株式投資初心者がやりがちなことを私もやってきました。
私は株式投資を 始めて約12年ほど経ちます。株を始めた頃からインデックスファンドに投資していたわけではありません。その当時は無知でしたからインデックスファンドという投資商品すら知りませんでした。しかし、いろいろ勉強するうちにインデックスファンドと言うのを知りましたし、アクティブファンドで勝ち続けるのは無理だということも分かりました。
私の経験
そんな私が株式投資を行ってきて失敗したと思っていることを記載させていただきます。まだ、何も株式投資のことを知らなくて、何に投資をしたら良いかわからない人の参考になれば幸いです。
第一の失敗は個別銘柄で投資を始めた
まず、第一の失敗は個別株投資をしてしまったことです。始めて投資をするときは、誰もが思いつく投資方法だと思います。しかし、たいして知識がない一般の素人が、個別銘柄の評価をまともにできるわけがありません。多くの場合、知っている企業や馴染みのある企業に投資をするかと思います。そのような投資の方法で高いパフォーマンスが上げれるわけがありません。ましてや機関投資家と違い、個人の資金力など知れてます。個人投資家は大きな資金力で市場に挑んでいるプロと、ガチで勝負しないといけないのです。個人では勝ち目がありません。
十分な分散投資が出来ないのに個別銘柄投資をするべきでない。
私が個別株投資をして失敗したと思っている原因は、資金力だけではあります。一番大きいのは個人の資金レベルでは大した分散投資ができないからです。ましてや投資を始めて間がない頃に、自分の資産の多くを、株に投資をすることは勇気がいります。サラリーマンだったら多くても500万円ぐらいが、やっとではないでしょうか。それぐらいの金額だと大した分散投資はできません。安心出来るレベルまで分散するなら、せめて2,000万円ぐらいは欲しいところです。
日本郵船株で大きな失敗
当時の私はよく分からないので日本郵船の株を購入しました。購入した理由は、何かの投資雑誌に、海運業は景気が良くなると流通が活発になるので、株価が上昇する。と書いてあるのを鵜呑みにして大きく投資をしました。当時の日本郵船の株は1株10,000円ぐらいだったと思います。しかし、今では1株1,500円ちょっとになっています。
また、10,000円ぐらいから一気に下がってから反発もすることなく、ずっと低迷が続いています。私にとっては投資の世界から大きな洗礼を受けた感じです。
プロの投資方法を信じてアクティブファンドに投資してしまった。
次に失敗したのが、プロと言われる人を信じたことです。当時は本当に何も知らなかったので、銀行の窓口で待っていたら投資信託の広告が目に入りました。確か、新興国を対象にした投資信託だったと思います。私はその時に始めて投資信託というものを知ったのです。
恥ずかしい話ですが、プロが運用する商品が買えるのかと思いテンションが上がったのを覚えています。すぐに窓口で商品内容を聞いて300万円ほど購入しました。今はもう、正確には覚えていませんが、信託報酬が1.5%ぐらいで購入手数料が2%ぐらいだった思います。その当時はプロに運用を任せるので、それぐらいの手数料は必要だろうと思っていました。
プロの運用商品でも大したことない
しかし、しばらくして気がついたのですが、アクティブファンドの値動きが激しくて日経平均株価やダウ平均株価などが大きく下げてるときには、更に大きく大きく下げるし、上げる時は少しづつしか上がらないという商品でした。なので、その時に気がつきました、プロでも運用成績はよくないものだと。
投資について勉強して分かったこと。アクティブファンドの投資成績の平均はインデックスファンドに負けている。
それから投資について、すごく勉強しました。そして、分かったのですが、アクティブファンドの投資成績の平均はインデックスファンドに負けているという不都合な真実です。これは投資界の常識だったのです。それを知り、すぐにアクティブファンドを解約しました。
投資初心者はよくやります。
私のような投資行動は初心者の人がよくやってしまうことです。だが、これは一番やっては行けないことなのです。もし、何も知らない投資初心者の人は私の初心者のような行動は取らないことです。何も知らないのであればインデックスファンドを購入しておくことをおすすめします。インデックスファンドに投資をしながら自分の投資スタイルを築いて行けばよいのです。
投資の世界では初心者もベテランもない。
本来、投資には初心者もベテランもないです。市場の世界ではみんなが平等です。なので、間違った投資行動に出れば誰もが痛い目に会います。しかし、逆に言うと間違わなければ、市場平均のパフォーマンスを上げることが可能なのです。
投資で大切なこと
投資でいちばん大切なのは、分散投資と長期保有です。そして、それに付け加えるなら手数料については敏感になることです。なので、私の初心者時代の行動は投資において、一番やっては行けないことなのです。
天才投資家はいます。自分が天才と思うなら個別銘柄投資やアクティブファンドに投資してもよい。
ただ、人によっては個別銘柄投資やアクティブファンドで高いパフォーマンスを上げる人がいます。しかし、これは、ただ単に運が良いだけか、天才的な才能を持っているかです。運だけの人は長い投資人生においていずれ大負けして市場から退場していきます。天才的な人は高いパフォーマンスを上げ続けられますが、真似をすることは出来ないです。もし、自分が市場から選ばれた天才だと思うなら市場平均以上を目指すべきです。私のような凡人はコツコツとお金持ちを目指すのが賢明です。