節約・家計管理

クレカのステータスは見栄?年会費で損しない50代の判断軸【2026年版】

2019年に書いた「クレジットカードのステータス」記事を、2026年版として書き直します。結論はシンプルで、クレジットカードは基本“決済手段”。年会費を払うなら「自分が得をする仕組み」と「使い方」がセットでないと、ただの自己満足で終わります。

私自身は、家計はできるだけシンプルにしつつ、新NISAを軸に長期・分散・低コストで淡々と積み上げる派です。カードも同じで、「かっこよさ」より「手数料(年会費)と行動」を重視しています。

ステータスカードが欲しくなるのは自然

ゴールド、プラチナ、ブラック…ランクが上がるほど、保険やラウンジ、コンシェルジュなどの“特典”は増えます。問題は、そこで止まらないことです。カードは「使い方」まで変えてしまう。私はここがいちばん怖いと思っています。

年会費は“見えない固定費”

たとえば年会費が数万円のカードは珍しくありません。年会費無料のカード(イオンカードや楽天カードなど)でも支払いは普通にできるので、「差額ぶんの価値を本当に使うのか?」が分かれ道になります。

見栄のコストは、意外と高い

ステータスの高さは、持っている本人の気分を上げてくれます。ここは否定しません。ただ、気分のために固定費を払うなら、せめて“自分の中で納得できる”ことが条件です。他人は思っているほど見ていませんし、見ていたとしても「へえ」で終わります。

自慢話が嫌われるのは、あるある

飲み会で「高級時計」「高級車」「誰それと知り合い」みたいな話を延々と聞かされた経験、50代なら一度はあるはずです。私もあります。聞いている側は、反応に困るんですよね。「すごいですね」以外、返しようがない。

そして、経験則ですが…自慢が多い人ほど“割り勘率”が高い。ここ、妙に当たります。お金持ちアピールと実際の支払いが一致しないと、余計に白ける。だから見栄は、費用対効果が低いんです。

じゃあ、どう距離を取る?

サラリーマンだと、全部避けるのは無理です。だから私は「回数を減らす」「短時間で切り上げる」「話題を変える」を意識しています。自分の時間は有限なので、消耗戦を減らした方が資産形成にも効きます。

ステータス商売は“心理”を上手く使っている

クレジットカード会社は、虚栄心そのものを売っている面があります。上位カードほど、専用デスクやコンシェルジュなど「自分は特別扱いされている」という体験が付く。航空会社の上級会員制度も同じで、ラウンジや優先搭乗が欲しくて“修行”する人が出てきます。

ここで大事なのは、どちらが悪いではなく「仕組みを理解して、乗せられない」こと。特典を使い倒せる人は払えばいいし、使わない人は無料カードで十分です。

ブラックカードは“公表情報が少ない”ので断定しない

センチュリオンのような招待制カードは、条件や会費が公式にまとまって出ていないことも多く、情報に幅があります。海外では入会金・年会費が高額だと報じられていますが、ここは「憧れ枠」で語るくらいが安全だと思います。

ステータスカードが家計を壊す瞬間

ステータスカードが怖いのは、“支出を正当化”しやすくなるところです。

  • コンシェルジュで店を予約する

  • ラウンジやホテル特典を使う前提で旅程を組む

  • せっかくのカードだから、と外食や旅行が増える

結果として、年会費以上に「支出のクセ」がつくことがあります。これが資産形成の敵です。投資は長期で効きますが、浪費は短期で効きます(悪い方向に)。

清潔感のほうが、よほど効く

高い服やカードより、清潔感・言葉づかい・約束を守る、みたいな基本の方が信用になります。見せびらかすより、淡々と誠実。50代はここがいちばん差になります。

年会費を払うなら、5分でできる回収チェック

私がカードを見直すときにやるのは、難しい計算ではありません。紙にメモする程度で十分です。

①“使う特典”を3つだけ書く

上位カードの特典は山ほどありますが、全部追いかけると疲れます。実際に使うのは、せいぜい3つです。

  • 空港ラウンジ(年に何回?同伴者は?)

  • 旅行保険(本当に必要?別で入ってない?)

  • ホテル特典やレストラン優待(年に何回?)

この3つを「回数」で書く。ここがポイントです。

②金額に直して、年会費と比べる

たとえばラウンジを年2回、家族と一緒に使う。ホテル優待を年1回。こうやって、ざっくり金額に直します。すると「年会費分は回収できそう」「いや無理だな」が見えてきます。

“回収できないのに持つ”のが悪いわけではありません。問題は、回収できないのに「得してる気分」になって、支出まで増えてしまうことです。

③最後に「支出が増える予兆」を確認

私のチェック項目はこのあたりです。

  • そのカードを持ってから外食が増えた

  • 旅行の回数やグレードが上がった

  • 「ポイントのため」に買い物している

  • 分割やリボを検討し始めた(これが出たら危険信号)

カードは便利ですが、財布のひもを緩める装置にもなります。特に50代は、これ以上失敗を積み上げたくない年代です。

私の失敗談:ポイントに踊らされて“財布が太った”話

若いころの私は、今よりカードにこだわっていました。ポイント還元率やキャンペーンを追いかけて、あちこちでカードを作っていた時期があります。

結果どうなったかというと、ポイントは少し増えました。でも、家計はラクになりませんでした。なぜなら、支払いが分散して「今月いくら使ったか」が見えにくくなったからです。見えない支出は、ほぼ確実に増えます。

そこで私は、カードを絞りました。固定費の支払いは1枚に寄せ、家計簿は“ざっくり”で把握できるようにした。これだけで、無駄遣いが減りました。投資の成果より先に、生活がラクになった感覚がありました。

「見栄でモテる」より「価値観が合う」が結局いちばん強い

カードの話から少しそれますが、見栄は人間関係にも効きます。お金の使い方の価値観が合わない相手と一緒になると、資産形成は一気に難しくなります。

ステータスに反応する人が悪いわけではありません。ただ、こちらが“虚栄心の維持費”を払う人生になる可能性がある。50代からの資産づくりでは、ここは軽視しない方がいいと思います。

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