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2020年の最後に日経平均株価を予測して、短期投資に挑んだ結果が最悪な結果になりました。

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2020年の最後に日経平均株価を予測して短期投資に挑んだ結果

昨年末に2020年の前半は株価が大きく上がると予想しました。しかし、現実は新型コロナウイルスの影響で世界的に株価は暴落しています。しかし、私の場合は予想だけにとどまらず勝負に出てしまいました。

昨年の予測のもとで投資した結果

この時は、2020年の前半ぐらいには日経平均株価で26,000円ぐらいまで上昇すると予測しました。しかし、実際は2020年3月6日の終値で20749.75円です。日経225連動型上場投資信託(東証1321)で購入しているので、値段は一致してませんが連動型なので同じように暴落してます。

現在の投資結果としては、

・購入時の価格が24,437.79円

・現在価格が21,360.0円

・購入株数が130株

・評価損益が−400,112円

・評価損益率が−12.59%

となっています。

わずか2ヶ月と少しで40万円以上の含み損を抱えることになりました。市場の洗礼を受けたかたちになります。購入した時に、記事として書きましたが「遊びで300万円ほど購入した。」と書きました。
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正直これが失敗です。投資は遊びでするものではありません。ましてや300万円といえばそれなりに大金です。しかし、過去の過ちは過ちとして受け入れるしかありません。

自分が決めたルールを守ることの大切さ

私はかねてから投資は分散投資と長期保有と言ってきました。しかし、今回はTOPIX連動でなく日経平均株価の連動を購入してしまいました。これは分散投資からしたら弱い投資内容です。また、遊びで短期的に勝負しようと考え市場に参加してみました。これらは自分で決めたルールからの逸脱です。

昨年まで株価は右肩上がりで来ていたので油断がありました。ほんの軽い気持ちで市場に参加しても大きな損失にはならないだろうという甘い読みがあったのです。しかし、前からお伝えてしているように市場を読み解くことは誰も出来ません。これはプロの投資家でも同じです。将来、いつ暴落するかはプロでも予測不可能なのです。考えれば分かると思いますが、天災や疫病の流行などは急に大きな被害をもたらします。これはどんな人でも事前に発生を予測することは不可能です。しかし、これらの現象は市場に大きな影響を及ぼすものです。そして、多くの場合は株価が暴落する方向に動くものなのです。

将来を予測で利益を上げれる人は、ごく一部の人間です。

私はこの当たり前のことを意識して投資に挑んでいました。なので、常日頃、投資は長期投資と分散投資と言ってきたのです。未来は誰も分からないのです。だから、未来を予測して投資をするよりも、何が起こっても大丈夫な投資を心がけていたのです。なので、今回の失敗は未来を予測して投資してしまったことにあります。こんなことが出来て利益を上げれるのは一部の天才的な投資家と運の良い人ぐらいです。凡人は未来や将来予測に頼らずリスク管理をしっかりとして投資に挑むのが賢明なのです。

投資家であるならば将来の経済情勢を予測するのは当然です。また、しっかりと情報収集して勉強することは必要です。

しかし、将来予測を全くしないのは良くありません。経済指標や政府の経済政策などは市場にいろいろ影響しますので情報収取はしっかりして長期的な予測はするべきです。そして、自分がどのようなリスクを取るべきかを判断する必要はあります。例えば政府が金融引き締めに動き出したらリスク資産の比率を下げたり、逆に金融緩和に動いたらリスク資産の比率を高めたほうが賢明です。また、長期金利の動向や景況感などを見ながらインフレリスクを考えないといけません。インフレに動いたら現金価値が下がるので投資先の検討をしないといけないのです。また、一過性の出来事で市場が大きく下げ過ぎたと判断した時には勝負に出るのもありです。しかし、あくまでも自分のリスク管理の範囲内で行動はするべきです。

タイミング投資は難しい。

今回の私のような漠然とした予測のもと、それなりの金額で勝負を挑むというのは無謀でした。ここ数年の右肩上がりの相場に対して油断がありました。これは、大いに反省すべき出来事です。ただ、いかにタイミング投資が難しいかご理解を得れたと思います。

株価の下落が止まらない今、タイミング投資を考えている人はやめた方がいい。

今は新型コロナウイルスの影響で株価が大きく低迷しています。今後も下げ続けるかもしれません。しかし、損失を最小限にしたいと思い、長期投資を意識して購入した株があるなら、それを売却するのは賢明ではありません。短期的には売値より下落する可能性は十分にあります。

しかし、一度、売却して利益を確定させると20%の税金と売却手数料(ノーロード商品は不要)がかかります。そして、十分に下落したところで買い戻すことを考えると思います。しかし、このタイミング投資は思っている以上に難しいです。もし、自分が凡人だという自覚があるなら、私のようなタイミング投資に走らずにじっと耐えることが賢明です。