2019年12月21日のダウ工業株30種平均の終値は2万8,455ドル09セントと、史上最高値を2日連続で更新した。
ダウが続伸しております。ダウ平均株価はここ何年も上がり続けています。そろそろ高値でもうすぐ暴落するのではないか?と言われたりしています。2008年9月15日のリーマンショックから10年以上も経過しておりそろそろ暴落も近いとも予想する人もいます。
また。世界景気も徐々にかげりも見えて来ています。アメリカ株に投資している人の中にはそろそろ売り時と考えている人もいるのではないでしょうか。
「まだはもうなり、もうはまだなり」を考えてみる。
誰もが高値で売り抜けて安値で買い戻したいと思うものです。だけど、そのようなタイミングを見計らって売り買いすることはプロでも不可能に近いことです。将来の高値はいつで、暴落がいつなのか誰も分からないのです。この投資の原則をきっちり理解して投資をしないといけません。
なので連日の史上最高値更新と聞いて、もうそろそろ売り時と思うことがあるかと思いますが、その時は「まだはもうなり、もうはまだなり」の投資格言を思い出して見て下さい。もうそろそろと思っている時はまだ売り時でない場合が多いのです。(これも当たるとは限りません。ご注意を)
もうそろそろ売り時だと思って売ってしまい、その後、株価が上がり続けると損した気持ちになってしまいます。なので、どんなに迷ってもホールドしてることが正解の場合が多いのです。
バブルの最終局面が一番株価が上昇する時です。バブルを待つならホールドが正解です。
連日の史上最高値を更新していますが、今がバブルかと言われれれば誰も分かりません。バブルというのは、その時には分からないものです。バブルがはじけて、後になってからあの時はバブルだったと気がつくだけなのです。なので、もしかしたら今がバブルかも知れません。仮に今がバブル、又はこれからバブルが起こるとしたらバブルの最終局面は更に上昇を見せるはずです。バブルの熱狂というの最終局面が一番激しいものなのです。だから、はじけた時に衝撃が大きいのです。
バブルを予想できないがバブルの最終局面を逃すのはもったいない
バブルを利用することは不可能に近いですがバブルの直前で売り抜けてしまうのはもったいないです。なので早急に売り急ぐのはやめた方が良いです。なるべく冷静に市場を観察しながら投資判断をしていくのが賢明です。
バブルを感じたら売る抜けるより投資金額で調整するのが賢明です。
バブルが起こっている時にバブルを感じて売り抜けるのが理想です。しかし、株価が勢いよく上昇している時に売ってしまうのは精神的になかなか出来るものではありません。なので、唯一出来るとしたら自分の取れるリスクを冷静に判断して勢いよく株価が上がっている時に追加で投資金額を増やさないことです。
株価が上昇して高値だと感じたら手持ち現金を増やしていくのが賢明です。
そろそろ株価が長期的に維持できない価格になってきたと感じたら投資金額を減らし現金を積み上げるのも手です。現金を持っていたら暴落が起こった時に安くで買い増すことが出来ます。株価が下がった時に現金がなければ買い増すことができずに、再び上昇する局面で利益を上げることが出来ません。なので株価が上がってるときほど手持ち現金を積み増すのは長期的な判断として賢明と言えます。
どんな状況でも自分のリスクを超えた投資をしないことが肝心です。
株価が上がっている時には手持ちで現金を持っていても増えないので、更に投資をして利益を増やすことを考えがちです。もっと危険な考えを持つ人はお金を借りたり信用取引などをして更に利益を増やすことを考えたりします。このような行動は自分のリスク以上の行動をとってしまっており、かなり危険な状況になりがちです。株価が上昇している時は気分がよく更にと思いますが、下落に転じた時に過度なリスクを取っている人は一気に破産してしまいます。なので、株価が急激に上昇しても過度な行動は控えるべきなのです。どちらかと言うと手持ち現金を増やしていく方が賢明なのです。
バブルが起きる時は過度な信用が発生しいる時なのです。
不動産バブルやITバブルなどの時もそうですが、人々が不動産やIT企業に対して、必要以上の信用が加わった時に起きています。そのような時は借金をしたりレバレッジをかけたりして投資を行う人が増えて行きます。このような時にバブルが起きて急激に投資対象の価格が上昇して行くのです。そうすると長期的には維持できない価格が形成されていき、いずれ価格が崩壊します。それがバブルなのです。
なので、株価などの急激な上昇や高値更新などのニュースを見ても、過度な投資行動に出るようなことはしないで下さい。売り急ぐなどの投資行動も同じです。
今の株価の状況は冷静になることが重要な時です。
今は「まだはもうなり、もうはまだなり」を頭に入れながら投資判断する時期に来ていると思います。決して今のうちに売り抜けることを考えないように。(あくまで投資は自己判断ですので最終的には自分でご判断下さい。)