なぜ、貯金が必要なのか。修行僧みたいな生活はできない。
お金は使わないと意味がありません。預金通帳にどんだけ残高があっても、それ自体に価値があるわけではないのです。
お金は使うことによってはじめて価値があります。
また、まったく消費をせずに生活など出来ません。修行僧みたいな生活をするわけにもいかないので、一定の娯楽も必要です。
それは多くの人が分かると思います。
なので、貯金なんて必要ないという考えの人もいます。
確かに毎日、毎日、節約してお金を使うこともなく我慢をして、貯金をたくさん貯めれたとしても死んだら終わりです。
貯金の必要性
しかし、貯金は絶対にしておいた方がいいです。
その大きな理由が、
・非常時の備え
・教育費の確保
・老後の資金確保
です。
貯金と預金の違いにつて
ちなみに、貯金と預金は厳密な意味では違います。
大枠ですが、
貯金・・・郵便局にお金を預けるのが貯金
預金・・・銀行にお金を預けるのが預金
です。
しかし、ここでは厳密に言葉を分けません。お金を貯めることを貯金とします。
非常時の備え。不測の事態に備える。(病気、ケガ)
若い人が貯金をする大きな理由は、非常時の備えだと思います。
病気やケガとした時に一定の貯金がないと何も出来ません。
仕事ができなくなるが、治療費や生活費などはかかってきます。
そんな時にまったく蓄えがないと生活を維持することすら出来なくなります。
また、健康であっても仕事が順調に続くとは限りません。公務員でない限り勤めていつ会社の倒産やリストラなどが自分に起こらないとは限りません。
そんな時に貯金がなければ生活が詰んでしまいます。
次の仕事が見つかるぐらいまでの生活資金は確保しておく必要があるのです。
教育資金の確保
まとまった金額を一定の時期になると支出しないといけない時が来ます。
家庭を持っている人だと子供の教育費です。
子供が大学に進学する時に、経済的な理由で進学を諦めさせるのは、親としてはとてもつらいと思います。
そのためにも貯金は必要なのです。
老後資金の確保は絶対に必要。
貯金の必要性について書いてきました。しかし、一番重要なのが、老後の生活資金の確保です。
若いうちは、老後が遠い将来のことなのでイメージがつかないと思いますが、人間は確実に歳をとって行きます。
人は簡単には死ねない
若い人で、そんなに長生きするつもりないとか、ヨボヨボになってまで生きたくないとか、言ったりする人がいます。
しかし、人の人生は、思っているようには行かないものです。
長生きしたくないと言っても長生きすることがあります。
また、ヨボヨボになってまで生きたくないというのは、若さや健康がある時に思うだけです。
実際にその状況になると、自分は一人で生きているわけでないことに気が付きます。
家族やまわりの人のことを考えると死生観は変わるものです。人はそう簡単には死ねないのです。
稼ぐ力がなくなる
老後というのは若い時と違い稼ぐ力ななくなります。多くの人は60歳で定年を迎えて、65歳まで雇用延長したとしても、65歳で職を失います。
この65歳から別の会社で雇ってもらうのは、なかなか難しくなります。
また、体力的にも劣っているので、なかなか肉体労働というわけにもいきません。
日頃から体を鍛えて体力的に自身がある人でも、年齢という壁は相当にハードルが高いです。なぜなら、雇ってもらうこと自体が難しくなるからです。
なので、老後になってから若いときのように稼ぐのは難しいということを認識しておくべきです。
そのためにも、若いときから貯金しておくことは大切なのです。
超優良大企業は企業年金や退職金が豊富なので、そこまで心配しなくてよいと思いますが、一般のサラリーマンは老後資金を貯めていないと確実に困ることになります。
最後に
また、貯金のメリットとして精神的な安定があります。ある程度、金銭的な余裕があると、精神的に余裕が出来ます。
この精神的な余裕は本当に大切だと思っています。
家庭内や友人関係を良好に保つためにも、心のゆとりは必要です。お金がないとギスギスしますので、精神的な安定のためにも貯金は大切です。
にほんブログ村に参加してます。クリックして頂くと有り難いです。