初心者向けの投資商品とは何なのか。
知り合いが金融機関から初心者向けの金融商品を紹介されたようです。
ふと、初心者向けの投資商品とは何なのか疑問に思いました。
よくよく見せてもらうと、どうやら値動きの少ない安全商品を組み込んである投資信託のようです。
値動きの激しい投資商品より値動きが安定している商品を初心者向けとされているようです。
そうすると、このブログでもおススメしている、インデックスファンドも含まれると思いますが、そこにはインデックスファンドが入っていませんでした。
主に債権などが含まれている投資商品を初心者向けにしているようです。
株式も一定比率組み込まれていますが、国債や外国の債権などに分散して投資することによって値動きの安定を図っている感じです。
バランスファンドみたいなモノです。
初心者向けの投資商品などない。
この話を聞いて、一つ言いたいことが投資に初心者という概念はありません。一度、市場に資本を投じれば、その人の属性など関係がないのです。
プロでも素人でも市場は何も関係ありません。
誰に対しても平等なのです。
しかし、逆に言うと、そこが株式投資のメリットでもあります。
誰に対しても1万円は1万円の価値でしか判断してくれません。株主平等が基本原則なのです。
これは、年齢、性別、社会的地位、など関係なく1株は1株の価値なのです。
ましてや、初心者向けの投資商品などある分けがないです。
金融機関に投資初心者ですと名乗り出て投資相談をしたら、カモにされるだけです。
個人に債権投資は不要と考える。
基本的に個人投資家に債権投資は不要と思っています。債権投資はどれくらいのリスクをとっているか分かりにくいのです。
また、今の低金利時代に債権投資は投資効率が悪いです。社債も含め投資対象にするのはやめておいた方が良いです。
もし、債券投資をしている人がいたら毎年、必ず債券価値の把握はしておいた方が良いです。
投資効率が悪いと思ったらすぐに売却して利回りの良い投資商品を購入した方がお得です。
ただ、債権投資でおススメが出来るとしたら長期国債です。
長期国債はリスク資産に投じるのが嫌で、銀行預金に1,000万円以上預ける余裕のある人のお金の保管場所には最適です。
投資初心者向けの商品は不要。普通に投資をした方が効率的。
先ほども書きましたが投資に初心者などありません。
市場はそんなに優しくありません。誰に対しても厳しいです。なので、初心者向けの商品を購入すると投資効率が悪くなります。
また、手数料も含めたら検討する価値すらないのです。
もし、投資初心者向けの投資商品があると言ってくるファイナンシャルプランナーや金融営業マンが居たら信用してはいけません。
初心者を利用して手数料を取ろうとたくらんでいる可能性があります。
本音を言えば金融営業マンには近づかないことです。
理解出来ない商品を購入することが一番危険。
本来、投資初心者であるなら投資商品はシンプルであるのが一番です。
株や国債、外国債券、金などを組み合わせた投資商品に対して投資初心者が、それぞれどれくらいの比率で、どのようなリスクを負っているか分かりますか。
恐らく分からないと思います。
投資商品は複雑になるほど、自分が負担しているリスクが分からなくなります。
投資の基本で、良く分からないモノに投資しないことです。
投資は基本的にはシンプルにしておくことが一番なのです。
最後に
投資初心者向け用の安定商品に投資するくらいなら、単純にインデックスファンドに投資した方が良いです。
インデックスファンドは株価指数に連動して値動きするので、ニュースを見ていたら値動きがすぐに分かります。
また、分散効果もあるので、単純に購入して長期保有しているだけでいいのです。
初心者ほど、インデックス投資が向いています。
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