50代になると、給料が急に跳ね上がるわけでもないのに、教育費や家の用事で「時間もお金も足りない」が加速します。私も役職なしの平社員。賃貸暮らしで、妻はパート、子どもは高3と中2。投資は新NISA中心で長期・分散・低コストが基本ですが、結局いちばん効いたのは「増やす技」より「ムダを削る技」でした。
というのも、50代は“入金力”が伸びにくい。だからこそ、ムダを削ってキャッシュフローを安定させるほうが、投資を続ける上で現実的なんですよね。今回は、私が実際に“やめたこと”を10個まとめます。どれも派手ではないけれど、やめるほどに家計とメンタルが軽くなり、結果的に積立を続けやすくなりました。これから見直す人のチェックリストとして使ってください。
まず前提:ムダは「固定費」と「習慣」に潜む
ムダは大きく2種類あります。
①毎月自動で出ていく固定費(気づきにくい)
②「まあいいか」で繰り返す習慣(積み上がる)
50代は忙しいので、細かい節約よりも“やめる”が向いています。やめた瞬間から効果が出るし、判断回数も減ってラクです。
私が最初にやったのは、たった3つの棚卸しでした。
・クレカ明細を見て「説明できない支払い」を探す
・スマホのスクリーンタイムを確認する
・週末の支出(外食・レジャー)だけ別枠で把握する
ここで“痛いところ”が見えると、次の行動が早いです。
やめたこと10選(時間と出費の両方が減る)
ここからが本編です。できそうなものから1つだけでも試すと、生活の手触りが変わります。
1)惰性の飲み会(参加ルールを変えた)
全部ゼロにはしていません。ただ、「参加する理由が説明できる会だけ」にしました。
・仕事の愚痴だけで終わる会→行かない
・次の仕事がラクになる会→行く
回数が減ると、財布だけでなく翌日の体力も守れます。50代は翌日に響くのがいちばん高コストです。私は翌朝のだるさが減っただけで、休日が“休める休日”に戻りました。
代わりにやったのは、昼の短時間ランチ。夜より安く済むし、帰宅も早い。付き合いを切るのではなく「形を変える」のが続きました。
2)コンビニを“寄り道”する習慣
コンビニは便利ですが、「なんとなく寄る」が最強のムダ。飲み物、菓子、つまみ…1回数百円でも週に何度も積み上がります。
私がやったのは、家から水筒を持つ/小腹対策を固定化(ナッツなど)/帰宅動線からコンビニを外す、の3点。意思より仕組みが勝ちます。
「疲れた日に甘いもの」を完全にやめるのは無理なので、買う場所をスーパーに寄せました。結果、買う頻度が落ちて、月の“謎の出費”がかなり減りました。
3)スマホのだらだらニュース&SNS(時間泥棒の元締め)
50代の自由時間は貴重です。情報収集のつもりが、気づけば30分、1時間。
私は「朝・昼・夜の各5分だけ」と決め、通知は原則オフ。置き場所も変えました。家では机の引き出し、寝室には持ち込まない。
投資情報も同じで、毎日見ても判断は増えません。むしろ不安が増えて売買したくなるので、長期投資には逆効果でした。相場は“見すぎるほど心が削れる”。これは身をもって分かりました。
4)“とりあえず検索”をやめて、やることを紙に書く
スマホで調べ始めると、関連動画・広告・別記事…で脱線します。
私は出勤前にメモに「今日やる3つ」を書くようにしました。たったこれだけで、帰宅後のダラダラが減ります。時間管理はアプリより紙が強い、と実感しています。
ポイントは“3つだけ”。10個書くと、結局できずに自己嫌悪になります。50代は気合より再現性です。
5)使っていないサブスクを放置すること
サブスクは便利ですが、「いつか使う」で残りがち。
私のルールはシンプルで、2か月使わなければ解約。必要ならまた入る。再加入できる時代なので、持ち続ける理由がありません。
さらに「家族で誰が使っているか」を確認しました。意外と“誰も使ってない”が出てきます。固定費の削減は、積立の原資づくりとしていちばん効率がいいです。
6)保険を“安心料”で盛ること
保険はゼロが正解ではありませんが、「不安だから全部入り」は高くつきます。
