同じ50代でも、資産が増える人と増えない人の差って、投資の腕より「日々の付き合い方」に出る気がしています。私は役職なしの平社員。家は賃貸で、妻はパート、子どもは2人。派手な収入アップは期待できないので、やれることはシンプルに「守る」「ムダを減らす」「続ける」でした。
そして気づいたのが、交際費って“気づかない固定費”になりやすいこと。月々のスマホ代やサブスクは見直しやすいのに、飲み会は「たまには」「付き合いだから」でスルッと出ていきます。私も昔は、月に2〜3回の飲み会が当たり前。翌日のだるさもセットで、週末は寝て終わる…そんな生活でした。
資産づくりは、結局「残ったお金を投資に回す」ゲームです。ならば、出ていくお金のうち、満足度が低い支出から減らすのが近道。そこで私は、飲み会を中心とした“惰性の付き合い”を減らしました。もちろん、人間関係は大事。ゼロにすると孤立します。だから私は「全部やめた」ではなく、「やめた付き合い方」と「残した付き合い方」を線引きしました。今日はその実体験を、50代の資産づくり目線でまとめます。
0. まず結論:飲み会は「回数」より「質」で決める
私の基準はシンプルです。
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目的が明確で、終わった後に気持ちが前向きになる → 行く
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目的が薄く、終わった後に疲れが残る → 行かない
この線引きにしてから、誘いを断る罪悪感が減りました。「今日は行けない」ではなく「自分の基準に合わない」だけだからです。
1. 私がまずやめたのは「参加が前提」の飲み会
昔は、誘われたら断りにくい空気がありました。でも50代になると、時間も体力も有限です。私は“参加が前提”の会をやめました。具体的には次の5つです。
①目的がない「とりあえず一杯」
話題は愚痴と噂話、翌日もスッキリしない。これ、資産にも健康にもマイナスでした。
②割り勘で高くつく店
食事の満足度より、雰囲気代が高い会。支払うたびに「この1万円、つみたてに回せたな」と頭をよぎるようになりました。
③二次会・三次会が“デフォルト”
一次会だけならまだしも、終電ギリギリまで引っぱられると、翌日の時間も溶けます。私は一次会で帰るか、最初から欠席にしました。
④お酒の量で“ノリ”が決まる場
飲めない人、控えたい人が置いていかれる空気。ここに無理して入っても、得るものが少なかったです。
⑤“断れない人”に寄りかかる誘い
「お前なら来るよね」という誘い方は、相手の都合優先です。こちらの人生の時間を使う以上、遠慮なく線を引いていいと思います。
2. 飲み会を減らすと、実際いくら浮くのか(現実ベース)
体感だけだと続きません。私は一度、ざっくり計算しました。
たとえば、飲み会1回6,000円を月2回やめると、月12,000円。年間で144,000円です。これを「飲み会の代わりにつみたて」に回すと、数字として積み上がっていきます。
さらにイメージしやすいように、仮に月1万円を20年間、年5%で積み立てた場合を計算すると、将来は約411万円になります(あくまで利回りは仮定で、将来を保証するものではありません)。飲み会を減らすだけで“老後の安心のタネ”が作れる、という感覚を私は持てました。
3. 代わりに残した「資産づくりに効く付き合い方」
やめるだけだと、ただの節約自慢で終わります。大事なのは、空いた時間とお金の“使い先”を決めること。私は次を残しました。
①少人数のランチ・お茶
夜の飲み会より安いし、時間が短い。話も建設的になりやすい。家族との夕食にも戻れます。
②目的が明確な会(送別・祝う・学ぶ)
年に数回の“記念イベント”は、気持ちよく払えます。私はここはケチりません。メリハリです。
③同じ価値観の人との情報交換
投資の銘柄当てではなく、「家計の考え方」「新NISAの配分」「固定費の見直し」みたいな再現性のある話ができる人。こういう付き合いは、むしろ資産形成を後押ししました。
④家族の時間を“優先予定”として入れる
飲み会が入ると家族の予定が後回しになります。逆に言えば、先に家族の予定を入れておけば飲み会は断りやすい。私の場合、これが一番効きました。
4. 交際費を“制度化”したら、気持ちがラクになった
私がやったのは、交際費を「予算」として先に決めることです。ポイントは3つ。
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月の上限額を決める(私は“ここを超えたら断る”ラインを作りました)
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使う場面を決める(家族イベント・職場の節目・友人との年1〜2回など)
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使ったら記録する(家計簿アプリでも、メモでもOK)
これをやると、断るのがラクになります。「今月は予算がいっぱいで、また来月ね」と言えるからです。相手を否定せずに、自分のルールを守れます。
