サラリーマンとして働いている限り、急に年収が倍になるようなことはほとんどありません。多くの人にとって、収入は緩やかに増える一方で、物価や教育費、老後資金などの支出がじわじわと圧迫していきます。
そんな中、将来の生活を安定させたい、少しでも経済的余裕を持ちたいと思ったら、「長期投資」と「節約」を味方にするのが現実的で再現性の高い方法です。
昇給に限界があるサラリーマンの現実
サラリーマンの強みは、毎月決まった給与が安定的に得られることです。しかしその反面、収入が大きく伸びるチャンスは限られており、定期昇給もインフレや増税に追いつかないことが増えています。
また、仮に貯金をコツコツ続けても、低金利が続く現代では、預金だけでお金を増やすのは非常に難しい時代です。
起業はリスクが高く、再現性が低い
もちろん、「お金持ちになる方法」として、起業や副業も候補になります。しかし、起業で成功するには強いビジネススキル、資金、そしてなにより継続的な努力と運も必要です。
実際、会社員から起業して成功する人はごく一部であり、再現性がある方法とは言えません。
だからこそ、私たちサラリーマンが現実的に取り組める資産形成の方法として、「インデックスファンドへの長期投資」と「毎月の積立投資」が重要になるのです。
サラリーマンこそ積立投資に向いている理由
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毎月の給与から一定額を投資に回せる
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時間を味方にできる(複利の恩恵)
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ドルコスト平均法で価格変動のリスクを抑えられる
まとまった資金がなくても、月々の給料から1万円、2万円とコツコツ積み立てていけば、数十年後には大きな資産を築けます。実際、私自身もインデックスファンドへの積立を18年間続け、資産形成をしてきました。
積立額を増やすカギは「節約」
投資額を増やすために、収入を大きく増やすのが難しいなら、支出を減らすしかありません。そこで重要になるのが、日々の生活の中で無理なく実践できる「節約」です。
節約と聞くと、我慢やストレスがつきまとうイメージを持つかもしれませんが、工夫次第で生活の質を落とさずに支出を減らすことができます。
固定費から見直そう
節約の第一歩は、毎月確実に出ていく「固定費」の見直しです。以下は見直しの代表例です。
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家賃:相場より高くないか確認し、引越しも検討
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保険:高額医療費制度を踏まえ、過剰な保障は見直し
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車:維持費が高いなら軽自動車や原付に乗り換えも検討
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通信費:格安SIMやプラン変更で月数千円の節約に
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サブスク類:新聞、NHK、サプリ、動画配信など本当に必要か再確認
定期的な支払いは、見直すだけで年間数万円単位の節約が可能です。
変動費は「無理せず・意識を変える」
変動費とは、日々の食費、日用品、交際費、外食などの支出です。ここを抑えすぎるとストレスになりますが、意識を変えることで自然と浪費を減らすことができます。
例えばこんな工夫を
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コンビニ利用を控え、スーパーやまとめ買いを活用
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ペットボトル飲料を水筒に切り替える
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外食を週1回以下に減らす
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タバコやアルコールなど健康を害する習慣を見直す
外食費の見直しは特に効果が大きく、外食を当たり前にしないだけで家計は大きく改善されます。
節約は「継続できること」が大事
節約は一時的に頑張っても、続かなければ意味がありません。大切なのは、「無理なく続けられる仕組み」を作ることです。
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固定費は見直せば自動的に効果が継続する
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変動費は無理をせず、徐々に意識を変える
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浪費した月があっても「来月は少し減らそう」でOK
ダイエットと同じで、節約も完璧を求めすぎると続きません。自分に合ったペースで、長い目で節約思考に切り替えていきましょう。
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投資と節約はセットで考える
節約だけではお金は増えません。投資だけでも資金がなければ効果は小さくなります。だからこそ、この2つを組み合わせてこそ意味があります。
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節約して投資資金を捻出
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投資で資産を増やして将来に備える
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無理なく生活をコントロールする習慣を身につける
これは、誰にでもできる堅実な資産形成の方法です。
まとめ:サラリーマンは節約と長期投資で人生を変えられる
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サラリーマンは急な収入アップが難しい
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毎月の積立投資と長期保有で資産形成を目指す
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投資額を増やすには、まず固定費から節約を
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変動費は「無理なく・習慣的に」減らすのがコツ
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投資と節約をバランス良く取り入れるのが成功の鍵
節約も投資も、すぐに結果が出るものではありません。しかし、着実に継続していけば、数年後には確実に違いが見えてきます。サラリーマンこそ、今すぐ始めてみませんか?
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