投資

積み立てインデックスファンドの投資が続かない理由。リスクの見誤りと投機的な投資をしてしまう。

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株式投資をギャンブルと同じように考えないようにしないといけない

株式投資というのは企業に対して資金を提供し、その資金を利用して利益を上げてもらう必要があります。そして、その利益から配当を受け取るかたちなので、時間がかかるのと一気にお金持ちになることなど出来ないのです。しかし、世の中には株式投資で資産を築いた人が存在するのも事実です。また、大きく利益を上げた人などはマスコミなどにも取り上げられたりします。それを見ると株式投資はリスクはあるが大きく儲かる可能性があると思う人が出てくるのです。しかし、実際は株式投資は宝くじではないので一気に儲かることなどないのです。仮に株で4%の運用できたとしても、100万円投資して1年で4万円しか利益を受け取ることしかできません。ギャンブルみたいにすぐに何倍とかになるようなものではないのです。1年で4万円だと少し残業などするば稼げる額です。それだったら100万円投資して1年間使えないよりも有意義に消費した方が良いと考える人もいると思います。

デイトレードだと1日で数%は値動きをする。

また、個別株の値動きを見ていると1日で5%程度、変動する銘柄がいっぱいあるのも事実です。それなら年間4%とみたいな小さなことを言わずに1日で5%取りに行ったら良いと考えがちです。世間で言われるデイトレードと言うやつです。これで、大きな利益を上げている人もいます。しかし、デイトレードはいわゆる投機です。投資とは違います。一部の天才的ない能力がない限り継続的に利益を上げつ続けるのは理論的に難しいです。投機というのはゼロサムゲームです。短期的に利益が上がったとしても長期的に考えると手数料と税金分だけ損をしていく計算になります。

株式投資に過度な期待をして早くお金持ちになることを目指さないことです。

理論的に考えるとデイトレードなどの投機的な投資はよっぽどのことがない限り上手く行きません。ですが、多くの人は投機的な投資に走ってしまいます。なぜかと言うと早くお金持ちになりたいからです。長期投資で30年、40年投資を続けて大きなお金にふくらませるよりも、早く利益を上げて目標を達成したいと思ってしまうのです。そうすると短期投資や投機的な投資に走ってしまいます。投資を始めたばかりの人に言いたいですが投資に過度な期待をしない方が良いです。過度の期待は自分のリスクを見誤り大きな損失につながります。

自分のリスク許容度をきっちり理解する必要がある。自分のリスク範囲は以外に小さいのが現実。

長期投資が続かないもう一つの理由に自分のリスクを見誤ることにあります。上げ相場が長く続くと現金を保有していることが損失と感じてしまいます。仮に自分の資産の内訳が株式投資1,000千万円と現金1,000千万円持っていたとします。株式相場が年間10%ペースの上げ相場が続いていると1年目、100万円、2年目には210万円と利益を得ることが出来ます。そうすると残りの1,000千万円を株式投資にまわすと利益が単純に倍になります。上げ相場は人のリスクを見誤らさせ、欲が勝ってしまい手持ち現金をどんどんと株式投資にまわしてしまいます。冷静な人は手持ち現金だけにすると思いますが、過熱をしている人は信用取引などを利用して更に利益を上げようと試みたりします。

上げ相場は永遠に続かない

しかし、株式相場は景気に影響を大きく受けます。経済成長が著しいと株価は上がりますが、景気も良い時ばかりではありません。不景気になることも大いにあります。株式相場も過熱感からバブル的な値段をつけ出すと大きく値下がりすることが多々あります。年間30%程度下げることもあるのです。その時、自分のリスクを見誤ってしまた人は恐怖のあまり狼狽売りをしてしまうのです。仮に30%下がると言っても結果として30%下がったと分かるだけで、下げている時は何%まで下がるのかなど分かりません。そして、その間に経済ニュースなどでは散々50%以上は下がるなど、見通しの暗いニュースがどんどん出てきます。それを聞くと自分の資産が半分以上なくなってしまうと思い早く売らなくてはと思ってしまい長期投資をそこでやめてしまいます。

株の長期投資では株価を意識してはダメです。ほったらかすことが大切です。

長期投資というのは長く保有することが大切なのです。途中で狼狽売りをすると税金と手数料がそこで発生してしまうし、複利効果が生かせません。なので、適切な現金を保有しておくことは重要です。例え自分の株式資産が半分になっても気にしないぐらいのリスクを意識を持つことです。

株式相場は常に一方方向だけに動くことはない

上げ相場が永遠に続かないのと一緒で下げ相場も永遠には続きません。下げ相場で狼狽売りをしてしまったら次の上げ相場で大きく利益を上げることが出来ません。基本的には下げ相場の時にも積み立て投資を止めないでコツコツと積み立て次の上げ相場に備えることが大切です。下げ相場の時こそ大きく利益を上げるチャンスなのです。