5. 断り方は“角が立たない定型文”で十分
断るのが苦手な人ほど、理由を盛りすぎて自爆します。私は定型文にしました。
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「今日は家の用事があって、また次の機会に!」
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「最近は体調優先にしてて、夜は控えてるんだ」
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「今月は出費が多くて、今回はパス。ランチなら行けるよ」
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「早起きしたいから一次会だけにしてる」
ポイントは、①短く、②代替案(ランチ等)を添える、③継続的に同じ理由を使う、です。何度も同じ対応をしていると、周りも学習して誘い方が変わります。
6. 飲み会を減らして“浮いた分”をどう使ったか
ここが一番大事。浮いたお金が、結局コンビニや通販に消えたら意味がありません。私は次の順に回しました。
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生活防衛資金の厚みを確認
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新NISAの積立を優先(私は長期・分散・低コストを軸に、無理のない金額で継続)
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家族との小さな体験(外食、日帰りなど)
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自分の健康投資(睡眠、運動、検診)
飲み会を減らすと、翌日のパフォーマンスが上がります。結果的に仕事のストレスも減り、ムダ買いが減る。これは想像以上に効きました。
7. 「付き合いを減らす=ケチ」ではない
50代になると、若いころと違って“取り返し”がききにくい。だから私は、付き合いを減らすのはケチではなく「選択」だと思っています。
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お金の選択:一回の飲み会が、将来の安心に変わる
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時間の選択:夜の数時間が、学びや家族時間に変わる
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体力の選択:翌日のだるさが減り、継続力が上がる
この3つは、資産づくりの土台そのものです。
8. それでも“残したい”人間関係の見極め
最後に、私なりの基準です。次のどれかに当てはまる相手とは、付き合いを残しました。
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会った後に前向きになれる
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お金の使い方が雑じゃない(見栄のために散財しない)
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こちらの事情を尊重してくれる(断っても関係が悪くならない)
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お互いの近況を応援できる(マウント合戦にならない)
逆に、会うたびに疲れる、浪費が当たり前、愚痴だけで終わる。こういう付き合いは、静かに距離を置きました。50代は“人生の棚卸し”の時期。付き合いも例外じゃないと思います。
9. 今日からできる「付き合い方」3ステップ
最後に、読者が再現しやすい形でまとめます。
ステップ1:今月の飲み会を“数える”
まずは過去1〜2か月の飲み会回数と金額をメモします。数えるだけで、ムダが見えます。
ステップ2:残す会・捨てる会を仕分ける
「目的がある」「終わった後に元気になる」だけ残す。迷ったら、次回はランチ提案で様子見。
ステップ3:浮いた分の“行き先”を固定する
浮いた分は、先に新NISAなどの積立へ。財布に残すと、別の浪費に化けます。
まとめ:飲み会を減らすと、資産だけでなく心も整う
資産づくりは、派手なことをしなくても進みます。飲み会をゼロにする必要はありません。惰性の付き合いを減らして、残す付き合いを選ぶ。それだけで、時間もお金も戻ってきます。
私自身、飲み会を減らしてから「新NISAを淡々と続ける」「家計のムダを削る」「家族と過ごす」を回しやすくなりました。FIREを目指すというより、老後を“逃げ切る”ための現実的な作戦です。
飲み会の誘いが増える時期ほど、付き合い方を見直すチャンス。あなたの“残す付き合い”は、どれですか?
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