はじめに:50代で「手取り20万円台」はもはや普通
2025年現在、物価上昇や社会保険料の増加により、50代でも「手取り20万円台」で生活しているサラリーマンは珍しくありません。かつては“中堅”とされた年齢でも、役職がない・転職歴がある・非正規などの理由で、給料が上がらないというケースは非常に多いです。
しかし、「収入が少ないから貯金できない」と嘆いてばかりでは何も変わりません。重要なのは「収入の大小より、支出の管理力」です。
この記事では、50代の手取り20万円台でも実践可能な“リアルで現実的な節約術”をご紹介します。限られた収入の中でも、生活を守りつつ老後に備える方法を一緒に考えていきましょう。
固定費を見直せば、支出は劇的に減らせる
節約の第一歩は、毎月必ず出ていく「固定費」の見直しです。ここを見直すだけで、生活に無理なく節約効果が得られます。
1. 通信費の削減は最優先
大手キャリアから格安SIMに切り替えるだけで、月5,000円以上の節約になることも。夫婦でスマホを乗り換えると、年間10万円以上の削減も可能です。
2. 保険の見直しで「払っているだけ」を卒業
医療保険・がん保険・死亡保険など、加入したまま内容を忘れている人も多いのが50代。高額療養費制度や傷病手当金などの公的制度を理解した上で、本当に必要な保障だけに絞ると無駄が見えてきます。
3. サブスク・定期支払は“利用頻度”で判断
動画配信、音楽配信、英会話アプリなど、月額制サービスが増えています。使っていないものは即解約し、1年以上使っていないものも見直し対象にしましょう。
変動費を減らす「意識と習慣」こそがカギ
毎日の生活で発生する変動費も、意識次第で大きな節約が可能です。
コンビニ通いをやめ、水筒+手作りお弁当へ
毎日コンビニで飲み物+おにぎりを買えば500円以上。月1万円以上の出費に。水筒を持ち歩き、おにぎりやサンドイッチを自作するだけで、節約&健康にもなります。
外食を週1回に抑え、自炊をベースに
外食は便利ですがコストがかさみます。週末だけの“ご褒美外食”にして、平日は自炊を徹底するだけで、月1〜2万円の節約になります。
日用品・雑貨は「まとめ買い+底値購入」
トイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどは底値を記録し、セール時にまとめ買いしましょう。ドラッグストアのアプリやクーポンも活用するとさらにお得です。
節約は「我慢」ではなく「最適化」
節約=つらい、みじめというイメージを持っていませんか?でも、節約は“無駄をなくして最適化すること”です。
「浪費」と「必要な出費」を分けて考える
たとえば、
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惰性で加入している保険
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定期的に届く健康サプリ
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「ついで買い」する雑誌やお菓子
こうした出費は、本当に必要かどうか再考してみてください。一方で、健康・家族時間・自己投資への支出は削るべきではありません。
目的別に「貯める理由」を明確にしよう
節約で生まれた余剰資金は、「なんとなく」ではなく明確な目的を持って貯めるとモチベーションが続きます。
老後資金を新NISAやiDeCoで運用
長期・分散・積立の観点から、新NISAやiDeCoの活用は非常に効果的です。非課税制度を使って、少額でも着実に資産を増やしていきましょう。
子どもの学費・結婚資金に備える
まだ大学生の子どもがいれば、教育費の準備も欠かせません。学資保険だけでなく、現金+定期預金で柔軟に備えましょう。
万が一に備えた「緊急予備資金」
病気、リストラ、親の介護…。何が起きても対応できるよう、生活費6ヶ月分程度の現金を確保しておくと安心です。
「続けられる仕組み」をつくる
節約は一時的な我慢ではなく、継続することが何よりも大切。だからこそ、続けられる仕組みを整えましょう。
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家計簿アプリ(マネーフォワードMEなど)で支出の見える化
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毎月の固定費削減をグラフで確認
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SNSやブログで成果報告して仲間と共有
まとめ:50代からでも、賢く“貯めて増やす”ことは可能
手取りが少なくても、支出を最適化し、必要な部分に投資する意識を持てば、50代からでも貯蓄・資産形成は十分可能です。
焦らず、無理せず、「まずは月1万円の貯蓄」から始めてみましょう。日々の積み重ねが、数年後に大きな差になります。
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