インデックスファンドに投資することは簡単な投資方法ではある。
私はインデックスファンドに投資して配当再投資をして長期保有することを推奨しています。
この投資手法は基本的に特別な投資知識など不要です。
何も考えずにインデックスファンドを保有しているだけです。
また、資産の増加ペースを上げるなら、更に毎月の積み立てをしてインデックスファンドを買い増していくことが最善です。
なので、誰にでも出来る簡単な投資手法です。毎月、貯金をしているお金をインデックスファンドに積み立てるだけです。
インデックスファンドへの長期投資が難しい理由。
しかし、インデックスファンドに長期投資をして配当再投資するのは、なかなか難しい投資スタイルでもあります。
投資した資産額が気になる
投資をするとリスク資産に資産を晒すので、現在の評価額が気になります。ついつい自分の資産がマイナスになっていないか気になってしまいます。
また、自分が投資したベンチマークの騰落状況も日々、気になってしまうのです。
なので、投資をすると投資情報に敏感になって行ってしまうのです。これが、インデックスファンドが長く続かない原因となってしまいます。
他の投資手法が気になる
投資情報が多くなるとバリュー投資やグロース投資、新興国株中心の投資など、魅力的な投資手法の情報が入っています。
また、自分も経済事情に詳しくなり、先々の個別銘柄の業績を予測出来たりしてくるものです。
インデックスファンドに投資をすることによって投資知識が増えることにより、自分の予想銘柄に投資したくなるという心理状態に変わってくるのです。
投資知識が増えることによる成長と言えば成長ですが、この成長によりインデックスファンドをやめて行く人が多くいます。
投資知識が増えれば増えるほど、インデックスファンドの長期投資を難しいものにします。
長くコツコツ続けることは、何よりも難しいことです。
勉強やスポーツもそうですが長く毎日、コツコツ継続することは本当に難しいことです。
毎日、1時間、机の前に座って勉強することは誰でも出来ることです。
しかし、これを毎日、１日も欠かさずに何十年も繰り替えることは誰にでも出来ることではなくなります。
インデックスファンドへの長期投資もそうです。始めは誰でも簡単に始めることが出来ます。
しかし、長期に亘って長く投資することになると誰でも出来ることでなくなります。
なぜなら、投資と言えば誰でも早くお金持ちになりたいと思うからです。
日本での長期投資ファンドの平均保有年数は約3.5年と言われています。多くの人は10年も保有することが出来ないのが現実です。
下げ相場になるともっと保有を継続することが難しくなる。
最近の株式相場は右肩上がりで上がっています。
安倍政権誕生後は基本的に右肩上がりで大きく株価が上がって来ました。
正直、誰でも何かしらの株に投資をしていたら含み益を多く抱えていると思います。
誰でも簡単に利益を上げれた時期と言えます。しかし、株式相場がここまで調子がいいのが長期間続くことはありません。
インデックスファンドでも10年や20年、長期低迷することは全然あることです。
事実、日本の株価は30年間も、今の株価を超えることがなかったのです。安倍政権誕生前までは約20年間低迷していたと言えます。
その期間も長く配当再投資するには相当な胆力が必要になります。
インデックスファンドへの長期投資を簡単と考えない方がよい。
上記のことを考えるとインデックスファンドへの投資が決して簡単な投資手法と言えないことが分かると思います。
リスクを取る勇気がないからインデックスファンドに投資していると思われる人がいると思いますが、決してそのようなことはありません。
インデックスファンドへの投資を否定して個別株やリスクのある投資で大きく利益を上げたい人は、単に胆力がないだけなのです。
貯金と同じで節約をして長くコンスタントに貯蓄額を増やすのが出来る人と出来ない人の違いと同じです。
リスクが大きく取れることが偉いのでなく市場に長く生き続けることが大切なのです。
最後に
コツコツ積み立て貯金を出来る人は基本的に投資に向いていると思います。
あとは自分が投資した資産が増えようが、減ろうが気にしない精神状態を保てるなら貯金よりインデックスファンドへ投資することをおススメします。
長期的に見たら複利の力で資産を増やす公算が高いです。投資なので確実とは言えませんが。
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