中高年になると人生経験もあるので自分の将来像が明確になりだす。
若い時は自分の将来に夢や希望を描いて社会に飛び立ちます。
私も社会人経験がない時は、世の中に対する知識が少ないので、一生懸命に仕事をして出世するぞ。と思っていた時期がありました。
だが、実際社会に出て仕事をすると、優秀な人に出会い到底かなわないと実感する経験を何度もしてきました。
また、若い時は先輩や上司などを目標に出来ますが、年齢を重ねると後輩や年下の人でも優秀な人が出てきます。
将来像が見えてないのは逆に問題
そして、中高年になってくるころには、自分の実力が客観的に分かってきます。定年退職するころには、どれくらいの地位でどのような仕事をしているのかも想像がつきます。
逆にこれが想像出来ないで、中年サラリーマンが「俺は社長まで上り詰める。」などと本気で言っていたらかなり痛いです。
ただ、私のような底辺サラリーマンでなく、エリートサラリーマンで社長になれる位置にいる人は別です。
その人は継続して出世競争を戦うことが得策です。早期リタイアなど考えなくて大丈夫です。
悲観して将来像を描いているのではない
これは自分の人生を悲観して言っているのではありません。また、将来のサラリーマン生活をあきらめて言っているのはでなく、仕事の努力は継続していくのは当然です。
しかし、今までの人生経験から客観的に自分の限界点は固まってくると思います。
中高年の人でも、これから脱サラをして起業しようと思っている人は別ですが、そのまま定年まで勤めあげると考えている人は、ある程度の人生設計は見えてくると思います。
そうした場合には、将来に亘っての自分の概算収入も把握できると思います。
概算収入が分かれば、あまり贅沢をすることに楽しみを見出すことは馬鹿げていると感じると思います。
将来の概算収入が分かれば自分の目標金額が見えてくる。
人の欲には際限がないので、いくらお金を持っていても満たされることはないです。
少ない支出で楽しく暮らせるようにする
年間で200万円あれば楽しく暮らせる人もいれば、1千万円以上ないとダメと言う人もいます。
なので、人によって将来支出は違います。しかし、少ない金額で人生を楽しめる状態に出来れば人生が楽になります。逆に高額な金額がないと人生を楽しめない人は損です。
なので、出来るだけ少ない金額でも楽しく暮らせるように自己形成することをおススメします。
少ない金額で人生を楽しめることが出来るなら早期リタイヤも視野に入ってきます。
早期リタイアを望むなら年間200万円以下の生活を構築
人生は短いです。死ぬ直前は恐らくあっという間だったなぁ。と思うはずです。これを読まれている人で、今から100年間、生きる人はいないでしょう。
それくらい人生は短いのです。
40代、50代の人でも長くて50年くらいしか生きれないのではないでしょうか。
しかし、生きるためにはお金が必要です。年間、200万円必要だったとして10年で、2千万円です。
40代、50代の人が残り50年間、生きるのに1億円必要なのです。なので、億の資産を築けば、ほぼ安泰になります。
なので、現役時代に億の資産を築けば、早期リタイアが可能です。
50歳で早期リタイアした場合の必要資産額を算出。
1億円なんて到底無理だ、というのが多くのサラリーマンの意見かと思います。ただ、これは安泰な生活をした場合の数値です。
実際は65歳から年金が支給されるので、これより少なくて済みます。ただし、仮に50歳で早期リタイアする場合、15年間は年金が支給されません。
50歳からの必要金額の試算
なので、年間200万円の生活費が15年間なので、年金支給まで3,000万円必要です。
それから90歳まで生きると計算をしたら、65歳から25年間は年金が支給されます。ただ、50歳で早期退職しているので年金を満額貰うのは難しいです。
なので、月間10万円弱で年間100万円支給されると計算します。※年金額は個人によっても違うので多少前後します。
そうすると、65歳からは、「年間100万円の年金」+「自己資金100万円」で年間200万円になります。これで、65歳も楽しく生活することが可能です。
まとめますと、
・50歳から年金を貰うまでの金額、3,000万円(200万円×15年間)
・65歳から必要自己資金、2,500万円(100万円×25年間)
・合計の必要リタイア金額、55,000万円
となります。
この金額に年間、200万円をプラスしていくごとに早期リタイアを早めることが出来ます。ただ、年金額が減るので実際は300万円以上のプラスを考えた方が安心です。
※年金の減額を考えると、45歳前に早期リタイアをするのは得策ではないと思います。
最後に
55,000万円だとサラリーマンでも現実的な数値になって来ます。また、早期リタイアをしても運用をやめることはないので、もう少し少ない金額でも大丈夫かも知れません。
しかし、年齢を重ねると健康面などで大きな出費のリスクが高まります。
なので、なるべく多くの金額を確保することは大切だと思います。上記金額は最低、何とかなる金額を試算したかたちです。
早期リタイアを考えるのに一番大事なのは、少ない金額で楽しく生活が送れるスキルを構築することだと思います。
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