投信の積立比率を上げています。結果、家計のブレが減りました。ANA

まとめ

  • 優待は“オマケ”。主軸はインデックス積立

  • JAL:50%割引、1.5年有効、基準別の発行枚数が明確。日本航空

  • ANA:50%割引相当、2025年発行分から1.5年へ延長ANA

  • OLC:5分割後は通常優待が500株~、長期保有+特別優待あり個人投資家の皆様へ

  • 家計優先。無理な逆張りはしない。使える優待だけを“必要最小限”。

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