投資

インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは?初心者向けに解説

【初心者向け】インデックスファンドとは?2025年版・基本からわかる長期投資の第一歩

インデックス投資という言葉を聞いたことはあっても、「インデックスファンドって何?」と思っている方も多いかもしれません。

私のブログでは、長期的な資産形成の手段としてインデックスファンドへの投資をおすすめしていますが、そもそもインデックスファンドが何かを知らなければ、始めようにも難しいですよね。

この記事では、2025年現在の状況を踏まえて、インデックスファンドの基本から、アクティブファンドとの違い、そして初心者におすすめされる理由まで、わかりやすく解説します。

インデックスファンドとは?市場の平均を目指す投資信託

「インデックスファンド」という言葉は、以下の2つの意味を組み合わせた用語です。

  • インデックス(Index):指数

  • ファンド(Fund):投資信託

つまり、インデックスファンドとは「特定の指数に連動する投資信託」のことを指します。ここで言う指数とは、株式市場全体の動きを表す「株価指数」のことです。

代表的な株価指数(2025年時点)

日本と米国を代表する株価指数は以下の通りです:

  • 日経平均株価:日本を代表する225社の株価の平均(東証プライム上場)

  • TOPIX(東証株価指数):東京証券取引所の全銘柄の動きを表す指数

  • S&P500:米国の代表的な大企業500社の株価指数

  • ダウ平均株価:米国の主要30社で構成される歴史ある指数

インデックスファンドは、こうした指数と「同じような動きをするように設計された投資信託」です。たとえば、S&P500連動型のインデックスファンドは、アメリカの主要企業500社に分散投資していることになります。

アクティブファンドとの違いとは?「平均を目指す」vs「平均を超える」

インデックスファンドの対になる存在が「アクティブファンド」です。

アクティブファンドとは?

アクティブファンドは、専門家(ファンドマネージャー)が市場平均よりも高いリターンを目指して運用する投資信託です。経済指標、企業の業績分析、世界情勢など、さまざまな情報を駆使して「これから伸びそうな銘柄」に投資していきます。

そのため、運用には高度な分析と手間がかかる分、手数料(信託報酬など)が高めに設定されているのが一般的です。

両者の違いをシンプルに整理すると…

ファンドの種類 運用方針 目標 手数料 難易度
インデックスファンド 指数に連動 市場平均を目指す 低い やさしい
アクティブファンド 銘柄選別 市場平均を超える 高い むずかしい

一言でまとめるなら、

  • インデックスファンド:何も考えずに市場全体に乗る投資

  • アクティブファンド:プロが考え抜いて平均以上を狙う投資

という違いがあります。

それでもインデックスファンドを選ぶ理由(2025年時点の視点)

2025年現在、多くの金融機関がアクティブファンドを販売していますが、個人投資家が選ぶべきはやはりインデックスファンドだと私は考えています。その理由を紹介します。

① 成績で見てもインデックスファンドが有利

投資の世界では有名な話ですが、アクティブファンドの平均的な成績は、インデックスファンドに劣るというデータがあります。

実際に、過去の調査ではアクティブファンドの約7割が、10年以上のスパンで市場平均(インデックス)を上回れていません。

つまり、「市場平均を超える」と言って販売されている商品でも、実際は平均以下のリターンに終わる可能性が高いのです。

② 手数料の差がリターンに直結する

インデックスファンドの最大のメリットは手数料の安さです。

例として、2025年時点で人気の「eMAXIS Slimシリーズ」などでは、信託報酬が年0.1%以下の商品もあります。一方で、アクティブファンドは1%以上かかるものも多く、長期で見ればこの差は無視できません。

たとえば、1,000万円を年利5%で20年間運用した場合、

  • 手数料0.1%なら → 約2,653万円

  • 手数料1.5%なら → 約2,061万円

と、約600万円もの差になります。

③ 分散投資ができる=リスクが分散される

インデックスファンドは複数銘柄で構成されているため、自動的に分散投資になっているという点も大きな魅力です。

投資の基本は「分散と長期」。インデックスファンドはそのどちらも自然と実現できる設計なのです。

まとめ:2025年もインデックスファンドが堅実な選択

インデックスファンドは「市場全体に投資する」というシンプルで合理的な投資方法です。

もちろん、アクティブファンドの中には素晴らしい成績を出しているものも存在します。しかし、それを事前に見抜いて購入するのは非常に困難です。これは個別株投資と同じで、「過去に良かったからといって未来も良いとは限らない」のが投資の世界の鉄則です。

2025年現在、NISA制度の改正もあり、個人投資家が非課税で長期投資を始めやすくなっています。その中で、迷ったらまずは手数料の安いインデックスファンドを選ぶのが賢明でしょう。

最後に1つ、注意点としてお伝えしたいのは、金融機関(銀行・証券会社)に相談に行くと、高手数料のアクティブファンドを勧められがちということ。営業の都合で手数料が高い商品を販売したい、という背景があるためです。

投資初心者こそ、自分で情報を集め、合理的な選択をすることが大切です。そうした意味でも、まずはインデックスファンドから始めるのが最適な一歩になるはずです。

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