私は保障の目的を分けて、必要最小限に整理しました。保険料が下がると、毎月のキャッシュフローが安定します。投資も家計も、まずは守りを整えるのが先でした。
ここで大事なのは「納得感」。何となく加入していると、更新のたびにモヤモヤします。目的を言語化すると、余計な迷いが減ります。
7)「安いから買う」セール狩り
安いのは魅力ですが、使わないなら高い。セールで買ってタンスの肥やし…私も何度もやりました。
買い物の前に「これが壊れたら明日困る?」を自分に聞きます。困らないなら保留。保留しても困らなければ、不要だったということです。
“今買う理由”が「安い」だけなら危険信号。特に衣類とガジェットは、買った瞬間だけ気分が上がって、翌週には忘れます。
8)週末の“ノープラン外出”
家族で出かけるのは大事。でもノープランだと、移動→待ち時間→外食→ついで買いで、時間もお金も溶けます。
我が家は「目的を1つだけ決める」方式にしました。買うものがある/散歩する/映画を見る、のどれか1つ。結果、満足度は上がり、出費は下がりました。
ついでに「外食は月○回まで」と回数で管理。金額より回数のほうが守れます。回数が守れると、自然に予算も守れます。
9)ポイントを追いかけすぎること
昔の私はポイントが大好きで、キャンペーンを追いかけていました。でも、条件確認やエントリーに時間を使うと本末転倒。
今は「よく使う店だけ」「固定で貯まるものだけ」に絞っています。例えば、家計の主要支出(食費・日用品)で自然に貯まる仕組みだけ残す。
浮いた時間で家計簿を整えたほうが、リターンは大きいと感じます。ポイントは“副菜”。主食にすると疲れます。
10)相場を見て投資方針を変えること(売買のムダ)
相場が上がると強気、下がると不安。これを繰り返すと、売買回数が増えて疲れます。
私は新NISAを軸に、インデックス中心の長期積立に寄せました。レバレッジ商品や信用取引は、50代にはリスクが重すぎると考えています。
相場を見て“行動”してしまうのがムダの正体なので、私は見る回数を減らしました。月1回の資産チェックで十分。むしろ回数を減らしたほうが、積立が続いて成果につながりました。
やめるのが苦手な人へ:コツは「やめ方」を小さくする
「それは分かるけど、やめられない」。ここが一番つまずきます。私もそうでした。
だから、私は“ゼロにしない”方法をよく使います。
・飲み会→月1回だけOK
・コンビニ→週1回だけOK
・SNS→1日15分だけOK
完全禁止にすると反動が来る。ルールを小さくして、守れたら自信になる。これが続きました。
私が得た結論:ムダを削ると「積立の継続力」が上がる
10個を一気にやる必要はありません。大事なのは、やめた分だけ生活がラクになり、家計が整い、投資の不安も減ることです。
私の場合、ムダを削った結果「家計が赤字になりそうな月でも、積立を止めにくい仕組み」が作れました。50代は“勝ちに行く”より“落ちない”が強い。逃げ切り戦略は、こういう地味な改善の積み重ねだと思います。
最後に、今日からできるミニ手順を置いておきます。
①今月のカード明細を見て「よく分からない支払い」を1つ消す
②スマホ通知を3つオフにする
③週末の予定を「目的1つ」にする
この3つだけでも、体感は変わります。ムダが減ると、時間もお金も“自分の手に戻る”ので、ぜひ試してみてください。
ムダを削ったあとのお金は「使い道」を決めておく
削れた分が手元に残っても、使い道が決まっていないと別のムダに吸い込まれます。私は、①生活防衛費を厚めに確保、②新NISAの積立を優先、③家族イベント(受験・行事など)用の予備費、の順に置きました。賃貸だと住み替えや更新など“突発費”もあるので、現金クッションは心の安定にも直結します。
ムダを削るのは我慢ではなく、優先順位を上げる作業です。50代の時間とお金は有限。だからこそ「やめたこと」が、いちばん効く投資だと思っています。
にほんブログ村に参加してます。クリックして頂くと有り難いです。

